
TOYOTA GAZOO Racing(以下、TGR)が、GRブランドの新映像『WILD ROAD』を公開する。1月3日放送の日本テレビ「箱根駅伝」中のTVCMを皮切りに全国で順次オンエアされ、TGR公式YouTubeでは1月1日0時から先行公開。モータースポーツを起点としてきたGRの思想と、その継承を鮮明に打ち出す内容となっている。
●文:月刊自家用車編集部
Team GAZOOから始まった「もっといいクルマづくり」
GRのルーツは2007年、当時マスタードライバーを務めていた成瀬 弘氏と、副社長であった豊田 章男氏(現・代表取締役会長)が立ち上げた「Team GAZOO」にまで遡る。モータースポーツを通じて人とクルマを鍛えるという思想のもと、世界一過酷とも言われるニュルブルクリンク24時間レースに挑戦し、完走を果たした。
ダカールラリーに参戦する「DKR GR Hilux」(2026年シーズン参戦予定車両)。
その後、2015年にTOYOTA GAZOO Racingが発足。FIA世界ラリー選手権(WRC)、FIA世界耐久選手権(WEC)、ダカールラリーなど、さまざまなモータースポーツに参戦しながら、そこで得た知見やドライバーからのフィードバックを市販車へと反映してきた。「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」は、現在のGRブランドを貫く中核的な思想となっている。
「道がクルマを鍛える」マスタードライバーの思想を映像化
今回公開される『WILD ROAD』では、GRブランドの根幹であるこの思想を、さらに加速・継承していくという、マスタードライバー「モリゾウ」としての豊田章男氏の強い想いが描かれる。あわせて、ニュルブルクリンクで培われた「道がクルマを鍛える」という考え方を、映像表現として具現化することにも挑戦している。
WRCに参戦した「GR YARIS Rally1」(2025年シーズン参戦車両)。
映像には、WRC参戦車両の「GR YARIS Rally1」、WECを戦う「GR010 HYBRID」、ダカールラリーに挑む「DKR GR Hilux」、FIA GT3規格に準拠した新型レーシングカー「GR GT3」、そして12月5日にお披露目されたばかりのGRの新フラッグシップモデルと位置付けられる「GR GT」が登場。高速域で走るレーシングカーに並走し、極限まで接近した状態で撮影することで、リアルスピードならではの迫力と臨場感を体感的に伝える映像に仕上げられている。
トップドライバーが挑んだリアルな走り
撮影では各カテゴリーを代表するプロドライバーがステアリングを握った。「GR YARIS Rally1」は勝田 貴元選手、「GR010 HYBRID」は小林 可夢偉選手、「DKR GR Hilux」は三浦 昂選手が担当。また、プロドライバー兼開発ドライバーとして撮影に参加し、「GR GT3」を片岡 龍也選手が、「GR GT」を石浦宏明選手がドライビングしている。
WECに参戦した「GR010 HYBRID」(2025年シーズン参戦車両)。
さらに、ドライバーたちが挑んだ撮影の裏側に迫る『WILD ROAD – BEHIND THE SCENES -』も、TGR公式YouTubeチャンネルにて公開予定。GRが掲げる思想と、その実践のリアルを、別の角度から伝える映像となっている。
FIA GT3規格に沿った新しいレーシングカー「GR GT3」(プロトタイプ)、と、GRの新フラッグシップモデルである「GR GT」(プロトタイプ)も登場する。
各種映像およびWEBサイトは以下のURLにて1月1日(木)0:00より公開予定となっている。
TVCM『WILD ROAD』
URL:https://www.youtube.com/@TOYOTAGAZOORacingJPchannel
TVCM撮影の裏側に迫る『WILD ROAD – BEHIND THE SCENES -』
URL:https://www.youtube.com/@TOYOTAGAZOORacingJPchannel
TGRのブランドストーリー
URL:https://toyotagazooracing.com/jp/
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