数多いる自動車YouTuberの中でも、濃密なキャラと語り口で異彩を放つ「ウナ丼」。マニア熱望の第二回は「ホンダ・ベルノ店で売ってそうな妄想クルマ」というのがお題。正直、謎テーマですが、面白そうなので採用しました。ウナ丼さんの溢れるばかりのクルマへの偏愛ぶり、ぜひご堪能あれ。
●文/写真:ウナ丼 ●まとめ:月刊自家用車編集部
スポーティだけじゃダメ! 尖った個性もマスト何です
ホンダがソニーとEV共同開発を行うというニュースが世間をにぎわせていますが、私が注目したホンダ関連のニュースは、ずばり新型アキュラ・インテグラの予約開始。3月10日から北米では注文受け付け中、公式サイトでは写真をがんがん見せて盛り上がってる。
またこれに先駆けてアキュラ公式で『Chiaki’s Journey』というオリジナルアニメ(日本風作画が特徴)を公開してるんですが、この女性主人公が乗っているのがDC2インテグラ タイプR(北米仕様の丸目4灯R)で、まあ期待が高いわけなんです。やっぱ見るからにスポーティなモデルが出ると販売側もファンも盛り上がるね。
で、インテグラといえば私が連想するのはベルノ店。そう、以前このクルマはスポーティモデルを販売するディーラー・ベルノ店専売モデルでしたよね。
このベルノ店、初代プレリュード登場と合わせた1978年に誕生。2006年に終了するまでにバラードやCR-X、HR-VにNSXと、そうそうたるメンツを独占販売。尖ったスポーツや野心的なSUVばかりで、今でいえば「GRヤリスとGRスープラとGR86しか売ってないトヨペット店」みたいな。
そんなスポーティなディーラーがあったら自動車ファンとしてはアガるよな!? というわけで発表しますよ「私の妄想ホンダベルノ店・ラインアップ2022」を!
ちなみに選択基準はベルノ店らしいかのみで、メーカーは不問。ただし、過去を振り返らないため、現行新車縛りにします。
まずはミニバン部門
ここで念頭に置きたいのは3代目オデッセイね。全ディーラー併売車でしたが、1550mmという超低全高はスポーティでベルノ的でした。というわけで妄想ベルノ店では現代の低ミニバン番長であるルノー・エスパスを導入。全高1675mmと3代目オデよりは高めですが、実際に見るとボディが薄くて迫力満点なのが選択理由。また、ミニバンに大容量スペースを求める層向けに、スポーツ宇宙船(?)みたいなヒョンデ・スターリアも売ることにします。我が妄想ベルノ店では新型ステップワゴンとは別の顧客(変態)を開拓します。
続いてハッチバック部門
ここでは昨今世間でいわれる「こんなに大きくなったシビックはシビックじゃない問題」(別名「こんなに大きいMINIはミニじゃない問題」)に真っ向から取り組んで解決策を提示します。ずばり、妄想ベルノ店が販売するのはタイホンダのシティ。ほら、写真を見てください。あなたはどちらが本当のシビックかわかりますか? いや、わかりますがクルマファンじゃなければマジで見分けつきません。それでいて全長4.3m、全幅は1.7m台とコンパクト。これなら現代のローレルスピリット、令和のエスティマ・ルシーダとして大ヒット間違いなしです。
人気のSUV部門
ランドローバー・ディフェンダー90を導入。名前は変えまして「ホンダ・クロスロードtheエレメント」とします。ランドローバー・ディスカバリーをクロスロードとして1993年からベルノ店で専売していたことをふまえました。エレメント(2002年ベルノ店専売)の名は形が似てるから。3秒で考えました。
そして注目のスポーツカー
第4期F1での関係性がうまくいっていれば720Sを「マクラーレンNSX」として販売する線もあったのですが、結果あんな感じになったのでレース用のNSX GT3EVO22を売ることにします。モーターなしのピュア後輪駆動で車重は600kg軽い1200kgなのでスーパー愉快。なお標準NSXは生産中止決定もGT3は2024年まで生産するんですよ(本当)。え、ナンバーはどうするかって? チューンドコンプリート販売車のモデューロX開発で実績あるホンダアクセスさんがなんとかしてくれるんじゃないでしょーか(適当)。
※本記事はオートメカニック2022年5月号に掲載されたものです。
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