![](https://jikayosha.jp/main/wp-content/uploads/2023/06/230609_NEW_LEXUS_GX03-01.jpeg)
レクサスは、現地時間6月8日に米国・テキサス州オースティンでプレミアムオフローダー新型「GX」をワールドプレミアした。上級の「LX」ゆずりの3.5LV6ツインターボエンジンとレクサスボディオンフレーム車初の2.4Lターボハイブリッド仕様を設定。車名は3.5L車が「GX550」、2.4Lハイブリッド車が「GX550h」となる。2023年末より順次各市場に展開していくとしている。日本市場での正確な販売時期は現時点では不明だ。
●文:月刊自家用車編集部
本格オフローダーでありながらもLEXUSらしい乗り味を目指した
「ザ・プレミアム・オフローダー」を開発コンセプトとして誕生した新型「GX」。上級モデルの「LX」と同じボディオンフレームであるGA-Lプラットフォームを採用し、パワートレーンには、これも「LX」と同じ高出力・大トルクの3.5LV6ツインターボエンジンと燃費と出力を高次元で両立させたLEXUSボディオンフレーム車初の2.4Lターボハイブリッドパワートレーンをラインナップする。
本格オフローダーらしい最適パッケージを目指して、伝統のリヤリジッドサスペンション方式とホイールアーティキュレーションの伸長による路面追従性の向上を行い、不要な路面情報を低減し、運転により集中できる電動パワーステアリングシステム(EPS)を採用している。このEPSの採用とボディ剛性の向上により、オンロードでも軽快ですっきりとした操舵感を実現しているという。
エクステリアは、オフローダーとしてのタフなプロポーションを実現し、フロントマスクはスピンドルボディとオフロード機能を融合したものとし、リヤビューは安定感のあるスタンスとモダンなフォルムを実現している。また、レクサスの新たなアイコンである一文字リヤコンビネーションランプとLEXUSロゴタイプも最新レクサス車と同様に採用している。
インテリアデザインは、オフロードにおいてドライバーが車両姿勢を感じ取れるようにインストルメントパネル上面を基準に、水平・ 垂直基調のシンプルな構成としている。さらに、ステアリングスイッチとヘッドアップディスプレイを連携させて操作性を向上。
シート仕様は、キャプテンシートもしくはベンチシートのいずれかを選択可能な2列シートに、3列目シートも用意される。2列目・3列目シートは、十分な前後空間を確保して実用性を向上させ、3列目シートには左右独立で電動折りたたみが可能なオプションを設定している。
先進安全装備は、「Lexus Safety System +」を採用。プリクラッシュセーフティ(PCS)、レーダークルーズコントロール【全車速追従機能付】、レーンディパーチャーアラート(LDA)、ドライバー異常時対応システム、プロアクティブドライビングアシスト(PDA)が装備される。
“OVERTRAIL”
さらに、新グレードとして“OVERTRAIL”仕様を設定。5人乗りのみの本格オフローダー仕様で、LEXUSが推進している大自然と共生しながらアウトドアライフスタイルを彩るクルマの楽しさと、様々な体験を提供する「OVERTRAIL PROJECT」を体現したもの。専用のエクステリアに、「ムーンデザート」など専用ボディカラーを用意する。シートも、シートバックサイドを標準仕様に比べて柔らかくし、エクステリアのアンダーグリル形状をモチーフにデザインされたエンボスパターンなどを採用した専用タイプになる。
“OVERTRAIL”仕様はメカニズムも専用となり、265/70R 18のオールテレーンタイヤやレクサス初採用のオンロードの操縦安定性とオフロードの走破性を高次元で両立させるE-KDSS、オフロード走行時の負荷を軽減するクロールコントロール、従来のブレーキ油圧に加え、駆動力、サスペンションを統合制御するマルチテレインセレクトを採用。従来ローレンジ(L4)のみであった動作範囲をハイレンジ(H4)にも拡張している。さらには、車両周辺の状況確認を4つのカメラでサポートし、車両下の状態や前輪の位置が確認できるマルチテレインモニターも装備される。
レクサス・インターナショナル開発担当の塚崎公治氏は、「新型GXではLEXUSのアウトドアライフの世界観にフォーカスをあて、自然とクルマとの共生を目指すLEXUSの新たな一面を感じ取って頂くべく開発を進めてまいりました。『LEXUS本格オフローダーのど真ん中を創る』をキーコンセプトとし、単なるモデルチェンジではなく、新たなページを創出するゲームチェンジャーがこのクルマです。旅への衝動を掻き立てるデザインや、シーンや道を選ばずどこへでも行ける走行性能に拘り、世界中のあらゆる道を走り込むことで、伝統のオフロード性能とLexus Driving Signatureに基づくオンロード性能の両面を徹底的に鍛え上げてきました。いつでもどこへでも行ける高い性能はまるでダイバーズウォッチのように、所有する喜びをさらに高め、新たな体験をご提供できると確信しています。LEXUSの『人が自然と共存しながら、幸せを感じられる社会であってほしい』という想いをこのクルマで実現し持続可能な未来へ向け挑戦を続けていきます。」とコメントしている。
新型GX主要諸元(プロトタイプ)
・全長 :4,950mm
・全幅 :1,980mm
