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[画像 No.9/10]「当時の国産車の中では抜群の空力特性を実現したエアロデザイン」性能を追い求めるあまり奇抜さが際立った悲運のクルマ[SUBARU アルシオーネ]

ルーフを除く360度全てを3次曲面ガラスで構成するグラスtoグラス( ガラスとガラスがほぼ接する状態)のエクステリアは、カーデザイン界の鬼才ジウジアーロの提案。細いピラー全てをガラスの内側に配した、まるでジェット機をイメージさせるラウンドキャノピーは電動昇降式のミッドフレームウインドウ付き。新システムVTD-4WDを核とする安全テクノロジーの積極採用、厳寒のフィンランドからニュルブルクリンクまで世界各地での走り込みによる操安性の評価も高かったが、生産台数は5年半で2万4379台にとどまった。
【主要諸元】 
●全長×全幅×全高:4625mm×1770mm×1300mm  ●ホイールベース:2610mm ●車両重量:1620kg ●乗車定員:5名●エンジン(EG33型):水平対向6気筒DOHC3318cc ●最高出力:240PS/6000rpm●最大トルク:31.5kg-m/4800rpm ●最小回転半径:5.4m ●10モード燃費:7.0km/L●燃料タンク容量:70L●変速機:4速オートマチック●サスペンション(前/後):ストラット式独立懸架/ストラット式独立懸架●タイヤ(前/後):225/50VR16  ◎新車当時価格(東京地区):399万5000円