
トヨタは、アクアを一部改良し、2025年9月1日に発売した。改良モデルの価格は243万2100〜302万2800円。
●まとめ:月刊自家用車編集部
装備水準の引き上げで、プレミアムキャラを強化
今回のアクアの一部改良では、内外装デザインの刷新に加え、先進の安全装備やマルチメディア機能、基本性能を大幅に向上させることで、先進感や上質なイメージをさらに高めている。前モデルと比べると、プレミアムキャラが明らかに強まっている。
| ●アクア グレードバリエーション&価格【2025年9月モデル】 | ||
| パワートレーン | グレード | 価格【2WD/4WD】 |
| 1490cc直3DOHC 91PS/12.2kgm + フロントモーター 59kW/141Nm | U | 243万2100円/ー |
| X | 248万6000円/ー | |
| G | 265万4300円/ー | |
| Z | 282万4800円/ー | |
| 1490cc直3DOHC 91PS/12.2kgm + フロントモーター 59kW/141Nm リヤモーター 4.7kW/52Nm | U | ー/263万100円 |
| X | ー/268万4000円 | |
| G | ー/285万2300円 | |
| Z | ー/302万2800円 | |
フロントマスクを「ハンマーヘッド」にすることでイメージチェンジ
Z(2WD)
外装まわりは、全グレードに「ハンマーヘッド」をモチーフとしたシャープなフロントデザインを採用し、スタイリングデザインを一新。Bi-BeamLEDヘッドランプ+LEDターンランプ+LEDクリアランスランプ(デイライト機能付)が採用されるほか、リヤもピアノブラック塗装のバックドアガーニッシュが全グレードに追加されることで、リヤビューのイメージを強化。また、Zグレードには、左右のヘッドランプを繋ぐセンターランプ・LEDアクセサリーランプが組み合わされることで、上質感が高められている。
ボディカラーには、新色の「マッドバス」と「グレイッシュブルー」を追加し、カラーバリエーションの拡充が図られた。
センターランプ(LEDクリアランスランプ+LEDデイライト)&LEDアクセサリーランプ(LEDクリアランスランプ&LEDアクセサリーランプ点灯状態)
バックドアガーニッシュ
Zグレードには16インチアルミホイール(ダーククリア切削光輝+ブラック塗装/センターオーナメント/ブラック塗装ホイールナット付)がメーカーOPで用意される。
メインメーターは7インチの大型マルチインフォメーションディスプレイへ
内装まわりは、ステアリング奥のメインメーター部を7インチの大型マルチインフォメーションディスプレイとしたほか、センタークラスター下部にHDMI入力端子を設けるなど、利便性を向上。さらに、G、X、Uグレードのディスプレイオーディオのモニターサイズを8インチに拡大し、最新のコネクティッドナビにも対応させている。
マルチインフォメーションディスプレイ(7.0インチカラーTFT液晶)+デジタルメーター(メーター照度コントロール機能付)
HDMI端子
常時操舵支援を行うプロアクティブドライビングアシストを追加
安全装備も予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」の機能を大幅に強化。具体的には車線内走行時に常時操舵支援を行うプロアクティブドライビングアシスト機能(PDA)が追加されたほか、プリクラッシュセーフティーの障害物検知にバイクを追加し、さらに出会い頭の衝突回避機能も追加されている。
プロアクティブドライビングアシスト : 車線内走行時常時操舵支援(作動イメージ)
レーダークルーズコントロールは、先行車との車間距離設定が4段階に設定可能になり、より細やかな追従走行が可能。ほかにもロードサインアシスト(道路標識の転回禁止、信号機の読み取り機能を追加)や発進遅れ告知機能(交差点で信号が赤から青に変わった時の告知機能を追加)の機能向上も実施されている。
停止直後の車両の揺れ動きを抑え、乗員の姿勢変化を低減するよう補助するスムーズストップ機能も追加。
駐車支援「アドバンストパーク」の機能も拡充
駐車支援システム「アドバンストパーク」には、並列前向き駐車・後向き出庫、並列前向き出庫が追加され、利便性を強化。
電動パーキングブレーキとブレーキホールド機能が全車に標準装備され、渋滞時や信号待ちでのドライバーの負担を軽減。また、Power OFF時のドライブモード設定を維持する機能も追加され、毎回設定し直す手間が省けるようになっている。
アドバンスト パーク : 並列前向き駐車(作動イメージ)
「KINTO Unlimited」専用「Uグレード」を新設
また、トヨタ独自のサブスクリプションサービス「KINTO Unlimited」専用の新しいグレード「Uグレード」が新設されている。
U(2WD・オプション装着車)
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(トヨタ)
