ちょっとしたこすり傷程度の小さなキズならタッチアップでも補修はできる。しかし、近くで見ると補修跡が明確にわかってしまう。 やっぱり修理するなら修理跡が残らないよう完璧に直したいもの。こんな時は、繊細な塗装修理が可能な「エアブラシ」を利用すれば、小キズを相当なレベルにまでリカバリーすることが可能だ。
●文:オートメカニック編集部
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コンパウンド磨きでは物足りない、ならばエアブラシで完璧修理を!
サイドミラーはボディより外側に出っ張っている関係で、ガリっとやってしまったなんて経験をしたユーザーは多いと思う。ミラー自体に不具合が生じていなければ、普段使いには問題ないとは思うが、やっぱりこすったキズが気になってしまうもの。修理工場で修理するほど大袈裟なものではないけど、このキズなんとかしたい。そんな時はDIYで直してみるのがオススメだ。
塗装表面のクリア層をこすった程度ならば、コンパウンドで磨くだけでも十分な効果を得られるだろうが、もう少し深めのキズともなると、コンパウンドだけでは少し目立たなくなる程度が精一杯。そこそこ目立つ場所だけに、できればキレイに補修したいというのが人情だ。そこで今回はプラモデル塗装などで使うエアブラシを活用して直すことにした。
手順1:広範囲に塗料を塗ることになるので、しっかりとマスキングを行う
手順2:粗めの水研ぎでキズ周囲の段差を整えたら、コンパウンドでさらに磨いていく
手順3:塗装の第一段階は下塗り工程。タッチアップ塗料のパールホワイトを薄めに吹き付けていく
手順4:パール塗装のキモは上塗り工程。吹付け方法を変えることで、より自然な仕上がりを狙う
手順5:仕上げを大きく左右するクリア工程。しっかりと処理することでを艶がさらに出てくる
手順6:クリア塗装のあとは、仕上げとしてコンパウンド磨きを行う
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