
釣りで訪れたのどかな漁村の細い路地やキャンプ場へ向かう山道など、狭い道でもスイスイ走れる軽キャンパーの機動性は魅力。ただ車体が小さいため、どうしても荷物の積載量は制限されてしまう。趣味の装備を思いきり積み込める軽キャンパーはないかなぁ…とお探しの方におすすめの軽キャンパーを紹介しよう。
●文:月刊自家用車編集部
3つのルーフシェルフで居室スペースを損なわずに収納力アップ!
軽バンがベース車の軽キャンパーは就寝定員2名というのが一般的。手軽に車中泊が楽しめるキャンピングカーとして人気だが、釣りなど趣味をともなう車中泊や車中泊キャンプで荷物が多いと収納スペースが足りない、といった不満も生まれてくる。
この問題を解消するために開発されたのが、スマイルファクトリーのオフタイムトラベラー2だ。“やりたいこと、思いきり詰め込もう”をキャッチフレーズに大容量の収納スペースと充実の装備で、最高の休日がすごせる1台に仕上げられている。
ベース車はスズキ•エブリイ。グレードや2WDと4WDのセレクトも可能だ。
まずは車内の収納スペースからチェック。最後部には吊り棚が渡され、左右には大型の吊り戸棚と天井に3つのシェルフを装備。下には同じく左右にブックラックが設けられ、居住•就寝スペースを削らずに大収納を実現している。
収納家具などインテリアのカラーは5色から選べ、自分好みの空間が作れるのも魅力だ。
ルーフ後方部に3つのシェルフを装備。趣味の道具をしまったり、車中泊スタイルに応じて便利に活用できる。
照明つきの吊り戸棚は奥行きがあり、寝具や着替えなどかさばるものの収納にも最適。また4名乗車でも2列目シート頭上に干渉しない位置にあり、後席のヘッドスペースは広々。買い物や送迎など普段使いにも支障がない。
照明付きの吊り戸棚。2列目シートに座っても頭上に圧迫感を与えない位置にある。
床にも窓にも収納スペース! 走るホビールームが実現できる!
ベッドの下には床下収納のスペースがあり、カメラの三脚や2ピースのルアーロッドなど長さがあるものの収納に便利。
ベッドスペースは全長1800mm、幅1200mm。就寝定員は2名で一人ならのびのび眠れる。ベッド展開は2列目シートを格納し、マットを広げるだけと簡単。2列目シートを一脚いかし、片側だけベッドにするなどのアレンジも可能だ。
ベッドの下は大容量の床下収納スペース。趣味の装備が多い車中泊で頼りになる。
家具一式は標準装備でカウンターテーブルも含まれている。サイズは1200mm×450mmと広く、吊り戸棚の照明を灯せば明るいテーブルで、食事やくつろぎ、趣味の時間がゆったり楽しめる。テーブル下のブックラックを活用して、旅先でのワーケーションもはかどるはずだ。
オプションでカーテンセットが用意され、ラゲッジルームの窓の目隠しにはポケットを装備。スマホの充電コードなど小物収納に便利だ。
オフタイムトラベラー2(フルパック)は、外部充電や1500Wインバーター、コンセント(100V、12V、USB)などで電化にも対応可能。
フルパックにはサブバッテリー(リチウムイオンバッテリー)も標準装備され、車内で電気製品が手軽に使える。
就寝定員2名で収納スペースがたっぷりのオフタイムトラベラー2は、釣りなど装備が多い趣味を楽しむための車中泊に最適。
しかも車内のインテリアは木目調でぬくもりがあり、吊り戸棚下など各所にLED室内灯が設置され、居室内は明るく居心地も良さそうだ。
自宅で持つのはなかなか贅沢な趣味の部屋。それがオフタイムトラベラー2で実現できる。休日に好きなところに走って行けるホビールームで趣味活がさらに充実。生活を豊かにする軽キャンパーになってくれるに違いない。
オフタイムトラベラー2 ベーシックパックの車両本体価格は265万1000円(税込)。フルパックは337万4000円(税込)。
ソーラーパネルやサイドオーニングなどオプションも充実。自分好みにカスタマイズできるのもオフタイムトラベラーシリーズの魅力だ。
ベーシックパック主要装備(標準装備)
- エアコン(シングル)
- リアヒーター(温水式)
- 断熱
- 家具一式
- マット一式
フルパック主要装備(標準装備 ※ベーシックパックに加えて)
- 走行充電
- サブバッテリー(リチウムイオンバッテリー)
- 外部電源
- 外部100V充電器
- 1500Wインバーター
- コンセント(100V、12V、USB)
- 切替リレー(外部•インバーター) など
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