![[2025初売り] 注目車の攻め方&選び方:ホンダ フリード〈最新値引き&納期情報〉](https://jikayosha.jp/main/wp-content/uploads/2025/01/DSC_9625.jpg?v=1735951654)
この冬、新車購入を考えているならば、勝負は年明けの1月がベスト。1月最初に実施される「初売り」セールは、良い条件が出る可能性が高く、積極的にディーラーを訪れるべきなのだ。ここでは2025初売りで人気を集めているホンダ・フリードをピックアップ。最新の目標値引き額や攻略術をお伝えしよう。
●文:月刊自家用車編集部
パワートレーン&装備機能の充実で、車格は1ランク向上
2024年6月に発売された現行フリード。コンパクトなボディに3列シートを収めた優れたパッケージングはそのまま踏襲されているが、ハイブリッド車がe:HEVに進化したことや機能装備の充実により、先代よりも車格感が向上。ひとつ上のミドルミニバンと比較検討するユーザーも多いようだ。先代よりも全体的な価格水準は20万円ほど上がってしまったが、6月から11月までの6か月の登録台数は4万814台を記録するなど、販売面は好調に推移している。
e:HEV エアEXは、発売1か月の受注集計において、販売台数全体の55%を占める主力グレード。メインターゲットはファミリー層ということもあって、前後パンパーやサイドパネルは馴染みやすさを優先したプレーンなデザインを採用している。
撮影車はe:HEV エアEXの6人乗り仕様で、シート配列は2-2-2の3列となる。セカンドシートが2列のキャプテンシートとなることが強み。なお、エアEXにはセカンドベンチシートの7人乗り仕様も設定されている。
人気はハイブリッドのe:HEV車、納期1年待ちのグレードもあり
- 車両本体目標値引き額:13万円
- 納期の目安:3〜12か月
- リセール予想:B-
販売現場の声を拾うと、「新型フリードは予想を超える売れ行きで、納期が相当かかってしまう」とのこと。実際、売れ筋の「e:HEVエアEX」は10か月以上、「e:HEVエア」も半年待ちというのが目安になっている。ただ、ガソリン車は比較的納期が早く、装備機能の条件が合えば3か月程度で納車されるケースもあるようだ。
人気沸騰の影響もあって値引きは厳しく、商談の序盤では付属品を含めた値引き額でも8万円前後でストップがかかるケースが目立つ。競合させるモデルとしてはシエンタが効果的だが、先代よりも効果は薄め。現状では付属品を含め15万円前後が取れたら大成功だ。商談の最後では、経営資本が異なるホンダ販売店を競い合わせる同士競合を行うことをオススメしたい。
FREED e:HEV AIR 価格:285万7800円(FF)/308万8800円(4WD) ※6人乗りのみ
FREED e:HEV AIR EX 価格:304万7000円(6人乗り/FF)/309万1000円(7人乗り/FF)/327万8000円(6人乗り/4WD)
FREED e:HEV CROSSTAR 価格:320万6500円(6人乗り/FF)/316万2500円(5人乗り/FF)/343万7500円(6人乗り/4WD)/339万3500円(5人乗り/4WD)
FREED AIR EX 価格:269万7200円(6人乗り/FF)/274万1200円(7人乗り/FF)/292万8200円(6人乗り/4WD)
価格は高くてもe:HEV車を選ぶのが鉄板の選択
最初に検討すべきはパワートレーンの選択だ。フリードの広いキャビンや荷室をコスパよく使いたいというユーザーならば、価格が35万円ほど安いガソリン車を選びたくなるだろうが、走りはそれなりでOKというユーザーであっても、e:HEV搭載のハイブリッド車を選ぶべき。
理由としては、ガソリン車とハイブリッド車の性能差が、先代以上に広がってしまったことが挙げられる。ハイブリッドシステムが一世代前の「i-DCD」から最新の「e:HEV」へ変更されたことで、その走りはまったく別物になっている。それこそ、すべての速度域で力強く、その違いは誰が走らせても実感できるほどだ。
装備機能の充実ぶりが光るe:HEVエアEXが一番手
エアとクロスターの選び分けは、おもに内外装加飾とシート配置(5人乗り/6人乗り/7人乗り)によるもので、装備水準が近いエアEXとクロスターを比べると、おおよそ12万から16万円の価格差があるが、この差は、クロスター専用加飾(外装まわりやシート素材、アルミホイールなど)が価格アップの理由と考えていい。外観にこだわりがないならば、クロスターとエアEXは同格なので、e:HEVのエアEXの6人乗り仕様(304万7000円/FF)を選ぶのがいい。
レジャーシーンでも映えるクロスターは、価格に見合った好グレード
