
自動車事故対策機構(NASVA)は、2024年度に行った自動車アセスメント(自動車安全性能2024)において、トヨタ・クラウン(セダン)が「自動車安全性能2024 ファイブスター大賞」を獲得したことを発表した。
●文:月刊自家用車編集部
「ファイブスター賞」を受賞した4車種のうち、最高の総合得点を獲得
国土交通省と独立行政法人「自動車事故対策機構(NASVA:ナスバ)」が実施しているJNCAP(自動車アセスメント)は、さまざまな安全テストを行いその結果を公表することで、安全な自動車選びの指針を示している自動車の安全性能評価プロジェクト。その中で「ファイブスター賞」は、特に優れた安全性能が認められた自動車に与えられるものになる。
今回、トヨタ・クラウンセダンは、2024年度JNCAP総合評価において最高評価にあたる「ファイブスター賞」を受賞した4車種のうち、最高の総合得点(184.30点/193.8点満点)を獲得したことにより、最も安全性能が高いクルマに贈られる「ファイブスター大賞」を獲得した。
トヨタ・クラウンセダンの評価結果(自動車安全性能2024)。
具体的には、JNCAPの「ファイブスター賞」は、予防安全性能と衝突安全性能が共に最高ランクであり、かつ事故自動緊急通報装置を搭載していることが受賞の条件とされているが、クラウンセダンは予防安全性能評価でAランク・97%(83.78点/85.8点満点)、衝突安全性能評価でもAランク・92%(92.52点/100点満点)を達成。さらに、事故発生時の迅速な通報と乗員保護に貢献する先進型の事故自動緊急通報装置も搭載し、100%(8点/8点満点)の評価を得ている。
なお、2023年度にはクラウンシリーズ他3モデルも「ファイブスター賞」を獲得しており、クラウンシリーズ全体が国産車の中でトップクラスの安全性能を備えていることが証明された格好だ。
ファイブスター賞を獲得した残りの3モデルの評価結果(自動車安全性能2024)。
自動車安全性能2024 評価結果項目の一覧。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(トヨタ)
AMGラインパッケージ&ナイトパッケージが標準装備 今回導入される2つのモデルは、Aクラスセダンの集大成を飾る最終モデルという位置づけ。 両モデルとも、従来は有償オプションだった「AMGラインパッケー[…]
大人3人+子ども3人が就寝可能な“住める空間” 最大の魅力は、その就寝スペースだ。ベッド展開をフルに活用すれば、大人3名と子ども3名が同時に就寝できる。チャイルドベッドは120×160cm、メインベッ[…]
ボディサイズは現行型とほぼ同等。シリーズ初のGRスポーツを投入 まず、各スタイルの個性の違いを明確に打ち出しているのがフロントマスクのデザインだ。3つのスタイルとも、細くシャープなヘッドランプを採用し[…]
国産車黎明期は、「赤」と「白」はパトカーなどの専用色だった ボディカラーにこだわってクルマを選ぶ人は、珍しくないでしょう。とくに女性には、購入の動機に色が気に入ったからと答えるユーザーは多く、それに応[…]
一部改良をきっかけに、受注を再開 今回実施される一部改良では、ラインナップから内燃機モデルを廃止して、HEVモデルのみに変更。新グレードとして「GR SPORT」が追加設定される。人気SUVゆえに受注[…]
最新の関連記事(ニュース)
スズキの世界戦略車として、日本を含む70以上の国と地域に輸出 スズキ・フロンクスは、「扱いやすいクーペスタイルSUV」をコンセプトに、力強く洗練されたデザイン、快適な室内、スポーティーな走行性能、最新[…]
ソフトウェアというとマルチメディアやエンタメを想像するが、Arene(アリーン)が目指すのは 交通事故ゼロ社会実現 筆者がArene(アリーン)という呼び名を初めて聞いたのは遡ること約2年前の2023[…]
外装色と内装色の組み合わせは2タイプを用意 今回導入される「E200 Edition Exclusive (ISG)」は、よりクラシックでエレガントな内外装と、充実した装備機能をプラスした特別仕様車。[…]
電動化に加え、装備機能も最新システムを搭載 これまで5世代40年以上にわたり日産を代表するコンパクトカーとして親しまれてきたマイクラ(マーチ)。今回発表された新型マイクラは、バッテリーEV専用モデルと[…]
人気記事ランキング(全体)
ベース車両は日産のNV200バネット 日産「NV200バネット」は、2009年に登場した小型商用バン。全長4400mm、全幅1695mmという取り回しのしやすいサイズ感で、都市部でも扱いやすいことが大[…]
洗車は、ここで差がつく! 細部の仕上げを解説 クルマのボディは複数のパネルで構成されており、様々なパーツが組み付けられている。それらの各接続面には狭い隙間があり、たとえばルーフから流れ落ちてきた汚れ混[…]
ベース車両はダイハツのハイゼットカーゴ ハイゼットカーゴキャンパーの魅力は、軽自動車ならではの取り回しの良さと維持費の安さにある。コンパクトな車体は狭い路地や駐車場でも扱いやすく、女性ドライバーやシニ[…]
ソニーの最新技術を採用、夜間も強いニューモデル コムテックは、様々なタイプのドライブレコーダーをリリースしており、ハイエンドから普及機、ユニークなモデルなど、多様なユーザーの要望に対応する。また、ドラ[…]
ネジがナメてしまうトラブルを未然に防止するドライバー ネジを外そうと力を込めてドライバーを回すと、ビス山(ネジの十字の部分)から工具の先端部分が外れ、ビス山が潰れてしまう「ネジがナメた」と呼ばれる現象[…]
最新の投稿記事(全体)
働く現場を熟知した、実用性とタフネス設計 ハイゼット(アトレー)の設計思想の根幹には、「いかに効率よく、そして確実に荷物を運び、仕事をこなせるか」という、働くクルマとしての明確な目的意識がある。それを[…]
AMGラインパッケージ&ナイトパッケージが標準装備 今回導入される2つのモデルは、Aクラスセダンの集大成を飾る最終モデルという位置づけ。 両モデルとも、従来は有償オプションだった「AMGラインパッケー[…]
先進安全装備に加えエクステリア/インテリアにも専用装備を設定 新搭載される「Honda SENSING 360+」と名付けられた運転支援システムは、従来の「Honda SENSING 360」に対し、[…]
スーパーセダンの最右翼、BMW M5とは? BMW M5セダンは、BMWのMシリーズにおける象徴的な高性能セダンで、1980年代から現在に至るまで、スポーツセダンの中でも際立った存在として認知されてい[…]
大人3人+子ども3人が就寝可能な“住める空間” 最大の魅力は、その就寝スペースだ。ベッド展開をフルに活用すれば、大人3名と子ども3名が同時に就寝できる。チャイルドベッドは120×160cm、メインベッ[…]
- 1
- 2