レベルの高いワーゲン・キャンパーのプラモデル、ドイツRevell社から1/24スケールで登場!

●文/写真:ストリートVWs編集部

2代目ワーゲンバスも愛嬌たっぷり

「レイトバス」と呼ばれる2代目ワーゲンバスは、ず~っと決定版とも言えるプラモデルに恵まれなかった。そこへ2021年に颯爽と現れたのはドイツRevell社製VW T2 バスだ。ちなみに「T2」とは「タイプ2」の略でなく、2世代目(1968~1979年式)VWバスを指し、フロントガラスが1枚窓になったいわゆる「レイトバス」のこと。

T1が「アーリーバス」と呼ばれる1967年までの正面が2枚窓の1世代目で、1979年にデビューしたバナゴンはT3と呼ばれる。T3はタイプ3のことじゃないので、念の為!

2世代目のワーゲンバス。海外では「ベイウインドー」と呼ぶのが一般的だ。

このドイツRevell社から新たに発売されたVW T2 キャンパーが、あまりにも凄そうだったのでお取り寄せしてみた。注文すること半年待って、ようやく2022年1月に到着。早速開封してみた。

ん、この箱、なんだか既視感あるぞ。その正体はStreet VWs Vol.20の表紙。クルマも背景もそっくりじゃないか。

キットはレイトバスのなかでも最終型。1970年代末期のウエストファリア製キャンプモビルをモデル化している。接着不要、塗装も不要だから簡単に組み立てられそう。10+とあるから対象年齢10歳~ということ。大人なら楽勝で完成することに違いない♪

箱に使用されている完成見本の写真は塗装が施されていてリアルだ。

早速組み立てちゃおうと開封。箱から次々と出てくる大量の中身にビビる。なんとパーツ総数は112点。部品の一点一点を眺めているだけで、ワクワクするほど精密。ぶ厚い説明書を見ていると「これ、完成できるのか?」と不安になる。言語も英語、ドイツ語、フランス語で日本語は無し。けれど大丈夫だ、説明書は絵だけで解説しているから。

似てる!かわいい!カッコいい!

パーツ総数は112点。塗装不要、接着不要とのこと。これは作りごたえがありそうだ。

ベンツと同じP.C.D.112のホイールも実感的に再現されている。顔に装着するスペアタイヤ用のホイールは、キャップ付きと無しから選べる。ゴム製のタイヤはBF Goodrichっぽいトレッドパターンだ。

キャンピングカー最大の見どころであるインテリアも完全再現。タータンチェックの純正シート生地は付属のデカールで表現できる。ホワイトリボンタイヤもデカールで表現。おまけにヨーロッパとアメリカのナンバープレートも多数……あら、日本のナンバーがない、残念! 

水張りデカールとシールの2種類が付属。

ポップアップするルーフは、開けた状態と閉じた状態の両方を再現できる。完成後もパーツの組み換えで変更が可能だ。説明書にないけれど、サイドマーカーらしきパーツも発見。北米仕様も作れるじゃん!

このパーツを挟めば、ポップアップルーフを上げた状態になる。

これは裏メニュー? USDM派も大満足のサイドマーカーではないか!?

中身を見ただけで満足して、とりあえず箱に戻そうとしたら……あれれ!? 元に戻せないぞ。部品がはみ出して箱が閉まらない。どうするの~。組み立てろってか(汗)。とりあえずドアとヘッドライトとバンパーを付けたら……あら、似てる! かわいい! カッコいい!

ちょっとバンパーの位置が低いかな。完成報告は期待しないでお待ちくださいね!


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