
TOYOTA GAZOO Racing(以下、TGR)は12月2日、「GRカローラ RZ」と「GRカローラ RZ“MORIZO Edition”(以下、GRカローラ モリゾウエディション)」の抽選申込受付を開始した。「GRカローラ RZ」は12月19日、「GRカローラ モリゾウエディション」は12月18日まで受け付け、発売は23年年初を予定している。
●文:月刊自家用車編集部
モリゾウエディションは70台
6月1日の「GRカローラ RZ」発表当初、一般販売とアナウンスがされていたが、新型コロナウイルス感染拡大や半導体不足の影響により、まずは500台の抽選販売とし、今後生産状況を見ながら追加販売を検討する形となった。また、走行性能を磨き上げた2シーターモデルの「GRカローラ モリゾウエディション」は、70台の抽選販売とし、全国のGR Garageで申し込みを受け付けている。
GRカローラは、レースで勝つために鍛えたクルマを市販化するという「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」を実践して開発したクルマとなっている。今後もモータースポーツ参戦を継続して得た知見を反映し、進化を続けていく。
新型GRカローラの概要
●開発の経緯
カローラは、トヨタのWRC初優勝を飾った「TE25 カローラ」や、その後1000湖ラリーを制した「カローラ レビン」など、その走りが多くの人に愛されたモデル。「多くの人に愛されるクルマだからこそ、絶対にコモディティと言われる存在にしたくない。お客様を虜にするカローラを取り戻したい。」とのモリゾウこと豊田社長の強い想いから開発が開始された。
●開発手法
レースで勝つために鍛えたクルマを市販化するという「モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり」を実践。「水素エンジンカローラによるスーパー耐久シリーズ参戦」を通じ、レースという極限の環境下で水素エンジンを鍛えるとともに、車両を総合的に作り上げている。
マスタードライバーであるモリゾウや、レーシングドライバーの石浦宏明選手、全日本ラリーチャンピオンの勝田範彦選手、社内の評価ドライバーなど、多様なドライバーによって、壊れるまで、あらゆる道で走り込まれている。
●車両概要
RZ、モリゾウエディション共通
GRヤリスへ搭載した1.6L直列3気筒インタークーラーターボエンジンを更に強化。高トルク/高出力に対応できるようピストンを強化した上、センターマフラーを追加し、排気効率を向上させ、最高出力224kW(304PS)を達成している。
同じくGRヤリスへ搭載したスポーツ4WDシステムGR-FOURを、水素エンジンカローラの開発を通じてGRカローラ仕様に最適化し、採用。カローラ スポーツのボディを基本骨格とすることで、ロングホイールベースが生み出す高速域での操縦安定性を受け継ぎながら、ワイドトレッド化により高い旋回性能を実現している。
RZ
カローラ スポーツの5ドア・5人乗りの利便性をそのままにすることで、日常生活での使い勝手と走る楽しさを高次元で両立している。
モリゾウエディション
モリゾウこと豊田社長が自ら試作車のハンドルを握り、「お客を魅了する野性味」を追求して作り込んだモデルとなっている。
2シーター化をはじめとする徹底した軽量化、エンジンのトルクアップおよびトランスミッションのギア比最適化による動力性能向上、モノチューブアブソーバー、ハイパフォーマンスタイヤの採用によるコーナリング性能の向上により「気持ちが昂り、ずっと走らせていたくなる」走りの味を実現。
価格
GRカローラ RZ:5,250,000円
GRカローラ モリゾウエディション:7,150,000円
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