
マツダ株式会社は、9月4日にSUV「CX-5」の一部改良と特別仕様車「Retro Sports Edition(レトロスポーツエディション)」の追加を発表した。車両本体価格は290万9500円〜422万5100円。発売は10月中旬を予定している。
●文:月刊自家用車編集部
各グレードのキャラクターを際立たせるデザインの変更と、メーカーセットオプションおよび標準装備の見直しを実施
20S BlackToneEdition
今回の一部改良で、グレード体系の変更と原材料価格や物流費などの高騰に伴う価格改定を実施している。グレードでは、「20S Proactive」、「25S L Package」、「25S Exclusive Mode」、「XD Proactive」、「XD L Package」の5グレードを廃止。グレードによって異なるが、価格は5万5000円〜25万3000円の価格アップとなっている。
XD Field Journey
そのほか、機能や装備の変更点ではボディカラーにプラチナクォーツメタリックを新設定し、メーカーセットオプションの内容を変更。さらに「Exclusive Mode(エクスクルーシブモード)」、「Sports Appearance(スポーツアピアランス)」、「Field Journey(フィールドジャーニー)」の装備や仕様を変更している。
XD Sports Appearance
XD Retro Sports Edition
新規設定された特別仕様車「Retro Sports Edition(レトロスポーツエディション)」は、イメージボディカラーに現行型ロードスターにも設定されているジルコンサンドメタリックを採用し、ドアミラーやホイール、シグネチャーウイングをブラックでエクステリアを統一。インテリアは、レトロな雰囲気を醸し出すテラコッタカラーとスポーティさを際立たせるブラックでコーディネートし、各所にテラコッタカラーのステッチを施してスエード調生地のレガーヌをシート中心部に採用してシックでスポーティな内外装としている。
■「CX-5」各グレードの変更点
◆Exclusive Mode(エクスクルーシブモード)
・縦基調ブロックメッシュパターン(ガンメタリック)のフロントグリル、シルバーのフロント&リアバンパーセンターガーニッシュ、高輝度ダーク塗装の19インチアルミホイールを採用。
・ハニカムシルバーのデコレーションパネル(インパネ/ドアトリム)、ライトグレーのステッチ(シート/コンソールリッド/ドアアームレスト/ニーパッド)を採用。
◆Sports Appearance(スポーツアピアランス)
・縦基調ブロックメッシュパターン(グロスブラック)のフロントグリルを採用。
・運転席&助手席シートベンチレーションの追加。
◆Field Journey(フィールドジャーニー)
・シートパイピングとステッチにライトグレーを採用。
・パーフォレーション加工を施した、レガーヌをシート座面に採用。
・フロントグリルのコーディネート変更。
・エアコンルーバーベゼルをサテンクロームメッキに変更。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(マツダ)
東洋工業(マツダ)は、戦後復興に貢献した3輪トラックのトップメーカーだった プロ野球チーム広島東洋カープは、かつて野武士集団とも形容された個性的な市民球団だ。その歩みは長く、球団オーナーを務める松田家[…]
前期型 ロータリーエンジンの開発は、自動車メーカーとして生き残りをかけたマツダの賭けだった コスモスポーツの開発は、単なる新型車の開発ではなく、マツダの社運をかけた一大プロジェクトだった。当時の松田恒[…]
正式発表を前に、先行情報を順次公開予定 サーキットで磨き上げたマツダの技術と情熱が注ぎ込まれるスペシャルモデル「マツダスピリットレーシング」は、S耐で得た知見が注がれた特別なモデルとして注目を集めてい[…]
バブルの申し子“ABCトリオ”の中でも、飛び抜けて異端だった軽スポーツ 「AZ-1」が発売されたのは、日本国内でお金が有り余っていたと言われるバブル時代真っ只中の1992年です。 この時期は、その潤沢[…]
マツダ独自のハイパワーなPHEVシステムを搭載 美しく躍動感にあふれる魂動デザインと、心を浮き立たせる人馬一体の走りで、一定のファンを獲得したのが、近年のマツダだ。そのマツダが、北米向けに「よりステー[…]
人気記事ランキング(全体)
全方位型のツインタイプの小型ファン 先日、ヘッドレストに装着するタイプの扇風機を愛車に導入したのだが、ファンとしてはオーソドックスな丸型タイプの扇風機も使う機会があったので、便利そうな2種を紹介してい[…]
前席は快適でも、後席は意外と暑くて不快な場合も… まだまだ強い日差しが照りつけるこの季節、車内の冷房の稼働は必須と言える。クルマに乗り込んで、涼しい風に当たって「はぁ〜涼しい…」と、ひと息ついていると[…]
標準ボディで実現する扱いやすさと快適性 レグラス プロの大きな特徴は、ハイエースの標準ボディ・標準ルーフを採用している点にある。全高が抑えられているため立体駐車場や一般的な駐車場にも収まり、街乗りや買[…]
2人旅に特化したゆとりある空間 TR540S Joinの魅力は、まず「2人旅に特化」と割り切った設計にある。就寝人数を2名(乗車人数は5名)に絞ったことで、車内レイアウトに余裕を生み出し、広々としたダ[…]
自動車用の初期ブレーキは、駆動軸にドラムを固定し、足踏み式のバンドによる締め付けで制動力を得ていた。 馬車の時代からブレーキというものは存在していた。大きな車輪に靴のような“シュー”を押しつけるもので[…]
最新の投稿記事(全体)
初期モデル 高嶺の花だったマイカーという夢を、現実のものにした立役者 今では日本人にとって欠かせない足となっている軽自動車の規格は、1955(昭和30)年に全長3m、全幅1.3m、排気量0.36L以内[…]
オートサロン2025で披露された注目バージョンが市販化 2020年に発売が始まったGRヤリスは、走りに直結するさまざまな改良を頻繁に行うことでも有名なモデル。それだけメーカーのこだわりが強いことをユー[…]
BYD初のステーションワゴン 世界初公開された、新型ハイブリッド車「BYD SEAL 6 DM-i TOURING」は、BYD初のステーションワゴンであり、同社が独自に開発したプラグインハイブリッド車[…]
乗用ミニバンの優れた居住性と走行性に車中泊のための快適機能をプラス メティオのラクネルシリーズはバンコンから軽キャンパーまで様々なタイプの人気モデルがそろうが、今回紹介するラクネル ステイ•スイートは[…]
東洋工業(マツダ)は、戦後復興に貢献した3輪トラックのトップメーカーだった プロ野球チーム広島東洋カープは、かつて野武士集団とも形容された個性的な市民球団だ。その歩みは長く、球団オーナーを務める松田家[…]
- 1
- 2