
トヨタ・RAV4は、力強いデザインと高い走破性能を両立したミドルクラスSUV。2024年11月に実施した最新改良で商品力を大幅に強化。その魅力はさらに高まっている。ここでは最新RAV4の概要と値引きを含んだ購入情報をお伝えしよう。
●文:月刊自家用車編集部
最新改良で2WDモデルを廃止。全車4WDモデルのみのラインナップへ
2024年11月に実施した最新改良では、従来はメーカーオプションだった機能の一部グレードで標準装備化が図られた。
具体的には、Xグレードにブラインドスポットモニターとパーキングサポートブレーキ(後方接近車両)、ドアミラーの足元照明を標準装備したほか、Adventure、G“Z package”、G、Zのディスプレイオーディオが上級の10.5インチディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)Plusにアップデート。これによりナビゲーション機能と視認性が大幅に向上している。ほかには2WD(FF)モデルが廃止され、全グレードが4WDモデルのみとなっている。
パワートレーンは、2.0Lダイナミックフォースエンジンを搭載したガソリン車、2.5Lハイブリッドシステムを搭載したハイブリッド車、さらに大容量リチウムイオンバッテリーと高出力モーターを組み合わせたPHEVの3タイプを展開している。
GA-Kプラットフォームの恩恵もあって、オンロードでも質の高い走りを楽しめることも魅力。どのパワートレーンも力強く俊敏な加速と優れた燃費を楽しめることも人気を集めている理由だ。
オススメはガソリン車。オフテイスト強めの「アドベンチャー」は見逃せない
すでに次期RAV4は発表済みのため、現行型はモデル末期を迎えているが、走行性能や装備レベルは他社のライバルモデルと比べても魅力は十分。むしろガソリン車のコスパの良さは、ミドルSUVの中でもトップレベルといっていいほどだ。
オススメは、ガソリン車の「Adventure」(価格:371万3600円)。レジャービークルを最も体現するグレードで、専用のフロントグリルとバンパー、大型のホイールアーチモールで専用スタイリングが楽しめるほか、後輪の左右トルクを独立して制御することでコーナリング時の車両安定性を高め、思い通りのラインを駆け抜けることを可能とする「ダイナミックトルクベクタリングAWD」などの上級走破機構が標準装備される。インテリアも専用シートや10.5インチディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)Plusが標準となるなど、価格と装備のバランスが良く、買い得感に優れている。
特別仕様車のAdventure“OFFROAD package Ⅱは、専用のツートーンカラーを採用するほか、フロントバンパーやドアミラーに塗料を塗り重ね凸凹があり艶を抑えた質感の「GORI GORI BLACK塗装」を施すことで、オフロードイメージを強調したグレード。価格はガソリン車が391万2700円、ハイブリッド車は453万2000円。
最新値引き&購入情報
車両本体目標値引き額:26万円
納期の目安:4~7か月
リセール予想:B+ランク
発表された次期型の発売は来年初頭の予定。現行型は、近いうちにオーダーストップがかかる可能性はあるが、いまのところは大幅値引きが期待できるため、お買い得なクルマ選びができる。車両本体と目標値引きが30万円を超えたら合格ライン。経営資本が異なるトヨタ販売店を複数回って、もっとも良い条件を出してくれたディーラーマンから購入して欲しい。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(トヨタ)
「トヨタ・2000GT」より先に生まれた「小さなスポーツカー」 「トヨタ・スポーツ800」が発売されたのは1965年です。 それより少し前の1950年代は、戦後からの復興期から徐々に産業が発展しつつあ[…]
優雅な旅を叶えるDarwin Q3の世界 トヨタ・ハイエースをベースに、DELTA VAN DESIGNが手掛けた「Darwin Q3」は、旅を愛する人々の理想を具現化したキャンピングカーだ。ベース車[…]
ヤリスクロス:モデル概要 ヤリスクロスは、ハッチバックのヤリスをベースにしたコンパクトSUV。ヤリスの弱点であった後部座席と荷室のスペースを拡大することで、実用性を大幅に向上させており、手頃な価格設定[…]
