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2023年8月2日にワールドプレミアされた新型「ランドクルーザー”250″シリーズ」。同時にヘビーデューティーモデルの「ランドクルーザー”70″」継続販売モデルとして、2023年冬に日本市場に再導入されることが発表された。2014年に1年限定で販売されて以来9年ぶりの復活となる。
●文:月刊自家用車編集部
204PSの2.8Lディーゼルターボエンジン&6速オートマチックトランスミッションの組み合わせ。伝統の中に最新装備で近代化改修済み
ランドクルーザーのヘビーデューティーモデルである「ランドクルーザー”70″」。1984年にデビューし、2004年に日本市場では販売終了。その後、2014年から2015年まで1年間限定で再販売された。このモデルはバンボディとピックアップボディを販売した。
この時搭載されたパワートレーンは、1GR-FE型4.0LV6ガソリンエンジンに5速マニュアルトランスミッションの組み合わせだったが、今回再々登場した「ランドクルーザー”70″」は1GD-FTV型2.8L直4ディーゼルターボエンジンを搭載する。最高出力は204PS、最大トルクは500Nmを発生し、組み合わされるトランスミッションは6速オートマチックだ。
この1GD-FTV型2.8L直4ディーゼルターボエンジンは、高トルク・高出力を兼ね備えたディーゼルエンジンならでは性能を確保しつつ、低騒音・静粛性への配慮と燃費性能の向上にも取り組んでいる。ちなみに左フェンダー上の「LAND CRUISER」エンブレムの後ろにあるのは排出ガスの浄化に使用するアドブルー(尿素水)の注入口である。
ボディサイズは全長4890mm、全幅1870mm、全高1920mm、ホイールベースは2730mmだ。シャシーには当然、耐久性に優れ信頼度の高いラダーフレームを継続採用し、優れたオフロード走破性を維持しながらオンロードの乗り心地も改善され向上しているとのこと。
インテリアデザインは、70系そのものでエアコンもマニュアル。プッシュエンジンスタートボタンも無く、エンジン始動は物理キーで行う。ただ、センターパネルにはUSB-Cの充電口が設けられるなど、細かいところは近代化されている。加えて、エクステリアではヘッドランプが丸型になりLEDが採用されている。さらに、近代化と言えば安全装備だ。この再々導入となる「ランドクルーザー”70″」は最新型ではないがACC(アダプティブクルーズコントロール)を含むトヨタセーフティセンスを搭載する。
この「ランドクルーザー”70″」の導入により日本市場で再びランドクルーザーの全3シリーズが揃うことになる。
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