ファミリーキャラのエアでは物足りないというならば、レジャーシーンでも馴染んでくれるe:HEVのクロスター(316万2500円〜)もオススメのグレード。走破性に優れる4WD車を選択すると343万7500円(6人乗り/4WD)と、ミドルミニバンも視野に入る価格になってしまうが、シートまわりの質感も良く、価格アップに見合ったグレードなのは間違いない。
実用性重視ならばe:HEVエアがオススメ
フリード本来の実用ミニバンをコスパ良くというならば、e:HEVエア(285万7800円/FF)もセカンドベスト。ひとつ上のエアEXやクロスターに比べると、後方警戒機能のBSM/シートヒーター/リヤクーラーなどが省かれてしまうが、ホンダセンシングの優れた安全運転機能や、広々としたキャビンと荷室、多彩なシートアレンジ機能、e:HEVがもたらすゆとり十分の動力性能は、このグレードでも十分に楽しむことができる。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(フリード)
ミニバンの余裕を生かしたキャンパー設計 「フリースタイル」のベース車は、ホンダ・フリード+。もともとフリード+は、2列シート+広大な荷室という構成で、荷物の多いユーザーや趣味を楽しむ人々から支持を集め[…]
SUVライクな外観で差別化された「クロスター」 新型フリードの中でも注目されるのが、SUVテイストを加えた個性派モデル「フリード クロスター」。専用のデザインや装備を備え、街乗りからアウトドアまで幅広[…]
世界で1台の車がつくれるStyle_iDの豊富なメニューでカスタマイズ ジャパンキャンピングカーショー2025のホワイトハウスのブースで展示されていた1台が、フリードクロスター HV メトロキャンパー[…]
ベース車両はホンダのフリード ベースとなる車両はホンダのフリード。街乗りでも違和感がない上に、広い車内スペースを持つことで、アウトドアでも大活躍する、ホンダの人気のモデルだ。全長は4265mmとコンパ[…]
艶感&耐久性が向上した外装塗料を、ガソリン車にも導入 今回の一部改良では、2月に改良を行ったフリードe:HEVモデルと同様に新たな外装塗料を採用。塗料に使用するクリア材を従来のアクリルメラミンクリア素[…]
人気記事ランキング(全体)
奥まで届く薄型設計で内窓掃除が快適に 近年の車はフロントガラスの傾斜が鋭角になり、従来の内窓ワイパーでは掃除しづらいケースが増えている。特にプリウスなど一部車種ではダッシュボード付近に大きなモニターや[…]
ポップアップルーフがもたらす圧倒的な開放感 まず注目したいのは、ポップアップルーフによって実現した最大2000mmという室内高。この高さがあることで、室内で立ったまま着替えたり、作業したりすることがで[…]
気になっていた折りたたみ式サンシェードを購入 近年の日本の夏の暑さは尋常ではない。今年も6月から猛暑日があったり、この先が思いやられる暑さが続いている…。 この高気温のせいで、駐車中の車内の温度はかな[…]
引っ張るだけでOK、瞬時にセット完了 ロール式サンシェードの最大の魅力は、その操作の簡単さにある。取り付けは非常にシンプルで、工具も必要なくサンバイザーに専用パーツを固定するだけ。その状態でロール部分[…]
2代目ローレルは、ケンメリスカイライン(4代目)とシャシーを共有する兄弟車だった 2代目のローレルは1972年の4月に発売されました。この頃のローレルの日産内の立ち位置は“高級GT”といった感じで、ス[…]
最新の投稿記事(全体)
バッテリートラブルは夏場でも多く発生する バッテリートラブルって、寒い冬場に起きるものだと思っているユーザーが多いのではないだろうか。だが、実はエアコンなどをフル稼働させる夏場のほうがバッテリーを酷使[…]
夏の猛暑も怖くない、ロール式サンシェードが作る快適空間 夏のドライブで誰もが感じる悩みは、車内の暑さだ。炎天下に駐車すれば、シートやダッシュボード、ハンドルが触れないほど熱くなる。さらに紫外線による内[…]
暗所の映像も鮮明に記録。2つのカメラにSTARVIS技術搭載センサーを採用 ドライブレコーダーのトップブランド、コムテックが新たにリリースした新機種、ZDR-850Rは、前後2つのカメラで全方位を記録[…]
座るだけでクールダウン 夏のドライブが快適になる最新カーシート 夏の車内は、ただでさえ暑い。長時間の運転や渋滞に巻き込まれたとき、背中やお尻の蒸れが不快感を倍増させる。そんな夏の悩みを一気に解消するの[…]
大阪の商人らしい、「商いのうまさ」で誕生したコンパーノ コンパーノは、ダイハツが戦前から築き上げてきた商用車メーカーとしての地位から、乗用車市場へと本格的に参入する転機となった記念すべきシリーズモデル[…]
- 1
- 2