
ホンダは、軽自動車「N」シリーズ[N-BOX(エヌボックス)、N-ONE(エヌワン)、N-WGN(エヌワゴン)、N-VAN(エヌバン)、N-VAN e:(エヌバンイー)]の累計販売台数が、2024年11月末時点で400万台を突破したことを発表した。
●まとめ:月刊自家用車編集部
- 1 「日本の生活に寄り添うクルマ」たちが揃う、人気シリーズ
- 2 初代N-BOX【2011-2017】Nシリーズの成功を決定付けた功労車
- 3 2代目N-BOX【2017-2023】メカニズムまわりが大進化、スーパーハイト軽ワゴン人気爆発の立役者
- 4 3代目N-BOX【2023-】全体的にブラッシュアップが図られた現行モデル
- 5 N-ONE【初代2012-2020、2代目2020-】キュートなスタイリングで抜群の存在感をアピール。ホットハッチモデルの設定もあり
- 6 N-WGN【初代2013-2019、2代目2019-】シンプルな魅力が詰まったベーシック軽の新世代モデル
- 7 N-VAN【初代2018-】優れたパッケージ&機能性を商用モデルにも拡大
「日本の生活に寄り添うクルマ」たちが揃う、人気シリーズ
ホンダが手掛けるNシリーズは、「日本にベストな新しいのりものを創造したい」という思いから開発がスタートとした軽自動車。
2011年12月に発売した初代N-BOXを皮切りに、一人ひとりのベストなマイカーをめざしたN-ONEや、人々の暮らしになじむ機能性やデザインを追求したN-WGN、働く人々の生活を見つめたN-VANなど、「日本の生活に寄り添うクルマ」を目指してラインアップを拡充してきている。
今回の400万台という節目は、2011年12月に初代N-BOXを発売して以来、13年での記録達成となる。
「N」シリーズ発売以来の歩み
2011年 | 12月 | N-BOX発売 |
2012年 | 7月 | N-BOX +発売 |
2012年 | 8月 | N-BOX +車いす仕様車発売 |
2012年 | 11月 | N-ONE発売 |
2013年 | 9月 | 累計販売台数50万台突破 |
2013年 | 11月 | N-WGN発売 |
2014年 | 12月 | N-BOX SLASH発売 |
2015年 | 2月 | 累計販売台数100万台突破 |
2016年 | 11月 | 累計販売台数150万台突破 |
2016年 | 12月 | N-BOXシリーズ(N-BOX、N-BOX +、N-BOX SLASH)100万台突破 |
2017年 | 9月 | 2代目N-BOX発売 |
2018年 | 4月 | N-BOX スロープ仕様車発売 |
2018年 | 6月 | 累計販売台数200万台突破 |
2018年 | 7月 | N-VAN発売 |
2019年 | 8月 | 2代目N-WGN発売 |
2019年 | 11月 | 累計販売台数250万台突破 |
2020年 | 11月 | 2代目N-ONE発売 |
2021年 | 5月 | N-BOXシリーズ(N-BOX、N-BOX +、N-BOX SLASH)200万台突破 |
2021年 | 6月 | 累計販売台数300万台突破 |
2023年 | 3月 | 累計販売台数350万台突破 |
2023年 | 10月 | 3代目N-BOX発売 |
2023年 | 12月 | N-BOXシリーズ(N-BOX、N-BOX +、N-BOX SLASH)250万台突破 |
2024年 | 9月 | N-BOX JOY発売 |
2024年 | 10月 | N-VAN e:発売 |
2024年 | 11月 | 累計販売台数400万台突破 |
初代N-BOX【2011-2017】Nシリーズの成功を決定付けた功労車
初代N-BOXは、ホンダに脈々と受け継がれるM・M思想に基づく、広く開放的な室内空間を独自のセンタータンクレイアウト技術によって実現したスーパーハイト軽ワゴン。低重心設計を採用したことで安定した走行特性を獲得するなど、それまでの常識をを覆すことで独自価値と魅力を創出した一台になる。
2代目N-BOX【2017-2023】メカニズムまわりが大進化、スーパーハイト軽ワゴン人気爆発の立役者
2017年に登場した2代目モデルは、基本的なパッケージやスタイリングはキープコンセプト路線になるが、プラットホームやエンジンなどのメカニズム系に新たに設計された次世代仕様にアップデート。安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」を全モデルに標準装備とするなど、燃費・走行性能に加えて、安全性能も大きく向上している。
3代目N-BOX【2023-】全体的にブラッシュアップが図られた現行モデル
2023年10月にフルモデルチェンジを迎えた3代目N-BOX。より質感を高めたデザインや広い室内空間に加え、開放感のあるすっきりとした視界が生み出す、運転がしやすく居心地の良い空間価値の魅力をさらに追求。ほかにも力強い走りと優れた燃費性能を両立するパワートレーンや、高い操縦安定性による上質な走り、先進機能の充実ぶりも踏襲。正統進化にふさわしい完成度の高い1台に仕立てられている。
N-ONE【初代2012-2020、2代目2020-】キュートなスタイリングで抜群の存在感をアピール。ホットハッチモデルの設定もあり
2020年に登場した2代目N−ONE。初代譲りのキュートなスタイリングは踏襲したが、N-BOX同様にメカニズムや装備機能は大幅にアップデートしている。6速MTが組み合わされるホットバージョンを選ぶことも可能だ。
