
SUBARUがBRZベースの4WDターボを年内中に全日本ラリーに投入するとスーパー耐久開幕戦もてぎで衝撃の発表を行った。
●文/写真:松永和浩(月刊自家用車編集部)
SUBARUが社内体制発表で衝撃の告白!
スバルは3月21日、「ENEOS スーパー耐久シリーズ2026Empowered by BRIDGESTONE 第1戦 もてぎスーパー耐久」の中でメディア向けラウンドテーブルを行い、4月1日から「商品革新本部」を立ち上げるとしてその組織の解説を行いました。これはCTO(最高技術責任者)の藤貫哲郎氏が管轄する組織となり、「モノづくり革新」と「価値づくり」の成果を競争力のある商品につなげるために商品事業本部、コストイノベーション推進部、CTO室などを組織統合し商品革新本部としたものです。注目すべきはその中にできた「スポーツ車両企画室」。この部署は商品とモータースポーツ、バリューチェーンを一体で企画を進め、モータースポーツ活動を商品に結び付け、迅速な開発を進める狙いがあります。
2026年のスーパー耐久で開幕戦から参戦する「SUBARU HIGH PERFORMANCE X Version II」も4月1日からは「スポーツ車両企画室」が管轄することとなり、そのマシンの仕様も今回のラウンドテーブルにて解説されています。(詳細は別記事にて)
SUBARU HIGH PERFORMANCE X Version II
そのラウンドテーブルの最後に謎のティザー画像が現れ、衝撃の発表がなされました。なんと、BRZのスペシャルなラリーマシンを開発し2026年中に全日本ラリーに投入するというもの。ドライバーは新井敏弘氏となる模様です。
BRZ 4WDターボラリーカーのティザー画像
ティザー画像でBRZから車高を上げたクロスオーバーの様に見えます。ノーマルのBRZのエンジン下に4WD機構などの駆動系を入れ込んでいくカタチになるようです。
WRC Rally2規定を意識したかのようなデザイン!
その機構的な面もさることながら、気になるのは大きく張り出したフェンダーなどのディメンション。
BRZ 4WDターボラリーカーのティザー画像からスタイルをわかりやすく画像調整したもの
画像の明るさを変え、アウトラインに補助線を入れティザー画像のスタイルを見やすく加工してみました。SUPER GTに参戦するSUBARU BRZ GT300にも共通する意匠の大胆なフェンダ-や大ぶりなリアウィングなどが見てとれます。全日本ラリーの最高峰クラスJN1ではここ数年、WRCで言うところのRALLY2マシン、特にGRヤリスRally2が台頭しておりSUBARU勢が後塵を喫している状態です。
GR Yaris Rally2(TGRプレスリリースより)
このティザー画像からわかる内容は明らかにGRヤリスRally2を意識したもので、全日本ラリーからのデータとノウハウの蓄積からWRCへ繋がる道となるのではないかと考えられます。このラウンドテーブルに出席したスバルの方々は口を揃えて「現段階でのWRC参戦予定は立てていない」としていますが「まずはやってみることが大事」ともしており、本格的なラリー専用車として急ピッチに開発がすすめられていきます。
SUBARU HIGH PERFORMANCE X Version II
4月1日から発足するスポーツ車両企画室では、BRZベースのラリー専用車やスーパ-耐久参戦のSUBARU HIGH PERFORMANCE X Version IIなどの知見を積極的に市販車に取り込んでいくとのこと。
スポーツカーブランドとしてのSUBARUに益々の期待がかかります。
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