
子どものころにふと、クルマのマフラーにモノを入れたらどうなるか考えたことはないだろうか。そんな疑問を解消するべく、 マフラーのテールパイプへの異物押し込み実験をクローズドコースで行ってみた。果たしてその結果は…!?
●文/まとめ:オートメカニック編集部
アルファロメオ147 2.0ツインスパークのマフラーにレモンを突っ込む
実験の犠牲となるクルマは廃車寸前のアルファロメオ147。マフラーのテールパイプ径もちょうどよく、レモンを突っ込むとギッチリと収まった。
テールパイプにピッタリ収まったレモン。それなりにギッチリと押し込んである。
取り出すのがむつかしいくらいかなりギチギチの状態のため、そもそもエンジンがかかるのだろうか…と急に不安になってきた。これで何も起こらなければ、恐怖の企画倒れ…どうしよう。変な汗をかきつつ、実験の準備を進める。
クルマの後方は、念のための危険防止で25メートルほどの空間を確保。クルマの状態と周囲の安全に注意しながら、エンジンをスタート。.
キュルキュルッ…スッポーーン!
クランキングが終わったあたりで、テールパイプに詰め込んだレモンが飛び出した! その様子はまさにレモン砲! 地面に落ちた後は勢いでコロコロと転がりだした。
実験結果!
原付などの小型のエンジンなら、詰め物をすればほんの数秒程度なら排気を出さないようにもできるかもしれないが、排気量の大きなクルマだと今回のレモン程度では抑えきれなかった。マフラーにモノなどが詰まったアイドリング状態でも、かなりの圧力が発生するのだ。
ということで、今回の結論は「クルマのマフラーに異物が入っても、大抵のものならエンジンをかければ押し出せる!」だ。
クルマを使った、トンでもチャレンジシリーズ。
これからも展開予定なのでお楽しみにー!
ちなみに、レモンは編集部が美味しく頂きました。
※本実験は安全面に十分配慮し、クローズドのテストコースにて実施しております。決して真似などをしないでください。本記事を読んで発生した事案などにつきましては、一切の責任を負いかねます。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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