「上級キャンパーのベース車」フィアット・デュカトがマイナーチェンジ【フェイスリフト&ハイルーフ仕様を追加】

ステランティスジャパンは、フィアット プロフェッショナル・ブランドが販売する商用車「デュカト」のマイナーチェンジモデルを発売した。価格は580万〜615万円。

●まとめ:月刊自家用車編集部

ハイルーフ&ロングボディの「L3H3」グレードを新設定

フィアット・デュカトは、日本国内ではキャンピングカーのベース車両として人気のモデル。日本国内には2022年12月よりフィアット プロフェッショナルが手掛ける国内正規輸入車として導入され、2024年8月からは「Series 9」と呼ばれる現行モデルが展開されている。

今回発売される「Series 9」のマイナーチェンジモデルでは、従来のスタンダードモデルの「L2H2」とロングモデルの「L3H2」のラインナップに加えて、ロング・ハイルーフモデルの「L3H3」を追加され、3グレード展開へ変更。

イタリア生まれの独創的なエクステリアも魅力のひとつ。日本ではキャンピングカーのベースモデルとして評価が高まっており、各キャンピングカービルダーがこぞって新モデルを開発販売している。

新ディーゼルエンジンと8速ATの採用で、燃費&環境性能を強化

パワートレーンも、ディーゼルターボエンジンの改善や8速ATを新採用したことで、燃費向上やCo2排出量の削減を実現。

ほかにも、エクステリアは新タイプのバンパーやドアミラー、新ブランドロゴを採用することでフェイスイメージが一新されたほか、機能装備のADAS(先進運転支援システム)にも、新たに360°センサーを搭載することで安全性能の強化が図られている。

マイナーチェンジモデルには、新FIATロゴが配される。ヘッドライトはデイタイムライト機能を備えるLEDライトが採用される。

革巻きステアリングホイール。メーターは7インチフルカラーTFTマルチファンクションディスプレイが採用される。

「デュカト」新モデルの特徴

パワートレーン

  • 環境に配慮したディーゼルエンジンには、新しく設計したターボチャージャーを採用することで燃費を改善し、従来モデルと比べてCo2排出量を8%相当削減(欧州参考値)
  • トランスミッションは、新たに8速オートマチックトランスミッション(AT8)を搭載。従来のオートマチックトランスミッションと比較して、Co2排出量の10%削減を実現(欧州参考値)
  • 最大450Nmの入力トルクに対応することで、前輪駆動の大型バンとしては高水準の走行性能を実現。快適性が増したほか、シフトチェンジのフィーリングや反応速度も向上

エクステリア

  • 新型のバンパーやドアミラー、そしてボディカラーと同色のモダンで革新的なフロントグリルを採用。空力効率の向上を実現
  • フィアット プロフェッショナル・ブランドの新しいロゴを装着

インテリア&装備

  • ステアリングホイールに、新しいロゴを採用
  • フロント&リヤバンパー、サイドモールディングに配置された360°センサーを新搭載。障害物や狭いスペースを感知すると、ドライバーに⾳声と視覚で警告を発し、障害物からの距離をクラスター画⾯に表示する

ボディサイズ

  • L2H2:全⻑5410mm、全幅2100mm、全高2525mm
  • L3H2:全⻑5995mm、全幅2100mm、全高2525mm
  • L3H3:全⻑5995mm、全幅2100mm、全高2765mm

ボディカラー

  • デュカト ホワイト
  • エクスペディション グレー(別途、ペイント代が必要)
  • ランサローテ グレー(別途、ペイント代が必要)
  • メタリック ブラック(別途、ペイント代が必要)
  • アイアン グレー(別途、ペイント代が必要)
  • アーテンス グレー(別途、ペイント代が必要)

価格

  • L2H2:580万円(スタンダードモデル)
  • L3H2:597万5000円(ロングモデル)
  • L3H3:615万円(ロング・ハイルーフモデル)

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