ルノー・ジャポンは、広大な室内空間と豊富なユーティリティ、そしてアウトドアギアとして大人気のルノー カングーをフルモデルチェンジし3月2日(木)より販売を開始する。価格は3,950,000円〜4,245,000円。
●文:月刊自家用車編集部
見た目のカングーっぽさは健在
新型ルノー カングーは、ひと目でカングーとわかる親しみのある個性はそのままに、先進のエッセンスを取り入れたデザインへとフルモデルチェンジを果たした。
フロントガラスを寝かせて流線形となったフォルムは、空気抵抗を低減させるとともにダイナミックさを感じさせ、ボンネットに入れられたリブや、ワイドなショルダーラインを始めとする抑揚のあるボディラインが、エクステリアデザインに力強さを付与。
ルノーデザインを象徴するフルLEDヘッドライトとCシェイプデイタイムランプが装備されたフロントエンドは、クロームで縁取られたフロントグリルによって上質感を高めている。
フロントバンパー両端に装備されたエアディフレクターは、フロントホイールが発生させる空気の乱れを抑えることで空気抵抗を減らす効果があり、燃費を向上。
ボディ同色バンパー仕様(インテンス)と、人気の高い黒バンパー仕様(クレアティフ、ゼン、プルミエール エディション)から、好みのエクステリアデザインを選べるのも嬉しいポイントだ。
室内空間は広く、より遊べるクルマに進化
リヤのエクステリアデザインのハイライトはダブルバックドアで、新型ルノー カングーの後ろ姿もまた カングーらしさにあふれている。フロントと同様に、リヤランプにもCシェイプシグネチャーを取り入れている。
全長が210ミリ伸びたことで室内空間は広くなり、荷室容量は前モデル比+115Lの775Lに、リヤシートを倒した状態では+132Lの2,800Lへと増え、より多くの荷物を積めるとともに、使い方のバリエーションが広がった。
ルノー カングーのアイコンとも言えるダブルバックドアは、新型ルノー カングーにも変わらずに採用されている。エクステリアデザインの大きな特徴となるバンパーは、ボディ同色バンパーに加え、ブラックバンパーが設定されている(クレアティフ)。ちなみにダブルバックドア+ブラックバンパー仕様は、日本に向けて特別に作られるモデルだ。
搭載されるエンジンは、新たに1.3L直噴ガソリンターボエンジンと1.5Lディーゼルターボエンジンがラインナップされ、好みに合わせて選ぶことが可能。どちらのエンジンも、組み合わされるトランスミッションは高効率な電子制御7速AT(7EDC)となっている。
ドライブを安心して楽しめるよう、アダプティブクルーズコントロール、レーンセンタリングアシスト、 アクティブエマージェンシーブレーキ、そして日本導入モデルでは初となるエマージェンシーレーンキープアシスト、ブラインドスポットインターベンションなどの先進の運転・駐車支援システムが、数多く装備されたのも新型カングーのポイントだ。
ハンズフリーカードキー、視認性に優れる7インチデジタルインストゥルメントパネル(インテンス、クレアティフ)、8インチマルチメディアEASY KINK(イージーリンク/スマートフォン用ミラーリング機能)、 2ゾーンオートエアコン、後席エアダクト、室内の静粛性の向上など、新型ルノー カングーには乗員全員が 快適で楽しい時間を過ごせるよう、たくさんの工夫が凝らされている。