![「えっ…そこがスライドするの?」収納力がヤバい! アイデア満載のプロの釣り師のカスタムカーを紹介![三菱自動車 デリカD:5]](https://jikayosha.jp/main/wp-content/uploads/2025/10/d4b002588b7f51aae693f2ec8a13c981.jpg)
去る2025年9月21日に開催された、デリカファンミーティングin関西「デリカビレッジ2025」。同イベントには、三菱デリカを愛するユーザーが集うのだが、その中で、ひときわ注目度の高い車両が展示されていたので紹介しよう。
●写真/文:月刊自家用車編集部
プロフェッショナルアングラー三宅さんの、釣り仕様カスタムデリカD:5
今回取材した「デリカビレッジ2025」というイベントは、デリカファンミーティングin関西と題し、兵庫県・三木市のかじやの里メッセみき(道の駅みき隣接)にて9月21日に開催された。単一車種のイベントながら、大勢のデリカファンが集まり、展示ブースやトークショーなどを楽しんでいた。
その中で目を引いたのが、プロのアングラー(ルアー釣り師)として、琵琶湖を中心に活躍する三宅貴浩さんの、釣り仕様カスタムデリカD:5だった。この車両は、兵庫県でハイラックスサーフのカスタムを得意とするWeedが手掛けたモデルで、同社は三宅さんの活動を車両面でサポートしている。
プロアングラーの三宅貴浩さんと、釣り仕様のデリカ:D5
迫力のある外観で自己主張。ルーフにはポップアップ式のテントまで装備
イベント会場に展示されていた、プロアングラー三宅さんの、釣り仕様デリカD:5は、迫力のある外観でひときわ目を引く存在だった。特に、オリジナリティのあるカラーリングで、他とは違う雰囲気を醸し出す。
三宅「このカラーは、Weedさんのオリジナルのペイントで、アウトドア感が出て私も気に入っています。あと、ホイールハウス周辺もマットなブラックの仕様になっていて、引き締まった印象になりますよね」
確かに、通常のデリカD:5とは違って、足回りがグッとアウトドア感が増して、引き締まった印象を受ける。これも、Weedのカスタムメニューの1つとのこと。
一方、迫力のあるフロントグリル周辺をよく見ると、なんと、D:5も大きな文字が。これも、Weedのオプションパーツで、フロント周りをオリジナリティあふれるデザインに仕上げるパーツも充実している。
Weedのオプションパーツを装着したデリカD:5。
ルーフにはポップアップテントを装備。大人2名が横になれるスペースを確保
また、ルーフに目を向けると、何やら大きな物体が…。これは一体?
三宅「これも、Weedさんで販売、取り付けできるNOMAD CAMPERのルーフトップテントです。人気の装備の1つですね」
三菱自動車のデリカD:5のに搭載された、NOMAD CAMPERのルーフトップテント。
わずか数分で組み立てが完了するポップアップタイプのルーフトップテント。大人2人が楽々横になれるほどのスペースが確保できるそう。
ところで、三宅さんのデリカD:5だが、1つ、不思議な点が…。左右で装着されているホイールが異なっているのだが、これは、何か理由があるのだろうか?
三宅「ああ、コレですか? こういった展示の際に、お客さんにホイールの装着イメージを見てもらうために、異なるものを装着しているというだけで、機能面などの理由はありません(笑)」
多数ある釣り道具を、効率よく収納するための工夫が重要
三宅さんは、プロのバスアングラーとして活躍しており、琵琶湖ではお客さんをボートに乗せて、ガイド業もおこなっている。大手釣り具メーカーのDAIWAのサポートを受けるほどの腕を持つ。バス釣りに限ったことではないが、釣りという趣味は何かと道具が増えて、車内スペースが釣り具で占有されてしまいがち。だからこそ、釣り具を効率良く収納するための工夫が重要となる。
釣り具でギッシリの三宅さんのデリカD:5。
バスフィッシングでは、使用するルアーなどによって使用する竿がことなり、どうしても数が増えてしまいがちだ。そんな釣り竿を効率良く収納できるのがロッドホルダーだ。
複数のロッド(釣り竿)をすぐに使用できる状態のまま、車内の天井に設置したロッドホルダーに収納できるのは、釣りをする上でも非常に効率が良い。三宅さんのデリカD:5にももちろん、このロッドホルダーが装着されており、多数のロッドが収納されていた。
人気の装備「スライドラゲッジ+ベッドキット」
また、ラゲッジスペースを効率良く活用するために、スライドラゲッジ+ベッドキットが装着されており、上部はベッド(使用しない場合は荷物が置ける)、下部はスライド式のラゲッジとなっている。この装備を初めて見る人なら「えっ…そこがスライドするんだ? メッチャ便利!」なること間違いなしだ。
三宅さんが使用する、三菱自動車のデリカD:5Weedカスタムのラゲッジスペース。釣り具が満載だ。
三宅「スライド式のラゲッジはめちゃくちゃ便利です。作業台にもなるので、ここで釣り具を準備できますし、奥の荷物も取り出しやすい。オススメの装備の1つですね」
釣りだけでなく、アウトドアやキャンプなどでも活用できるこのスライド式のラゲッジは、人気の装備の1つ。折りたたみのチェアを使用すれば、簡易のテーブルとしても活用できるだろう。
居心地の良い車内空間を演出する多数の装備
収納に関する装備以外にも、三宅さんのデリカD:5には多数のWeedオリジナルの装備が装着されていた。例えばシートは、一見純正にも見えるが、レザー調のシートカバーが装着されていた。釣りの場合、雨に振られたりウェアが汚れたりすることが多いので、シートカバーがあると安心だ。
また、センターパネルやドアパネルなども、Weedのオプションパーツが装着されており、純正にはない引き締まった印象を演出していた。長時間運転することも多い釣りというアクティビティにおいて、過ごしやすい車内空間は重要なポイントとなるはずだ。
リアのハッチには、ハンガーなどが引っ掛けられるフックが装備されていた。レインウェアやウェーダーなどを、着替えの際に掛けておくことが可能だ。夜間などは、LEDランタンを吊るしても便利だろう。こういったちょっとした工夫が、快適性を格段に向上させてくれる。
以上、プロアングラーが実際に使用する、三菱自動車のデリカD:5のWeedカスタム車両をざっと紹介してきたのだが、いかがだっただろうか? 釣りだけでなく、様々なアウトドアアクティビティにも活用できそうな工夫が多数あったのではないだろうか? 気になった方は、下記リンクより、Weedのウェブサイトで詳細をチェックして欲しい。
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