発売されたばかりだが、1か月で受注が3万800台を突破した大人気の新型フリード。すでに年内納車も怪しいとの話も聞こえてくるが、人気の要因は一体何なのか解説していこう。
●まとめ:月刊自家用車編集部
動画でも新型フリードを徹底解説!
キープコンセプトで正常進化した新型フリード
コンパクトなボディに3列シートのパッケージの新型フリードは、最大7名乗車が可能ということでファミリー層を中心に人気を博している。先日のフルモデルチェンジにより、エクステリアは今風に、インテリアはより便利に、走りはe:HEVで力強く…と全方位で正常進化を遂げている。
今風にアップデートされたエクステリア
パッケージやフレームレイアウトは、従来のコンセプトを踏襲。ボディやキャビンのサイズはほとんど変わりはなく、運転しやすいサイズに広々とした室内空間というフリード本来の魅力はそのままだ。
グリルとライトが一体になるように配置され、水平基調を意識したフロントフェイスは、先代に比べると余計なものがそぎ落とされて、シンプルな雰囲気に。
サイドパネルとリアは、先代よりもフラットなデザインとなり、大人なイメージが強まった。荷室部の存在を意図的に希薄にしていた従来モデルよりもミニバンらしいスタイリングとなっている。
シンプルで使いやすさ重視のインテリア
フリードのインテリアはシンプルながらもさらに使いやすくアップデート。インパネは水平基調で、運転に集中しやすい配置となっており、シフトレバーやスイッチなども操作しやすい。
2列目と3列目は乗員の酔いやすさを軽減するために、すっきりとした抜けの良い視覚となる工夫が。シートバックやヘッドレストの形状、開放感のある前方視界など、どの席に座っても快適に過ごせる空間となっている。
e:HEVを新たに採用し、隙のない走りに
今回のフルモデルチェンジの一番の見どころは、走行性能の進化。フリードには最新のe:HEVが採用されており、従来モデルと比べてもワンランク上の走行性能となっている。フィットやヴェゼルと同じシリーズ/パラレル切替式のハイブリッドシステムを採用することで、より広い速度域でモーター駆動の恩恵が受けられるようになった。前モデルでは高速道路などで、80km/hを超えてからの加速に物足りなさを感じる場面もあったが、新型フリードは高速巡行時の加速の鈍さなどの難点が解消されている。
また、フットワークも高速長距離に適したもので、120km/hを超える直進でも高速コーナリングでも操舵が安定し、走行ライン変更後の挙動収束もはやい。従来モデルで感じられた揺れ戻しなども無くなっている。
従来通りの日常域での優しい乗り心地はそのままで、どんなシチュエーションでもストレスフリーな走行が可能になっている。
新型フリードは、e:HEVを採用した隙のない走行性能に、エクステリアとインテリアをキープコンセプトでアップデート。需要の高いスモールサイズのミニバンとして、登場したばかりでも人気が出るのは納得なモデルだ。
※本記事の文責は当該執筆者(もしくはメディア)に属します。※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※掲載されている製品等について、当サイトがその品質等を十全に保証するものではありません。よって、その購入/利用にあたっては自己責任にてお願いします。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(新車)
こだわりのキャビン設計で、実用性能をさらにアップ 走って楽しいコンパクトカーの代名詞的な存在として、長く愛されているスズキ・スイフト。 世界に通用するコンパクトカーを作りたいと、欧州をはじめ世界の道で[…]
存在感抜群のクーペスタイル、このクラスではかなり希少 インドで生産されるフロンクスは、日本導入時には輸入車扱いとなる。その「輸入車」という先入観を抜きにしても、「都会的」「洗練された」といった表現を積[…]
全国限定200台を用意、オンラインショールームで先行注文を受付開始 今回導入される「CLA 180 Night Edition」は、通常モデル未設定の特別外装色ナイトブラック (ソリッド)とナイ[…]