クラウンエステート概要:品格と機能性が同居する「大人のアクティブキャビン」 クラウンエステートは、クラウンシリーズ第4弾として登場した「大人のアクティブキャビン」。ワゴンとSUVを融合させた新しいデザ[…]
コンパクトでも侮れない装備力 F-BOX Squareは、トヨタ・タウンエースをベースに仕上げられた8ナンバーキャンピングカー。街乗りにも馴染むコンパクトな全長と車高1,960mmというサイズ感は、立[…]
最新の関連記事(SUV)
フォレスター:モデル概要 6代目として登場した現行モデルは、レジャービークルとしての本質を追求し続けてきた歴代モデルのコンセプトを継承。スバル伝統の水平対向エンジンと独自の4WDシステムを採用するほか[…]
ヤリスクロス:モデル概要 ヤリスクロスは、ハッチバックのヤリスをベースにしたコンパクトSUV。ヤリスの弱点であった後部座席と荷室のスペースを拡大することで、実用性を大幅に向上させており、手頃な価格設定[…]
クラウンエステート概要:品格と機能性が同居する「大人のアクティブキャビン」 クラウンエステートは、クラウンシリーズ第4弾として登場した「大人のアクティブキャビン」。ワゴンとSUVを融合させた新しいデザ[…]
ボルボの主力モデルがビッグマイナーを実施 ボルボのミッドサイズSUV「XC60」は、これまで世界で150万台以上を販売してきた、ボルボの屋台骨を支えるモデル。現行モデルは2017年に日本に導入され、日[…]
シンガポール発の「IJOOZ(アイジュース)」とのコラボレーションも実施 「ジープ ラングラー アンリミテッド サハラ ホセ」は、アンリミテッド サハラグレードをベースとした限定車(100台)。ボディ[…]
人気記事ランキング(全体)
FRのサニーに対して、日産初のFF方式を採用 1970年代を前にして、ヨーロッパから前輪駆動のFF方式の波が押し寄せてくる。この流れを敏感にとらえ、市場に送り出されたのがチェリーだ。車名の由来は日本の[…]
"最後の個性派スポーツ"と評価されたSR311フェアレディ2000 その軽やかな響きとは裏腹に、フェアレディという名は、国産スポーツカーのパイオニアの血統を受け継ぐ伝統の名称だ。その系譜をたどれば、ダ[…]
クラウンエステート概要:品格と機能性が同居する「大人のアクティブキャビン」 クラウンエステートは、クラウンシリーズ第4弾として登場した「大人のアクティブキャビン」。ワゴンとSUVを融合させた新しいデザ[…]
コンパクトでも侮れない装備力 F-BOX Squareは、トヨタ・タウンエースをベースに仕上げられた8ナンバーキャンピングカー。街乗りにも馴染むコンパクトな全長と車高1,960mmというサイズ感は、立[…]
優雅な旅を叶えるDarwin Q3の世界 トヨタ・ハイエースをベースに、DELTA VAN DESIGNが手掛けた「Darwin Q3」は、旅を愛する人々の理想を具現化したキャンピングカーだ。ベース車[…]
最新の投稿記事(全体)
コンセプトモデル「Acura Performance EV Concept」の進化系 ベースとなっているのは、昨年2024年にカリフォルニアで開催されたモントレー・カー・ウィークで発表された、Acur[…]
一見すると、何に使うかよくわからないアイテムだが…。 TikTokを始めとしたSNSでバズった話題のカーグッズ。ショート動画で見ていると、かなり便利そうなので気にはなったいたのだが…。実際のところはど[…]
GRIDLESS GARAGE LIFEを体現するGMLVAN G-01 GMLVAN G-01は日産キャラバンをベースに、GORDON MILLER MOTORSのアイコンである丸目ライトとテールラ[…]
「トヨタ・2000GT」より先に生まれた「小さなスポーツカー」 「トヨタ・スポーツ800」が発売されたのは1965年です。 それより少し前の1950年代は、戦後からの復興期から徐々に産業が発展しつつあ[…]
フォレスター:モデル概要 6代目として登場した現行モデルは、レジャービークルとしての本質を追求し続けてきた歴代モデルのコンセプトを継承。スバル伝統の水平対向エンジンと独自の4WDシステムを採用するほか[…]
- 1
- 2