「どうやって使うんだ?」ベストセラー1位、評価2800件超え。コンパクトだから車に積んでおいてもOK、持っておけば安心のカーグッズを紹介│月刊自家用車WEB - 厳選クルマ情報

「どうやって使うんだ?」ベストセラー1位、評価2800件超え。コンパクトだから車に積んでおいてもOK、持っておけば安心のカーグッズを紹介

「どうやって使うんだ?」ベストセラー1位、評価2800件超え。コンパクトだから車に積んでおいてもOK、持っておけば安心のカーグッズを紹介

車に乗る限り、トラブルは避けきれない。特にタイヤ周りのアクシデントは突然やってくるものだ。そんな“もしも”の瞬間に、予想外の頼もしさを発揮するアイテムがある。ぱっと見では用途が分からないほどコンパクトだが、いざという時には車の動きをしっかり抑え込む。その秘密はエーモンが手掛ける折りたたみ式タイヤストッパー。軽自動車専用という潔さ、収納性の良さ、そして信頼できるつくり。持っておくだけで不安が一つ消える、そんな存在だ。

●文:月刊自家用車編集部

予想外のトラブルに備える、小さな“安心材料”

クルマに乗っていると、どれだけ用心していても避けられない出来事がある。釘を踏み抜くパンクや、走行中の異物接触、さらには路肩での急な停車など、経験した人なら誰もが理解しているはずだ。たとえ日頃のメンテナンスを徹底していても、不運は突然訪れる。そんな時、ひとつ持っているだけで状況の安定感がまったく違うアイテムがある。それがエーモンの折りたたみ式タイヤストッパーだ。

一見するとシンプルな金属パーツにしか見えないのに、組み立てを行えば立派な“輪止め”に変身する。ジャッキアップ時にクルマの不意な移動を防ぎ、タイヤ交換や応急作業を安全に行うためのサポートを担う。普段は使う場面が訪れないかもしれないが、だからこそ車載しておく価値がある。万が一の場面で頼りになるかどうかは、その瞬間に初めて分かるものだ。

タイヤストッパー(軽自動車用)[エーモン]のパッケージ裏。

コンパクトな折りたたみ構造が決め手になる

今回手に取ったのは軽自動車用のモデル。価格はほぼワンコインという買いやすさで、気軽に試せることも魅力のひとつだった。輪止めといえば、車庫に置いてあるような三角形の塊を想像しがちだが、このタイヤストッパーはまるで別物。板状に折りたためるため、車内のわずかなスペースにもすっと収まってしまう。このサイズ感は、持ち歩き前提の車載アイテムとしては非常に大きなアドバンテージだ。

【スペック】
サイズ:85×125mm
組み立て時高さ:85mm
材 質:スチール(黒粉体塗装)

収納時のサイズは手のひらに収まるほどで、重量も軽い。燃費への影響を気にする必要は全くない。ツールバッグに入れておいても邪魔にならず、助手席の下やドアポケットにも忍ばせられる。この“どこでも入る”という感覚は、実際に手に取ってみると想像以上だ。携帯性の良さが、いざという時の素早い対応につながる。

手で開いて、格納されているバーを立てれば組み立て完了。

素材には粉体塗装が施されたスチールを採用し、外観のコンパクトさに似合わずしっかりした剛性感を備えている。組み上げた状態で力をかけてもたわみはなく、足元を支える道具として十分信頼できる雰囲気だ。

組み立て完了。がっしりとした作りで安心感がある。

タイヤストッパー(軽自動車用)[エーモン]のパッケージ裏。※エーモンWEBサイトより引用

組み立ては直感的で迷わない

使い方は極めてシンプルだ。本体を開き、内側に収納されているスタンドバーを立ち上げ、固定金具をスライドさせるだけ。説明書を熟読する必要はなく、ほぼ直感で操作できる。こうした“迷わない構造”は、トラブル現場で焦りがちな状況において大きな意味を持つ。

タイヤストッパー(軽自動車用)[エーモン]使用例。

試しに実際の作業環境を想定して組み上げてみると、ガタつきや緩みが一切なく、しっかりと地面に接地してくれる。軽自動車用とはいえ、頼りない印象はまったくない。タイヤの前後にセットすれば、車体の微妙な動きを抑え込み、ジャッキアップ作業の安全性が大きく向上する。

車両整備に慣れていない人ほど、この安心感の恩恵は大きい。自宅でのタイヤ交換、出先での応急作業、あるいはスタッドレスへの履き替えなど、さまざまな場面で活躍の場が訪れるだろう。

実際に使うと分かる“効いている感”

緩やかな傾斜がついた場所で試してみると、タイヤにしっかり食い込み、不用意な車体の動きを防いでくれる。数分程度の短時間の検証ではあるが、そのあいだ不安要素を感じることはなかった。軽自動車用という表記ではあるものの、バイクを停める際の保険として使うのも良さそうだ。

ジャッキアップ作業を行う場合は、前後に2つ使用するのが理想的。片側だけより、車体の安定感は大きく向上する。持ち運びの負担が少ないため、複数個持っておくという選択もありだろう。

ただし、補助具である以上、過信は禁物だ。砂利道やぬかるみなど、不安定な路面では十分な性能を発揮できないケースも考えられる。また、しっかり組み立てた状態でなければ本来の性能は出ないため、作業前の点検は欠かせない。そして何より、使用後の置き忘れには要注意だ。特に折りたたむと小さいため、地面に置いたまま忘れやすい。

コンパクトなのに“おおっ”となる安心感

折りたたんだ状態では、正直「これが輪止め?」と首をかしげるほど。だが、組み上げると一瞬で本格的な形に変わり、“そういうことか”と納得できる。質感の高さ、剛性、そして価格。小さなアイテムだが、その完成度は想像以上だ。

日常的に出番はない。しかし、クルマのトラブルは“ない方がいい”ものばかりで、使わないに越したことはない。だからこそ、この手のアイテムは車載しておくことに価値が生まれる。小さく、軽く、安く、そして役に立つ。四拍子が揃った、持っておいて損のないカーグッズだと言える。

なお、エーモンには今回の軽自動車用とは別に、普通車向けのタイプも用意されている。車両サイズに合わせて選べる点もユーザーフレンドリーだ。複数台を所有している家庭であれば、それぞれに合った仕様を揃えておくのもいいだろう。

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