SUBARUは、今人気のスモールSUV試乗に新型「REX(レックス)」を投入した。価格はグレードGが1,820,000円、グレードZが2,171,100円となる。
●文:月刊自家用車編集部
優れた動力性能と燃焼効率を両立
新型REXは、普段の街乗りからちょっとした遠出まで、シーンを選ばず安心してドライブを楽しめる、SUBARU初のスモールSUVとしてデビュー。最小回転半径5.0mの取り回しの良さを実現しながら、人や荷物もしっかり載るパッケージングに、最新の「スマートアシスト」をはじめとした安全装備も充実させたモデル。エンジンには、出足のスムーズな加速感と低燃費を両立させた1.2Lエンジンを採用した。
エクステリアデザインはコンパクトボディでありながら、大きく張り出したフェンダーや大径タイヤなどによって、SUVらしいアクティブさと頼もしさを強調し、力強い存在感を表現したスタイリングに仕上げた。また、ボディカラーは全9色を設定し、Zグレードにはコントラストが目を引く2トーンカラーも2色設定。インテリアデザインは、アクティブな印象の空間設計とし、フロントシートを中心に赤い加飾をあしらうなど、スポーティさが好印象だ。
安全性能では、後方確認をサポートするブラインドスポットモニターとリヤクロストラフィックアラートを採用した最新の「スマートアシスト」を装備することで、高い予防安全性能を実現。また、2019年度JNCAP衝突安全性能評価でファイブスターを受賞したボディを採用し、衝突安全性能も高められている。
走行性能では、軽量高剛性ボディと新開発のサスペンションの組み合わせにより、優れた操縦安定性やマイルドな乗り心地を実現。また、軽量且つコンパクトな1.2Lエンジンによって力強くスムーズな発進時の加速と低燃費を両立させ、日常使いでストレスのない快適な走りを可能とした。また、SUVならではの充分なロードクリアランスを確保することで、様々な路面状況に対応する。
室内は、後席の頭上空間や座面形状の工夫によりコンパクトなボディでありながら広々とした空間を実現。荷室スペースは大容量空間を確保。大型サブトランクや上下2段調節式カーゴボードの活用により様々なシーンに合わせた使い方を可能とした。
【商品の主な特徴】
1.デザイン
(1) フロントデザイン
厚みのあるロアボディとコンパクトなアッパーキャビンを組み合わせ、アクティブなデザインとしました。さらに、大型グリルからサイドへ流れる強い立体感とエッジの効いたバンパーコーナー、シャープなヘッドランプ、張り出したフェンダーと大径タイヤによって力強い存在感を表現。
(2) リヤデザイン
バンパーコーナーをエッジの効いた造形とし、サイドまで張り出したコンビランプをリヤゲートガーニッシュでつなぐことで、ワイド感を表現。
(3) サイドデザイン
張り出したフェンダーと大径タイヤによって力強くラギッドなデザインとし、SUVらしい軽快感を表現。
(4) ボディカラー
アクティブなスタイリングにマッチするボディカラーとして、モノトーン7色、加えてZグレードには2トーン2色を展開。
2.安全性能
(1) 予防安全性能
衝突被害軽減ブレーキをはじめとする先進安全機能を備えた最新のスマートアシストを装備。左右後方の死角に車両が接近した際に、ドアミラー鏡面のLEDインジケーターが点灯し、ドライバーに注意を促すBSM(ブラインドスポットモニター)と、後方を車両が横切った際に、ドアミラー鏡面のLEDインジケーター点灯や警報音で注意喚起を行うRCTA(リヤクロストラフィックアラート)を採用し、車線変更時と後退時の安全性を高めた。
(2) 衝突安全性能
・衝突安全ボディ
フロントサイドメンバーの高効率エネルギー吸収構造に加え、骨格構造の合理化を進めたことで、軽量でありながら強固なボディを実現。
・歩行者被害軽減ボディ
フロントフード、フロントフェンダー、フロントガラス下部などの各所に衝撃緩和装置、衝撃吸収スペースを設けることで、万が一の対人事故の際に歩行者へ与える衝撃を緩和。
・SRSエアバッグ
前方からの強い衝撃時に、乗員の頭部や胸部への重大な傷害を軽減するデュアルSRSエアバッグに加えて、車両側方からの衝突の際の衝撃を緩和するSRSサイドエアバッグとSRSカーテンエアバッグを標準装備。6つのエアバッグで全ての席の乗員を保護。
(3) 0次安全性能
・前方視界
高いアイポイントに加え、ウインドゥを大きくすることで、死角を削減。安心して運転することはもちろん疲労軽減にも貢献。
・後方視界
大きなリヤガラスとリヤクォーターガラスを装備し、駐車時や車線変更時、後退時の安心感を高めた。
・アクティブマルチインフォメーションメーター
デジタルスピードメーターと7インチTFTマルチインフォメーションディスプレイを組み合わせ、ドライバーの好みに合わせて4つのデザインが選択可能なメーターを搭載し、視認性を高めた。
3.走行性能
(1) 軽量・高剛性ボディ
ハイテン材の活用による軽量化を図りながら剛性を向上させ、操縦安定性を高めた。
(2) サスペンション
しなやかなにストロークさせることで、高い操縦安定性と乗り心地を実現。
(3) 1.2L NA 3気筒エンジン
2次冷却システムにおける専用サーモスタット機構の搭載や排気ガスを冷却し再び空気と混ぜて燃焼室に戻すクールドEGRシステムなどの採用によって、優れた燃焼効率を実現。低速時のトルクを高めた事によって、力強くスムーズな出足の加速を可能とした。また、シーンに合わせて走行モードの切り替えが可能なDRIVEスイッチを採用。
(4) CVT制御
7速シーケンシャルシフトによって、マニュアル感覚のシフトチェンジを可能とし、運転する愉しさが味わえる。
4.パッケージ/ユーティリティ
(1) 室内空間
後席の頭上空間や座面形状を工夫することで、ゆとりのある室内空間を実現。また、荷室の高さ調整が可能なカーゴボードと大型サブトランク、シートアレンジを組み合わせて使用することで、様々なシーンに合わせてフレキシブルに荷室をアレンジすることが可能。
(2) ユーティリティ
メーカーオプションとしてApple CarPlayTMおよびAndroid AutoTMに対応可能な9インチのディスプレイオーディオを採用。また、前席に加え後席にもUSBソケットを配置。さらに、Zグレードには電動パーキングブレーキ、オートブレーキホールド機能を標準装備し、快適性能を向上させた。
価格表
※ REXはダイハツ工業株式会社からのOEM供給です。
※本記事の内容はオリジナルサイト公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
※特別な表記がないかぎり、価格情報は消費税込みの価格です。
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