
トヨタがJapan Mobility Show 2025 特設サイトを公開し、オウンドメディア「トヨタイムズ」を通じて、かねてから予告していた新プロジェクトに関するライブストリーム配信を実施した。配信では、トヨタ、ダイハツ、レクサス、センチュリー、GRの主要ブランドにおける未来の方向性とそれ象徴するコンセプトモデル、最新CMなどが披露された。
●文:月刊自家用車編集部
グループ全体の未来の方向性を明示、その象徴となるコンセプトモデルを披露
「5ブランドプロジェクト発表」と題された配信では、トヨタ自動車のグループ全体のブランド再構築と、将来的な市場ポジショニングを説明。「TO YOU TOYOTA」と銘打たれた最新CMを初公開され、そのCM内で複数のコンセプトモデルの存在が明らかになった。各ブランドの役割と方向性を明確に示すことで、未来のモビリティ社会への対応を目指す大規模な戦略転換を提示した格好だ。
コンセプトモデルは、カローラの次世代コンセプトとみられるEVや、ローカルデリバリーで活躍が見込めそうなミゼットXコンセプト、LSの名を冠したミニバンモデル、そして真紅のボディが与えられたセンチュリークーペなど。
これらの車両の詳細は、現時点では明らかにされていないが、配信では豊田会長やサイモン・ハンフリーズ執行役員(Brand Creation Office担当)を含む出演陣が、個々のブランドやコンセプトモデルの内容を解説している。
なお、これらのモデルは、10月30日に開幕するジャパンモビリティショー2025において、世界初公開されることが濃厚だ。
センチュリーブランドは、従来のイメージを覆し、多様なニーズに応える「最高級独立ブランド」へ。その進化を示すモデルとして、SUVクーペのコンセプトモデルを披露した。
フロントドアがスライド式と推測できる
精緻なフロントグリルに輝く鳳凰のマーク
流麗な2ドアスタイル。リヤタイヤの位置からして後輪駆動と思われるが……。
リヤランプも特徴的だ。和を感じさせるデザインは変わり格子のイメージなのだろうか。
ダイハツは、地域密着型の輸送やエントリーレベルのモデルを担うブランドへ。DAIHATSU(ミゼットX)は、その方向性を体現する存在となる。歴代ミゼットを感じさせるユニークなデザインだ。
「LS」を示唆しながら登場したレクサスの次世代ミニバンコンセプト。驚きの6ホイール仕様になっている。
トヨタ自動車Japan Mobility Show 2025 特設サイト
https://global.toyota/info/jms2025/jp/
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