アウディジャパンは、アウディQ2シリーズ全モデルに、タッチスクリーンを備えた新しいインフォテインメントシステム「MIB3」を標準装備する、大幅アップデートを実施した。同時に「35 TDI quattro」も新設定される。価格はエントリーの「Q2 35 TFSI advanced」で430万円から。
●まとめ:月刊自家用車編集部
インターフェイスの刷新で、商品力を大幅に強化
今回実施されるアップデートでは、全モデルに新しいインフォテインメントシステム「MIB3」を搭載。
このシステムは、アウディ独自のインフォテインメントシステムMMI(マルチメディアインターフェース)の最新仕様にあたり、メインディスプレイに8.8インチタッチスクリーンを採用するほか、メーターパネル内に高解像度の12.3インチ液晶ディスプレイを配置。メーター/DIS(ドライバーインフォメーションシステム)/地図表示などの機能を統合した「アウディ バーチャルコックピットプラス」に対応することになる。
機能装備としては、ヘッドライトにLEDを採用されるほか、10km/h以上で走行中にシステムが先行車両に衝突する恐れがあると判断すると、警告や衝突被害軽減ブレーキを作動して、衝突の回避または衝撃を軽減するアウディプレセンスフロントと、バックの際の後方視界を確保するリヤビューカメラが標準装備される。さらに、オプション設定のサイドアシスト/アウディプレセンスベーシック/アダプティブクルーズアシスト/ハイビームアシスト/オートマチックテールゲート等を含む「コンビニエンス&アシスタンスパッケージ」や、Audi connect/アウディスマートフォンインターフェイスなどの先進装備も装着される。
もっともコンパクトなクワトロモデル、「Q2 35 TDI quattro」も新設定
設定されるグレードは5タイプ。もっともベーシックなガソリン仕様の「Q2 35 TFSI advanced」が430万円、新たに設定される新グレード「Q2 35 TDI quattro advanced」が461万円。この「Q2 35 TDI quattro advanced」は、アウディの国内ラインナップとしてはもっともコンパクトなクワトロモデルになる。
クリーンディーゼル2.0TDIエンジンは、7速Sトロニックトランスミッションとの組み合わせで最高出力110kW(150ps)、最大トルク360Nmを発揮。クワトロシステムは電子制御式油圧多板クラッチ式を採用している。
モデル | エンジン | トランシスミッション | 駆動方式 | ステアリング | 価格 |
Audi Q2 35 TFSI advanced | 1.5L直列4気筒DOHC ガソリン ターボ 150ps/250Nm | 7速Sトロニック | FWD | 右 | 430万円 |
Audi Q2 35 TFSI S line | 1.5L直列4気筒DOHC ガソリン ターボ 150ps/250Nm | 7速Sトロニック | FWD | 右 | 468万円 |
Audi Q2 35 quattro advanced | 2.0L直列4気筒DOHC ディーゼル ターボ 150ps/360Nm | 7速Sトロニック | quattro | 右 | 461万円 |
Audi Q2 35 quattro S line | 2.0L直列4気筒DOHC ディーゼル ターボ 150ps/360Nm | 7速Sトロニック | quattro | 右 | 499万円 |
Audi SQ2 | 2.0L直列4気筒DOHC ディーゼル ターボ 300ps/400Nm | 7速Sトロニック | quattro | 右 | 644万円 |
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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