日産自動車株式会社は、10月24日に海外向け高級ブランド「インフィニティ」の商品ラインアップを電動化していく一環として、EVコンセプトカー「Vision Qe」と「Vision QXe」とSUVの新モデル「QX80」の2024年発売と今後、新型クロスオーバークーペ「QX65」を投入することを発表した。現時点で日本への導入などは不明だ。
●文:月刊自家用車編集部
「Vision Qe」は現行型「Q」シリーズの新型モデル!? 次期スカイラインの可能性大。スタイリッシュなクロスオーバークーペも投入へ!
まず、今回公開されたインフィニティ「 Vision Qe」コンセプトは、米国のキャントン工場で生産される予定のインフィニティ初となるEVのデザインの方向性を示したファストバックセダンコンセプトだ。流麗で低くワイドなフォルムに、デジタルピアノキーライトと印象的なマシンドフィニッシュのホイールを組み合わせており、キャノピー形状のリヤウインドウが特徴的だ。
日本では「スカイライン」として販売されている「Q」シリーズの次期モデルコンセプトであり、日本における新型「スカイライン」を示唆するデザインともいえる。
2台目のEVコンセプトカー「Vision QXe」は、実用的なクロスオーバーのボディにインフィニティの最新デザインと多くの先進技術を採用。
また、2024年発売予定の次世代フラッグシップSUVである「QX80」は、2023年8月に開催された2023ペブルビーチ・コンクール・デレガンスで発表された「QXモノグラフコンセプト」と同様の、自信に満ちた動的なスタンスと、壮大で優美なプロポーションが特徴となっている。インテリアは、3列シートのどこに座っても優れた快適性と利便性を提供。ラグジュアリーな素材と最先端のテクノロジーが組み合わされている。
さらに、新型クロスオーバークーペ「QX65」の投入も公表された。「QX65」は、競争の激しい中型クロスオーバーセグメントにおいて、スタイリッシュな2列シートの新たな選択肢を提供するという。
日産では、今後も各モデルの詳細を公表していくという。EVコンセプトカー「Vision Qe」については2024年11月から日産横浜グローバル本社で展示されるとアナウンスされている。
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