※このページは、自動車関連企業等より配信されたパブリシティリリース記事をそのまま転載しております。掲載内容に関するお問い合わせ等につきましては、直接リリース配信元までお願いいたします。
- 新型アストンマーティンVantage GT3がベルギーにて24時間レース初優勝
- Comtoyou Racingとアストンマーティンの新しいパートナーシップを祝す、マッティア・ドゥルディ、ニッキ・ティーム、マルコ・ソーレンセンの快勝
- アストンマーティンにとって1948年以来のスパ・フランコルシャン24時間レース総合優勝
- アストンマーティン、英国のマニュファクチャラーとしては40年ぶりの勝利
- 英国のウルトラ・ラグジュアリー・スポーツカー・ブランド、アストンマーティンがGTのみとなった現代のスパ・フランコルシャン24時間レースで初優勝を飾る
2024年6月30日、スパ・フランコルシャン(ベルギー):
6月29日、30日の週末にベルギーのスパ・フランコルシャンで開催された、GT3のみの世界最高峰の耐久レース、クラウドストライク・スパ24時間レースにて、アストンマーティンが鮮やかな総合優勝を飾りました。
アストンマーティンのパートナーチームComtoyou Racingがワークスドライバーのマッティア・ドゥルディ(イタリア)、マルコ・ソーレンセン(デンマーク)、ニッキ・ティーム(デンマーク)と勝ち取った今回の優勝は、英国のウルトラ・ラグジュアリー・スポーツカー・ブランドであるアストンマーティンにとって1948年以来の快挙です。また、新型アストンマーティンVantage GT3にとって初の24時間レース優勝であると同時に、スパ24時間が2001年にGTのみのレースになって以来、名高いウィングロゴを冠するアストンマーティンが主要なライバルを制した初めての優勝でもあります。
モータースポーツ界で「デーン・トレイン」の愛称で知られる、FIA GT世界耐久選手権チャンピオンに2度輝いたティームとチャンピオンを3度獲得しているソーレンセンのデュオは、2人合わせて3度のル・マン24時間レース優勝がありますが、チームメイトとして同じ車両で24時間レースの総合優勝を果たすのは今回が初めてになります。
ソーレンセンは次のようにコメントしています。「これはとても特別な瞬間です。新型Vantage GT3が1年目で既に優勝を果たしたのは驚くべき成果です。素晴らしいクルマですし、この1年の間ずっと良い感触を感じていました。ですが、今回のようなレースで勝つには優れたドライビングと幸運以上のものが必要であり、アストンマーティン・レーシングと私のチームメイトたち全員の功績あってのものです。私はこの勝利をいつまでも忘れないでしょう。」
ティームも、次のように述べています。「これが私にとって、そしてアストンマーティンにとって何を意味するのかを言葉にするのは難しいです。私たちはこのレースで勝ちたいと長年努力してきました。それがこのような形で実現できたのは、本当に素晴らしい気分です。アストンマーティンに対する私の想いは、皆知っていると思います。特別な思い出がたくさんありますが、今回の優勝はその中でも最高のものの一つです。」
ファナテックGTワールド・チャレンジ・ヨーロッパの優勝経験者であるドゥルディにとって、今回のレースは耐久レース最高峰の舞台で輝く機会でしたが、実際にドゥルディは大きな活躍を見せました。レース序盤を含め、ドゥルディがコックピットに乗り込むたびに7 号車は順位争いに加わり、今回のレースで複数回あったセーフティカー出動が最初に行われる前にはチームを先頭集団に導きました。
難しいレースとなった夜間は激しい雷雨や複数のインシデントに見舞われ、レースが数時間にわたって中断される中で、セーフティカー出動時のピットストップによってレースポジションが20台分大きく変動することがあっても、Comtoyou Racingは冷静さを失わず常に先頭争いから離れることはありませんでした。
毎回遅れを挽回して先頭集団に戻り、朝になってトラックが乾き始めるころには、ライバルのフェラーリ1台とBMW2台、そしてパートナーチームのWalkenhorst MotorsportからPROクラスに出場していたエンリケ・シャヴェス(ポルトガル)、ロス・ガン(英国)、デビッド・ピタード(英国)がドライバーを務めるもう1台のアストンマーティンVantage GT3の34号車との直接対決になっていました。
レース終盤でComtoyou Racingの7号車はフェラーリの後を10秒差で追っていましたが、フェラーリはピットイン時にピットレーンの入り口で立ち往生していた車に阻まれ、動くことができずに優勝のチャンスを逃し、スタンドで待つファンの期待に応えることはかなわず、ドゥルディが単独でゴールを駆け抜けていく展開となりました。
ドゥルディは次のように述べています。「ニッキとマルコと優勝できたことは、素晴らしい体験です。とても厳しいレースでしたが、私たちは完璧な走りができたと思います。問題もなく、とてもうまくいきました。チームの全員を誇りに思います。」
Walkenhorst の34号車のVantage GT3は、ガンが何度か首位を奪う好調な走りで4位に入りました。
このレースの優勝経験もあるWalkenhorst Motorsportは、AMRドライバー・アカデミーの2022年卒業生のロマン・ルルー(フランス)と2024年の候補者ローカン・ハナフィン(英国)、マキシム・ロビン(フランス)がドライバーを務める35号車のVantage GT3でシルバーカップ優勝に手が届きそうなところまで近づきましたが、残念ながら日曜日の朝のセーフティカー出動後にクラス先頭を争う中でアクシデントに巻き込まれてしまいました。
