
新車時は黒くツヤ感があった樹脂パーツも、年月を経ると白っぽく劣化してくる。そのまま放置していると、愛車が古ぼけた印象に…。洗車するだけでは解消しないこの問題、実はカンタンに解決することが可能だ。その方法を紹介しよう。
●写真/文:オートメカニック編集部
樹脂パーツの劣化で愛車が古ぼけた印象に…。でもあきらめないで!
いつも目にしている愛車が、なんとなく古ぼけた感じに…。それ、樹脂パーツの劣化が原因かもしれない。最近の車種は、フェンダーやバンパー、ドア周辺、グリルなど、様々な部分に黒い樹脂パーツを使用している。
黒い樹脂パーツのおかげで、車全体が引き締まった印象となるのだが、経年劣化で白化してしまうと、逆に古い車のように見えてしまう。いちど白化してしまうと、単なる洗車では解消できない。
【Before】
未塗装の黒色樹脂は、ワックスカスや紫外線の影響で、年数が経過すると白く曇った状態になることがある。
では、白化した樹脂パーツはあきらめるしかないのか? いや、実はカンタンに、新車時並の黒いツヤを復活させることができる。その方法を解説していこう。
未塗装樹脂パーツ専用のクリーナー&コート剤で一発解消!
結論から言うと、白化した無塗装の黒色樹脂に再び黒ぐろとしたツヤを復活させたい場合は、専用のクリーナー&コート剤を使用するのがオススメだ。ケミカルメーカー各社から、専用のコート剤がリリースされているが、今回は、ソフト99のブラックパーツワンという商品を使用する。
ブラックパーツワン[ソフト99]
ブラックパーツワンは、パンパーの一部やワイパー周辺、ドアミラーの一部など、未塗装の樹脂パーツ専用のクリーナー&コート剤だ。用途に応じて2液が同梱されている。クリーナーが40ml、コート剤が8mlという内容だ。
では、早速このブラックパーツワンを使用して、無塗装樹脂パーツに新車時のツヤを復活させていこう。
まずは、リキッドバインダー(クリーナー)で樹脂パーツを拭き上げる
最初の工程は、リキッドバインダーと呼ばれるクリーナーで、樹脂パーツの施工面をムラなく拭き上げていく。製品に、専用のシートが同梱されているので、適量をつけて施工。
リキッドバインダー(クリーナー)で、施工面を拭き上げる。ムラにならいようにするのが、キレイに仕上げるためのコツ。
専用スポンジを使用してコート剤を塗布
リキッドバインダー(クリーナー)でムラなく拭き上げられたら、次は、コート剤を塗布する工程。ブラックパーツワンには、コート剤を塗る場合に使用するための専用スポンジが同梱されているので、スポンジの黒い面にハードクリアコートを染み込ませて、樹脂パーツ表面に均一に塗り拡げていく。
コート剤は厚塗りするのではなく、薄く、ムラなく塗り拡げていくのが、キレイに仕上げるコツだ。そして、仕上がったのが、下の写真だ。記事上部のビフォアと見比べてもらえると、違いは一目瞭然だろう。
ブラックパーツワンを施工する前(左)と、施工後(右)の比較。
カンタンな作業で樹脂パーツ本来の黒いツヤが復活してくれた。低コストで効果てきめんなので、他の樹脂パーツもどんどんと施工したくなってくる。ツヤが復活するだけでも、愛車の印象は随分と変わることが実感できる。
愛車をチェックしてみると、意外と各所に無塗装樹脂パーツが使用されているのがわかるはず。最近、白化が気になるという方は、是非とも試してみてほしい。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(大人気商品)
侮るなかれ、さまざまな効果が得られる空力パーツ 先日、知り合いからユニークなカーグッズを紹介された。細長いプラスチックパーツが12個並べられているパッケージ。一見すると、どんな用途でどのように使用する[…]
夏の猛暑も怖くない、ロール式サンシェードが作る快適空間 夏のドライブで誰もが感じる悩みは、車内の暑さだ。炎天下に駐車すれば、シートやダッシュボード、ハンドルが触れないほど熱くなる。さらに紫外線による内[…]
座るだけでクールダウン 夏のドライブが快適になる最新カーシート 夏の車内は、ただでさえ暑い。長時間の運転や渋滞に巻き込まれたとき、背中やお尻の蒸れが不快感を倍増させる。そんな夏の悩みを一気に解消するの[…]
引っ張るだけでOK、瞬時にセット完了 ロール式サンシェードの最大の魅力は、その操作の簡単さにある。取り付けは非常にシンプルで、工具も必要なくサンバイザーに専用パーツを固定するだけ。その状態でロール部分[…]
奥まで届く薄型設計で内窓掃除が快適に 近年の車はフロントガラスの傾斜が鋭角になり、従来の内窓ワイパーでは掃除しづらいケースが増えている。特にプリウスなど一部車種ではダッシュボード付近に大きなモニターや[…]
人気記事ランキング(全体)
ポップアップで広がる空の部屋。家族旅を快適にするミニバンキャンパー「セレナ P-SV」 ミニバンの実用性とキャンピングカーの機能性。その両方をバランスよく融合させたのが、日産ピーズクラフトが手がける「[…]
侮るなかれ、さまざまな効果が得られる空力パーツ 先日、知り合いからユニークなカーグッズを紹介された。細長いプラスチックパーツが12個並べられているパッケージ。一見すると、どんな用途でどのように使用する[…]
トラブル時にも対応可能。万が一に備えて安心ドライブ 車に乗っていると、どうしても避けられれないトラブルに遭遇することがある。どれだけ用心していても、不可抗力で発生することもある。例えば、釘やネジを踏ん[…]
コンパクトボディに快適空間を凝縮。夫婦旅に最適な「北斗 対座モデル」 キャンピングカー選びにおいて重要なのは、自分たちのライフスタイルに合った1台を見つけること。家族4人でワイワイ出かけたい人もいれば[…]
夏のドライブを快適にする、N-BOX専用サンシェード付きルーフコンソール 「サンシェード内蔵大型ルーフコンソール」は、フロントシート上部のルーフに設置することで、収納スペースとサンシェード機能を追加で[…]
最新の投稿記事(全体)
1:ニッサン プリメーラ[P10] デビュー:1990年2月 “プリメーラ”といえばこのモデルを思い浮かべる人の多いのではないだろうか。かつて「技術の日産」と謳われた同社が、1990年代のうちに運動性[…]
初代パンダをオマージュした新型グランドパンダが、栄誉あるデザイン賞を獲得 フィアット・グランデパンダは、フィアットが長年にわたりリードしてきたBセグメント市場への力強い再参入を象徴する新世代モデル。 […]
老舗ビルダーのハンドクラフト技術が注がれた「旅を芸術に変える」キャンピングカー 「Pablo」は、ピカソの自由な発想と加藤モーターのハンドクラフト技術を融合させ、「走るキャンバス」として車体全体をデザ[…]
ドレスアップ&実用性に優れる「らしい」アイテムをセットで提供 キャラバン用として導入される「SOTOASOBIパッケージ」は、アウトドアシーンで映えるデザインと機能性を両立させているアクセサリーパッケ[…]
3列シート7人乗りを実現したミッドサイズSUV インドネシアのミツビシ・モーターズ・クラマ・ユダ・インドネシアで生産される新型デスティネーターは、「The Confidence Booster for[…]