トヨタセーフティセンスの機能強化を実施 今回実施された一部改良では、最新の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を強化。先進機能付与による検知対象の拡大や、交差点での支援強化、運転状況に応じたリ[…]
電子ミラーの限界を、物理ミラーが補ってくれる 近年、採用する車種も増加傾向にあり、市場の大きく成長しているデジタルルームミラー。日本だけでなく、海外でもルームミラーのデジタル化は進んでいるようだ。 デ[…]
キープコンセプトが、クラウンの宿命だった時代 エクステリアを一見しただけでは6代目と区別が難しい7代目クラウン(MS125系)。数少ない特徴を挙げるならば、きらめくパネルを透明な樹脂で覆ったクリスタル[…]
プロアクティブドライビングアシスト(PDA)にも対応 今回の改良では、商用車としての基本性能を向上させるとともに、安全安心の先進装備の充実が図られた。 具体的には、予防安全パッケージ「トヨタセーフティ[…]
トヨタBJ型(1951年) ランドクルーザー「BJ」(1954年) 始祖にあたるのはジープ由来の軍用トラックだった? 「ランドクルーザー」の源流を辿っていくと、他の国産自動車メーカーと同様に「(バンタ[…]
最新の関連記事(ニュース)
最終選考は、各選考委員が評価し採点する「101方式」に変更 「日本カー・オブ・ザ・イヤー」は、日本のモータリゼーションの発展と、コンシューマーへの最新モデルおよび最新技術の周知を目的として1980年に[…]
ホンダカスタムを牽引する2強が、ブランドの垣根を超えて協力 2025年11月30日(日)、日本のモータースポーツの聖地の一つ、モビリティリゾートもてぎの南コースにて、ホンダ車の純正カスタマイズを担う二[…]
運転する愉しさをさらに追求したアップデートを実施 今回の改良では、ドライビングの愉しさをさらに深化させるとともに、先進機能と日常の使い勝手を強化。 運転の楽しさを追求したアップデートとして、8速デュア[…]
日本向け生産予定台数に達した場合は、その時点で受注終了alpine 日本におけるアルピーヌモデルの受注は、2026年3月31日(火)で終了し、レギュラーモデルのA110 GTSとA110 R 70の受[…]
手薄な「3列7名乗り」を埋めてくれそうな、注目のSUV デスティネーターの最大の特徴は、「The Confidence Booster for Energetic Families(いきいきとした家族[…]
人気記事ランキング(全体)
冬のエアコンは“いきなり全開”が一番ムダになる理由 冬の朝は車内が冷え切り、シートもハンドルも硬く感じる。そんな状況で暖房を思い切り上げてしまうドライバーは少なくない。しかし、暖房はエンジンの排熱を利[…]
予想外のトラブルに備える、小さな“安心材料” クルマに乗っていると、どれだけ用心していても避けられない出来事がある。釘を踏み抜くパンクや、走行中の異物接触、さらには路肩での急な停車など、経験した人なら[…]
一見、何に使うかわからないが、活用の幅は広いアイテム 今回紹介するのは、様々なカー用品を多数リリースするカーメイトのグッズだ。商品の写真や装着した写真だけを見ても、どうやって使用するのかわかりにくいか[…]
電子ミラーの限界を、物理ミラーが補ってくれる 近年、採用する車種も増加傾向にあり、市場の大きく成長しているデジタルルームミラー。日本だけでなく、海外でもルームミラーのデジタル化は進んでいるようだ。 デ[…]
基本を誤るとナットは固着地獄へ向かう ボルトやナットの脱着は整備における基礎そのものだが、作業が単純であるがゆえに油断が生まれやすい。力を入れた瞬間にナットの角が潰れたり、スパナが滑って指を打ったり、[…]
最新の投稿記事(全体)
佳き時代の面影を残す、ルーフラゲッジとスペアタイヤホルダーを特別装備 Gクラスはクロスカントリービークルとして誕生以来、基本的なスタイリングと堅牢なボディを保ちながら進化を続けており、2024年発表の[…]
最終選考は、各選考委員が評価し採点する「101方式」に変更 「日本カー・オブ・ザ・イヤー」は、日本のモータリゼーションの発展と、コンシューマーへの最新モデルおよび最新技術の周知を目的として1980年に[…]
「堂々・威厳」をデザインコンセプトに開発 このCR-V用純正アクセサリーは「堂々・威厳」をデザインコンセプトに開発。スポーティーで洗練された印象の「アーバンプレミアム」と、さらなる風格とタフな存在感を[…]
内装イルミで夜間の快適性を大幅に向上 今回の一部改良では、より上質な室内空間を目指して室内の造形や素材の美しさを際立たせる64色のイルミネーションを新規採用したインテリアイルミパッケージを導入。 さら[…]
究極のオールラウンダーとして開発された最上級SUV 6代目となる新型CR-Vのグランドコンセプトは「感動CR-V」。「SUVだから」という妥協を一切排除し、相反する価値である快適性・走行性・ユーティリ[…]
- 1
- 2


