アストンマーティンとしては記録的な7台の参戦となった今回、Comtoyou Racingから出場した4台のうち7号車はレース中幾度か先頭に躍り出ましたが、チャールズ・クラーク(英国)、サム・デジョンヘ(ベルギー)、マティス・リスモント(ベルギー)、ザビエル・マーセンがドライバーを務めるシルバーカップの21号車も、レース序盤ではクラス首位を走り、6位でフィニッシュしました。
今年初めにシルバーストンで初公開された新型ロードカーのVantageから多くを受け継ぐ新型Vantage GT3は、アストンマーティンの実績ある接着アルミシャシーを中心に組み立てられ、恐るべき4.0リッターV8ツインターボエンジンを動力源とし、快進撃を続けています。6月だけでも、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権、SUPER GTシリーズ、ニュルブルクリンク耐久シリーズ、ロード・トゥ・ル・マンの各レースで優勝を飾っています。さらに今回、アストンマーティンは最高の快挙の一つに数えられる優勝を自社のレース史に刻まれます。
耐久モータースポーツ責任者であるアダム・カーターは、次のように述べています。「今回の新型アストンマーティンVantage GT3の素晴らしい優勝について、Comtoyou Racingのパートナーの皆様に心からのお祝いと感謝をお送りします。シーズン開始時から、この車の実力は知っていましたが、スパでのパフォーマンスは優れた技術、忍耐、不屈の精神、実行力が一つになって達成されたものです。また、表彰台を獲得できなかったのはとても残念でしたが、Walkenhorst Motorsportの懸命な闘いにも称賛を送りたいと思います。アストンマーティン・レーシング全員の努力が、まだとても日の浅いクルマで既に実を結んでいます。スパ・フランコルシャン24時間レース優勝は、決して小さな功績ではありません。その100年の歴史の中で英国のマニュファクチャラーが3回しか優勝したことがないことを考えると、さらにそのうちの2回がアストンマーティンによるものであることを考えると、これは私たちにとって耐久レースにおける最大級の勝利に挙げられます。」
スパ24時間レースがGT3の時代になってからのアストンマーティンの以前のベスト記録は、ガン、ソーレンセン、ティームがレースの大半で先頭争いに絡んだ2021年の総合3位でした。その前の時代、アストンマーティンのGTでの最高位は同じく3位で、2008年にGigawaveのDBR9がGT1クラスで達成しました。アストンマーティンがスパ24時間レースで前回優勝したのは1948年で、今とは異なる当時のレギュレーション下、英国人のシンジン ・ホースフォールとレスリー・ジョンソンがDB1として知られる2-Litre Sportsで獲得しました。
こちらのプレスリリースに関する素材は、下記よりダウンロード可能です。
https://we.tl/t-M07jcdCiCl
アストンマーティン・ラゴンダについて
アストンマーティンは、世界でもっとも熱望されるウルトラ・ラグジュアリー・ブリティッシュ・ブランドとなることを目指し、人々を魅了してやまないハイパフォーマンス・カーを作っています。
ライオネル・マーティンとロバート・バンフォードによって1913年に設立されたアストンマーティンは、スタイル、ラグジュアリー、パフォーマンス、エクスクルーシブネスを象徴するグローバル・ブランドとして知られています。アストンマーティンは、最先端のテクノロジー、卓越したクラフトマンシップ、美しいスタイルを融合させ、Vantage、DB12、DBS、DBXに加え、同社初のハイパーカーであるValkyrieなど、高い評価を得ている一連のラグジュアリー・モデルを生み出しています。また、Racing. Green.サスティナビリティ戦略に沿って、アストンマーティンは2025年から2030年にかけて、PHEVとBEVを含むブレンドドライブトレインアプローチによる内燃エンジンの代替システムの開発にも取り組んでおり、電気自動車のスポーツカーとSUVのラインナップを持つという明確なプランを描いています。
英国のゲイドンを拠点とするアストンマーティン・ラゴンダは、ラグジュアリー・カーを設計、製造、輸出し、世界で50以上もの国で販売しています。スポーツカー・ラインナップはゲイドンで製造されており、ラグジュアリーSUVのDBXは、ウェールズのセント・アサンで製造されています。同社は、2030年までに製造施設をネットゼロにする目標を掲げています。
ラゴンダは1899年に設立され、1947年にアストンマーティンとともに故デビッド・ブラウン卿に買収され、現在は「Aston Martin Lagonda Global Holdings plc」としてロンドン証券取引所に上場しています。
2020年には、ローレンス・ストロールが同社のエグゼクティブ・チェアマンに就任し、未来の重要な分野に対して新たな投資を行うと同時に、アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1®チームとともにモータースポーツの頂点へと復帰し、英国を象徴するブランドとして新たな時代へと乗り出しています。
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