「ティグアン」「ゴルフ」「ゴルフヴァリアント」の3モデルも暫定価格を設定し、予約注文を開始 フォルクスワーゲンジャパンは、新型「パサート」の価格を決定し予約注文を開始するが、同時に「ティグアン」「ゴル[…]
インプレッサの主な改良点 「インプレッサ」は、クラスを超えた高い安全性能と動的質感を兼ね備えたSUBARU ラインナップのスタンダードモデルだ。 今回の一部改良は、インフォテインメントシステムの使い勝[…]
最新の関連記事(ホンダ)
N-ONE:モデル概要 N-ONEは、Nシリーズの初代N360をモチーフに開発されたモデルだ。ネオ・レトロなデザインが特徴的で、走りも軽自動車とは思えない安定感と落ち着いたラインコントロール性を示す。[…]
フロントフェイスがさらに精悍となったシビック 今回行われたマイナーチェンジでは、全グレードのフロントフェイスがより精悍なデザインに変更されるとともに、e:HEVモデルの見直しが行われ、従来はモノグレー[…]
ベース車両はホンダのステップワゴン ベースとなる車両はホンダのステップワゴン。 ホンダ車の中で最も広い室内空間を誇る人気の車だ。キャプテンシートの2列目は前後左右にスライド可能で、3列目のシートは床下[…]
アコード:モデル概要 アコードはホンダのフラッグシップセダンとして登場したモデルだ。11代目となる本モデルは、2Lのe:HEVを搭載し、「ホンダセンシング360」や「Googleビルトイン」を採用。新[…]
シビックタイプR:モデル概要 シビックタイプ Rはシビックをベースとし、エンジンや足回り、空力など細部までチューニングが施されたスポーツカーだ。駆動方式はFFのみ。サーキットでのFF最速の座を狙ったス[…]
人気記事ランキング(全体)
シートベルトの装備が義務化されたのは、昭和44年(1969年)4月から 現代のクルマは、環境への配慮と並んで、安全性の向上が重要な要素になっています。 例えば、昔はドライバーや同乗者を守る装備はシート[…]
ベース車両はトヨタのハイエース ベースの車両はトヨタのハイエース。カスタムの幅が広く、アウトドアを中心としたユーザーに、非常に人気の高い車だ。 ハイエースはなんと言ってもクラス最大級の荷室の広さが魅力[…]
ベース車両はトヨタのハイエース ベースの車両はトヨタのハイエース。カスタムの幅が広く、アウトドアを中心としたユーザーに、非常に人気の高い車だ。 ハイエースはなんと言ってもクラス最大級の荷室の広さが魅力[…]
今履いている古びたアルミホイールを、オリジナルカラーでイメージチェンジ 愛車をさりげなくドレスアップしたいと思ったら、足回りの印象を変えることがてっとり早い。そのため、市販のアルミホイールに履き替え[…]
ベース車両はスズキのエブリイ ベースとなる車両はスズキのエブリイ。燃費の良さや、運転のしやすさが際立つ軽自動車であるにもかかわらず、広い車内空間を誇る人気車だ。 シンプルでコンパクトな外観は、街乗りで[…]
最新の投稿記事(全体)
ハイエースに装着したCN-F1X10C1D。540車種以上に装着ができ、汎用性の高さも大きな魅力だ。 最新ストラーダはラインアップを一新し、YouTube、TVer、Prime Video、U-NEX[…]
こだわりのキャビン設計で、実用性能をさらにアップ 走って楽しいコンパクトカーの代名詞的な存在として、長く愛されているスズキ・スイフト。 世界に通用するコンパクトカーを作りたいと、欧州をはじめ世界の道で[…]
シートベルトの装備が義務化されたのは、昭和44年(1969年)4月から 現代のクルマは、環境への配慮と並んで、安全性の向上が重要な要素になっています。 例えば、昔はドライバーや同乗者を守る装備はシート[…]
ベース車両はトヨタのハイエース ベースの車両はトヨタのハイエース。カスタムの幅が広く、アウトドアを中心としたユーザーに、非常に人気の高い車だ。 ハイエースはなんと言ってもクラス最大級の荷室の広さが魅力[…]
世界中にファンを持つNISMO、40年の歩みを記念するイベントを開催 「NISMO」は日産のモータースポーツ活動から生まれたハイパフォーマンスブランド。 この40年間、過酷で、エキサイティングな世界の[…]
- 1
- 2