三菱自動車は、2023年度内に投入予定の新型ピックアップトラック『トライトン(一部では地域ではL200)』のコンセプトカー『MITSUBISHI XRT Concept』を、開催中の第44回バンコク国際モーターショー2023に参考出品している。
●文:月刊自家用車編集部
ラリーでの知見も生かされたトライトンのコンセプトカー
ピックアップトラック『トライトン』は三菱自動車の最量販モデルで、タイのレムチャバン工場で生産し、世界約150ヵ国へ輸出している世界戦略車だ。約9年ぶりの全面改良によって6代目となる新型『トライトン』は、2023年度内にタイで発売した後、アセアンやオセアニアなどに順次展開を拡大していく計画となっている。
今回発表した『MITSUBISHI XRT Concept』は新型『トライトン』のコンセプトカーで、存在感のある精悍な表情と厚みのあるフードからなる力強いシルエットのスタイリングをベースに、前後オーバーフェンダーやマッドテレインタイヤなどを装着し、過酷なラリーを走破する力強さ、大地を疾走する躍動感を表現。また、ボディ全体を噴き出す溶岩のエネルギーを内包する岩石をモチーフにした、力強いカモフラージュ・パターンとし、サイドにはラリーアートのブランドアイコンである10本線のグラフィックを配している。
三菱自動車が技術支援するチーム三菱ラリーアートは、新型『トライトン』の改造クロスカントリー車両(T1仕様)でアジアクロスカントリーラリー2023に大会2連覇を目指して参戦する計画となっており、総監督は2002~2003年のダカールラリーで2連覇した三菱自動車の増岡浩が引き続き務め、エンジニアが事前テストやラリー本番に帯同してサポートしている。三菱自動車は、ラリーを通じて得たノウハウを市販車にフィードバックし、どんな天候や路面でも安心して楽しめる三菱自動車らしいクルマづくりを推進している。
三菱自動車工業社長の加藤 隆雄氏のコメント
「2023年度は『トライトン』の全面改良や新型コンパクトSUVの投入など、アセアン事業を加速させていく重要な年です。新型『トライトン』は世界中で厳しい耐久試験を実施するとともにラリーでの知見も生かされており、順調に仕上がっています。これらの新型車の投入を軸にさらなる成長に向けて邁進してまいりますので、これからの三菱自動車にどうぞご期待ください」
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