N-WGN【初代2013-2019、2代目2019-】シンプルな魅力が詰まったベーシック軽の新世代モデル
2019年にデビューした2代目N-WGN。ホンダセンシングが全モデルに標準装着されるなど、ベーシック軽ながら高い商品力が与えられている。
N-VAN【初代2018-】優れたパッケージ&機能性を商用モデルにも拡大
2018年に発売されたN-VAN。Nシリーズ初となる商用モデルとなる。2024年には商用軽EVのN-VAN e:も発売されている。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ニュース | ホンダ)
WLTCモードで295kmの航続距離を確保 新型軽EV「N-ONE e:」は、「e: Daily Partner」をグランドコンセプトに掲げ、日々の生活をより豊かにするパートナーを目指して開発。 EV[…]
陸・海・空のモビリティと夢の力がテーマ 今回のホンダブースの展示では、陸・海・空にわたる幅広いモビリティを披露し、「夢の力」が生み出した多様な技術とコンセプトが示される。 展示の中心となるのは、202[…]
学生が蘇らせたシビックRSが「ラリー・モンテカルロ」に参戦 今回のチャレンジは、「技術の伝承」と「挑戦文化の醸成」を目的とした「50周年記念チャレンジ企画」の第一弾であり、ホンダ学園の理念を体現する取[…]
ブラックルーフの数量限定車を、オンライン販売することも発表 新型プレリュードは、電動化時代における「操る喜び」を継承するスペシャリティスポーツモデル。ホンダ独自のハイブリッドシステム「e:HEV」をさ[…]
航続距離は270km以上、V2Hにも対応する本格EV N-ONE e:は、ホンダがカーボンニュートラル実現に向けた電動化推進の一環として投入する軽乗用EV。2024年10月に発売された軽商用EV「N-[…]
最新の関連記事(N-BOX)
N-BOXカスタムの一部グレードに、LEDフォグライトとフォグライトガーニッシュを追加設定 今回実施される一部改良では、N-BOXカスタムの一部グレードに、LEDフォグライトとフォグライトガーニッシュ[…]
スーパーハイト軽ワゴン選びで、外すことができない実力モデル 運転支援機能も優秀。高速長距離に絶大な強みあり 見た目は他社のスーパーハイト軽ワゴンと大差ないように見えるが、床下に燃料タンクを配置するセン[…]
ベース車両はホンダのN-BOX ベースとなる車両はホンダのN-BOX。 広い車内、軽自動車離れした走行性能、燃費の良さと、優れている点を豊富に持つ車だ。軽自動車としては日本で最も売れている人気車種で、[…]
TV-CMでも大好評のいかつさアップの定番パーツが1位を獲得 (第1位)アクティブフェイスパッケージ 最も注目を浴びたのは、TVCMなどにも登場した「アクティブフェイスパッケージ」。フロントグリルとL[…]
N-BOX:モデル概要 N-BOXは、ホンダが発売するスーパーハイト軽ワゴンだ。初代は2011年に発売され、2代目は2017年、現行で3代目となる。”日本で一番売れているクルマ”と言われており、軽乗用[…]
人気記事ランキング(全体)
見た目では用途がわかりにくい、意外性のあるカー用品 世の中には多種多様のカー用品があり、奇抜なものから思わずおっと唸ってしまうようなアイテムがたくさんある。カー用品のお店やECサイトでカーグッズを探っ[…]
コンパクトに収まるベース仕様 RS1+のベースとなるのは、スズキ・エブリイワゴン。標準設定としてベッドマット、カロッツェリアの楽ナビ、そして諸費用を含む構成になっている。軽キャンピングカーを求める人に[…]
大人が手にする秘密基地 N-VAN コンポの最大の魅力は、まるで子供の頃に夢見た秘密基地を現実にしたような空間にある。助手席側の大開口部とフラットな床が生み出す自由度は抜群で、サイドオーニングを展開す[…]
全方位型のツインタイプの小型ファン 先日、ヘッドレストに装着するタイプの扇風機を愛車に導入したのだが、ファンとしてはオーソドックスな丸型タイプの扇風機も使う機会があったので、便利そうな2種を紹介してい[…]
日本車が手本とした、美を優先する伊デザイン。その代表が117クーペ 日本において、商品のデザインが売れ行きを大きく左右することに最初に気づいたのは、松下電器器具製作所(後の松下電器産業、現パナソニック[…]
最新の投稿記事(全体)
車内を快適に! カーエアコンの正しい使い方とは? 車内を快適な温度に保つために必要な、カーエアコンの正しい使い方を4つのポイントから見ていこう。 まずひとつ目のポイントは、カーエアコンの起動タイミング[…]
初期型 NA6CE(1989年) 未知の需要に果敢に挑戦して大ヒットを記録 初代ロードスターこと、「ユーノス・ロードスター(NA系)」が発売されたのは1989年です。年号が昭和から平成に切り替わった年[…]
より精悍な佇まいが楽しめる、新たなパッケージオプション「M Sport Package Pro」 今回、X5とX6に追加される「M Sport Package Pro」は、Mハイグロス・シャドー・ライ[…]
豪華な装備で魅せるEクラスの最高峰 E 53は、 3.0 リッター直列 6 気筒ターボエンジンと電動モーターを組み合わせたシステムトータル出力 585PS(430kW)を発揮するプラグインハイブリッド[…]
見た目では用途がわかりにくい、意外性のあるカー用品 世の中には多種多様のカー用品があり、奇抜なものから思わずおっと唸ってしまうようなアイテムがたくさんある。カー用品のお店やECサイトでカーグッズを探っ[…]