・全高 :1,870mm
・ホイールベース:2,850mm
・パワートレーン :3.5L V6ツインターボ[フルタイム4WD]/2.4L 直4気筒ターボハイブリッドシステム [フルタイム4WD]
・ホイールサイズ :18/20/22インチ
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(レクサス)
高性能モデルの概念を変える、上質な走りに驚き 「LBX MORIZO RR」をざっくりと言ってしまうと、LBXにGRヤリスのパワーユニットを移植して誕生したモデル。そんな経緯もあって、GRヤリスの単な[…]
マスタードライバー「モリゾウ」の愛車が、市販モデルとして投入 導入される新型「LBX MORIZO RR」は、2024年1月のオートサロンに出展し好評を博したLBXの高性能モデル。モリゾウことマスター[…]
走行性能がアップグレード 今回のアップグレードは、LEXUS ISを対象に、トヨタの研究開発施設「Toyota Technical Center Shimoyama」のテストコースを性能開発主査みずか[…]
公式ページでアカウントを登録後、レクサス充電ステーションの予約画面へアクセス 今回開放される「レクサス充電ステーション」は、これまでLEXUS Electrified Program(LEP)会員のみ[…]
LBXのコンセプトを具現化 「LBX LOUNGE」ではLBXのコンセプトである「Premium Casual」な世界観を表現するとともに、「スニーカーのようなクルマを作ってほしい」という言葉のもとと[…]
最新の関連記事(新車)
需要の高い3列シートコンパクトミニバンのキャラクターはそのまま レジャー&ファミリーのスペシャリストと述べるとクルマ好きに響く要素がないと錯覚されそうだが、ある意味ツウ好みのモデルでもある。街中で扱い[…]
現行Gクラスとしては初の大幅アップデートモデルが、国内導入へ 今回導入されるのは、今年春に海外発表されたマイナーチェンジ相当の大改良が加えられたモデル。2018年に登場した現行型としては初の大規模アッ[…]
Screenshot 標準車とは全く異なるワクワクするスタイリング、ボディカラーは全9色を展開 本日7月25日にスズキ「新型スペーシア ギア」の先行情報が公開された。現行スペーシアの優れた基本性能の高[…]
8月1日より、全国各地でフロンクスの実車を展示する、先行展示会を開催 追加した情報は、エクステリア、およびインテリアデザインやカラーラインアップに加え、チーフエンジニアやデザイナーのインタビュー動画な[…]
「インテリジェント DA(ふらつき警報)」と「踏み間違い衝突防止アシスト」が全車標準へ 「NV200バネット」は、荷物の積み込みがしやすい大容量の荷室空間と、充実の安全装備を備えた商用バン。小回りが利[…]
人気記事ランキング(全体)
コスパの高さは最高クラス 外壁や玄関の掃除、洗車などで活躍する高圧洗浄機。人力では落とせない頑固な汚れを落とすことができるため、家庭での使用も増えてきている。しかし、高圧洗浄機は価格が比較的高く、なか[…]
→2人暮らしができるレベルのキャンパーとは ベース車両はトヨタのハイエース ベースの車両はトヨタのハイエース。カスタムの幅が広く、アウトドアを中心としたユーザーに、非常に人気の高い車だ。 ハイエースは[…]
8月1日より、全国各地でフロンクスの実車を展示する、先行展示会を開催 追加した情報は、エクステリア、およびインテリアデザインやカラーラインアップに加え、チーフエンジニアやデザイナーのインタビュー動画な[…]
上級を意識した内外装仕立てで、新たなユーザー層の獲得を狙う 「新しいコンパクトSUVの市場を切り拓く」そんな狙いを持って、この秋インドから日本国内への導入が予定されている新型フロンクス。コンパクトカー[…]
Screenshot 標準車とは全く異なるワクワクするスタイリング、ボディカラーは全9色を展開 本日7月25日にスズキ「新型スペーシア ギア」の先行情報が公開された。現行スペーシアの優れた基本性能の高[…]
最新の投稿記事(全体)
耐水&耐荷重もバッチリ 「ハードシェルソーラーセンサーライト」は、駐車場や庭にピッタリな地面に設置できるソーラー充電式ライト。IPX7の防水性能と耐荷重に優れ、耐荷重約1tで車で踏んでも壊れない頑丈な[…]
ベース車両は日産のNV200バネット ベースとなる車両は日産のNV200バネット。 荷室が広くカスタムの自由度が高い。一方で、キャラバンより小ぶりなため、運転しやすく駐車スペースで悩むことも少ない。4[…]
新型LBX MORIZO RR実力チェック 新型オーラNISMO詳細解説 新型フロンクス先行試乗リポート! 今こそ買いたい!注目モデル10選! 人気ミニバン BEST BUY WLTCモード燃費付き […]
ベース車両はトヨタのハイエース ベースの車両はトヨタのハイエース。カスタムの幅が広く、アウトドアを中心としたユーザーに、非常に人気の高い車だ。 ハイエースはなんと言ってもクラス最大級の荷室の広さが魅力[…]
愛車に個性を持たせよう! カーショップコネクトでは、エプロンや被せるような汎用タイプとは違い、クルマのシート形状ごとに型取りを行って、ジャストフィットするシートを販売している。色やデザインを自由に選ぶ[…]
- 1
- 2