
フォルクスワーゲンがドイツ国内の工場の閉鎖を検討中というニュースが飛び込んできました。はたしてドイツ製VWや今後のVW社どうなってしまうのでしょうか?
●文/まとめ:ストリートVWs編集部
VW社創業以来初のドイツ工場閉鎖
フォルクスワーゲン社は、創業以来初めてドイツ国内の工場の閉鎖を検討しているというニュースが飛び込んできました。理由は、EV需要の低迷や中国EVの台頭による競争力低下で、コスト削減のために工場を閉鎖する考えのようです。
今では世界中に工場があるVWですが、やはり故郷はドイツであり、ドイツ製VWには特別なブランド力があります。はたして工場の閉鎖によって、ドイツ製VWはなくなってしまうのでしょうか?
閉鎖検討中なのは乗用車工場1つと部品工場1つだけ
いまのところ閉鎖検討中が明らかにされているのは、乗用車工場1つと部品工場1つ。VW社はグループ会社を含めるとドイツ国内に19の工場を持ち、VWブランドだけでも10以上の工場が生産に関与しています。そのうちの2つが閉鎖されただけでは、ドイツ製フォルクスワーゲンがなくなる心配はないでしょう。まだ閉鎖が決まったわけでもありません。
しかし、ドイツ国内に工場を増やすことはあっても減らすことがなかったVW社ゆえに、愛好家にとって衝撃的なニュースであったことは確かです。なによりも労働者に与える経済的ショックが心配されます。
フォルクスワーゲンというクルマのファンであり、ブランドを愛する者としては、ドイツの技術と伝統がつまったドイツ製VWが末永く生産されることを願います。
VW社の本社を兼ねるウォルフスブルク工場は1940年から稼働。
VWバス(トランスポーター)の生産拠点として1956年に建てられたハノーファー工場。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
人気記事ランキング(全体)
ベッド展開不要の快適な生活空間 全長5380mm、全幅1880mm、全高2380mmという大型バンコンでありながら、その中身は大人二人、あるいは二人+ペットでの旅にフォーカスされている。7名乗車・大人[…]
サイドソファとスライドベッドがもたらす“ゆとりの居住空間” 「BASE CAMP Cross」のインテリアでまず印象的なのは、左側に設けられたL字型のサイドソファと、そのソファと組み合わせるように設計[…]
魂動デザインの進化に加え、装備機能の充実ぶりも期待できそう 現行型のCX-5は2017年に発売され、すでに8年が経過している。すでに国内でも次期型の登場は噂になっており、編集部が販売店に取材したところ[…]
初代レパードは、日本国内向けの高級GTとして誕生 1986年に発売された「F31系」のレパードは、「レパード」としては2代目のモデルになります。 初代の「レパード」は、北米市場向けモデルの「マキシマ」[…]
快適性を追求した軽キャンの完成形 「ミニチュアクルーズ ATRAI」は、岡モータースが長年にわたり築き上げてきた軽キャンパー製作のノウハウを、現行アトレーのボディに惜しみなく注ぎ込んだ一台である。全長[…]
最新の投稿記事(全体)
スノーピークが特別出展「キャンパーの食卓」も登場 スターキャンプは、1991年から続く三菱自動車が主催する名物オートキャンプイベント。これまで1万組以上の家族が参加し、自然の尊さを学びながら、家族や仲[…]
人気の「AMGライン」や全モデルに本革シートを標準装備化 各モデルに追加された「Urban Stars」は、人気の「AMGライン」や全モデルに本革シートを標準装備化することで、スポーティで上質さを強め[…]
3.0リッター水平対向6気筒ツインターボは、480馬力を発揮 今回、911シリーズの中で高い人気を誇る4WDモデル「カレラ4S」に、クーペとカブリオレ、タルガトップの3タイプが投入される。いずれも35[…]
一年中快適。冷暖房完備の“住める”軽キャンパー これまでの軽キャンパーに対する常識は、スペースや装備の制限を前提とした“妥協の産物”という印象が拭えなかった。しかしこの「TAIZA PRO」は、そんな[…]
洗車後の水滴、残ってしまうと大変なことに… ボディの汚れをしっかりと洗い流し、洗車完了。あとは水滴を拭き上げるだけ…。「まぁ、きれいな水だし、ササッと拭けばばOKでしょ…」と、気を抜きがちだが、実は、[…]
- 1
- 2