ホンダアクセスは、Honda SENSING搭載以前に販売したホンダ車にむけて、アクセル・ブレーキの踏み間違いが起こった場合に加速を抑制する後付けタイプの運転支援システム「踏み間違い加速抑制システム」の販売を開始した。
●文:月刊自家用車編集部
安全を手に入れて、より快適なドライビングライフを
ホンダでは、2014 年からHonda SENSINGを順次ホンダ車に搭載し、衝突軽減や誤発進抑制機能などさまざまなシーンに合わせた運転サポートシステムを進化させてきた。2022年9月、10月にモデルチェンジしたN-WGN、FITにHonda SENSINGの新機能「急アクセル抑制機能」を搭載、ペダルの踏み間違いや踏みすぎを検知した場合に急加速を抑制するなど、さらなる安心・安全の提供にむけ日々開発を続けている。
今回発売した「踏み間違い加速抑制システム」は、アクセル・ブレーキの踏み間違いが起こった場合に加速を抑制する後付けタイプの運転支援システムだ。たとえば、駐車場などでブレーキペダルを踏むはずが、誤ってアクセルペダルを強く踏み込んでしまった場合に加速を抑制するというもの。発進時に、フロントバンパーに設置した2個のセンサーが前方の障害物を検知すると、ランプとブザーで通知。さらに、その状態からアクセルペダルが強く踏み込まれたとシステムが判断した場合は、加速を抑制すると同時に、ランプとブザーで再度通知してくれる。
また、後退時にアクセルペダルが強く踏み込まれたとシステムが判断した場合にも、加速を抑制すると同時に、ランプとブザーで通知。この踏み間違い加速抑制システムは、2020年7月より、2代目フィット、初代N-BOXから適用を開始、その後初代N-ONE、初代N-WGNに適用を拡大しており、安全をサポートする装備の展開が進んでいる。
「踏み間違い加速抑制システム」の概要
■前進時の加速抑制機能
前方約 3m 以内の障害物をセンサーが検知し、車速 10km/h 以下で前進の時(パーキングブレーキオフで「R」レンジ以外の時)に、アクセルペダルを強く踏み込んだ時にランプとブザーで通知。そのままさらにアクセルペダルを強く踏み込むと加速を抑制し、ランプとブザーで再度通知する。
※加速抑制中はアクセルペダルを踏んでいても、出力をアイドリング状態に抑える。
※加速抑制中にアクセルペダルを約4秒以上強く踏み続けていると加速抑制機能が解除され、ゆるやかに加速する。
■後退時の加速抑制機能
停車状態から「R」レンジのときにアクセルペダルを強く踏み込むと、障害物の有無にかかわらず加速を抑制すると同時に、ランプとブザーで通知。後退時、車速が約 5km/h を超えてアクセルペダルを踏んでいると、加速を抑制しランプとブザーで再度通知する。
※後方の障害物検知機機能はありません。
※加速抑制中にアクセルペダルを4秒以上強く踏み続けていると、加速抑制機能が解除され、ゆるやかに加速。
※加速抑制中でも車速が5km/hを超える場合があり。
■装着可能な車種
フィット(年式:2007年10月~2013年8月) MT 車を除く(2代目フィット)
N-BOX (年式:2011年11月~2017年8月)(初代N-BOXの途中まで)
N-ONE (年式:2012年11月~2020年3月)N-ONE Modulo X を除く (初代 N-ONE)
N-WGN(年式:2013年11月~2019年6月) (初代 N-WGN)
一部のメーカーオプション装備、純正アクセサリー、その他の装備品が装備・装着されている場合は踏み間違い加速抑制システムを装着できないことがある。詳しくはホンダアクセスホームページにて。
※本記事の内容はオリジナルサイト公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
※特別な表記がないかぎり、価格情報は消費税込みの価格です。
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