「ほとんど姿を消した?」マイナスドライバーの出番は激減したが、それでも持っておいた方がいい理由。

DIYで車のメンテナンスをする際に絶対に必要となる工具の1つ、それがドライバーだ。車のメンテナンスだけでなく、日常でも使用頻度の高い工具とも言える。ただ、マイナスドライバーはその出番が激減しているのだが、それでも揃えておいた方がいい理由がある。

●写真/文:オートメカニック編集部

工具の基本、ドライバー。ネジはほとんどプラスだが…。

自動車のメンテナンスを自分で行う場合、様々な工具が必要となる。その中でも特に、使用頻度が高いと言えるものの1つがドライバーだ。ドライバーにはプラスとマイナスの2種類が存在するが、いわゆるネジ回しとして使用するのは、ほとんどの場合がプラスとなる。日常でも、マイナスドライバーを使用する場面は、かなり少ないのではないだろうか?

車のメンテに使用するなら2番・3番を揃えておきたい

先にも述べたが、ネジ回しとして使用するのはほとんどの場合がプラスドライバー。サイズとしては、車のメンテナンスの場合は主に2番と3番となる。この2サイズを揃えておけばOKだろう。

ネジ回しとして使用するのは、ほとんどの場合でプラスドライバー。

ネジの大きさに合わせて様々な番手があり、また形状も多岐にわたるが、車のメンテナンスと日常でのネジ回しとして使用するなら、写真のようなスタンダードなタイプがオススメだ。

また、貫通タイプのドライバー(柄の中を軸が貫通しているタイプ)を選んでおくと、固着したネジやネジを外す場合や、ネジの溝がナメてしまった場合などにも対応できるので便利だ。

貫通ドライバーは、柄のアタマの部分をハンマーで叩くような使い方できる。通常のドライバーでやると、壊れてしまう可能性があるのでNGだ。

使用頻度は少ないが、マイナスドライバーも持っておきたい

マイナスドライバーが必要となるのは、どのような場面なのか? 車のメンテナンスで言うと、ホースバンド(ホースを止めるための金具)などには、いまだにマイナスネジが使用されている。

マイナスドライバーの場合、具体的なサイズ云々というよりも、大・小2つがあれば、だいたいの状況に対応できるだろう。

マイクロファイバーは、大小2つのサイズがあればOK。

また、単にネジ回しの役割だけでなく、固くなった塗料のフタなどをこじ開けるような場合は、プラスドライバーよりもマイナスドライバーの方が適しているだろう。出番は多くないものの、マイナスドライバーにしかできない作業もあるので、揃えておいて損はないはず。

なにかと便利なミニドライバーセット

ホームセンターやネットショップなどで売っているミニドライバーセットは、小型でセット内容も充実しており、車のメンテナンスや内装剥がしなどで重宝する他、日常での作業でも活用できて便利だ。

GISUKE ドライバーセット DR-200[高儀]

価格も数百円程度とリーズナブルで、通常のドライバー1本よりも安い場合も。ひと昔前は粗悪なセットなども多かったが、最近はそういった製品は少なくなり、安心して購入できるだろう。

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