「鉄くず同然なのに1億5000万円?! 」【面白レア車物語】ランボルギーニ ミウラP400S

一見したところフレームのダメージは少なく、現代の技術ならば修復はさほど難しくはないだろう。

メタリックブルーも工場出荷時のもの。ボディカラーをはじめ、各部が出荷時のオリジナルというのは価値が高い。

ボディの傷みは見るも無残なもの。とはいえ、ランボルギーニの代表的モチーフ、ハニカムグリルも健在。

インテリアも長年放置されたままの誇りまみれながら、シートファブリックやステアリングなど大部分が出荷当時のオリジナル。

埃で判別しにくいものの、シートはブルーのレザーレットとファブリックのコンビ。RMによれば、掃除だけで復活しそうとのこと。

4リッターのV12エンジンが残っているのも値打ちの出る理由。むろん、出荷時のパーツナンバーも一致している。

スカットル付近に転がっている錆びたシャフトは、フロントフード関連のパーツか。フードが見つかることを願うばかりだ。

ランボルギーニ純正のホイールはマグネシウム製というのが定説。事故を起こしたわりに、コンディションは悪くなさそうだ。

同じく1969年製の健全なミウラP400S。リフトアップライト周辺にまつ毛と呼ばれるフィンがP400と区別するポイント。