
キャンピングカーが欲しいけれど、大きな車体は運転が怖いし、自宅の駐車場にも収まらないと諦めていないだろうか。いかにもなキャンピングカーでは日常使いしづらく、家族からの反対にあってしまうという悩みもよく耳にする。そんな大きすぎるキャンピングカーへの抵抗感や常識を見事に覆す、画期的なモデルが存在する。コンパクトなサイズ感でありながら、まるで高級ワンルームのような充実装備を誇る一台の全貌に迫ろう。
●文:月刊自家用車編集部
取り回し抜群なコンパクトボディに大人がくつろげる空間
今回紹介するのは、キャンピングカーやカスタムカーの製造販売を手がけるステージ21が仕立てた「リゾートデュオ ルクシオプロ」だ。ベース車両として採用されているのはトヨタのタウンエースバンである。
全長4,065mm、全幅1,665mmというボディサイズは、ハイエースよりもひと回り小ぶりで運転がしやすく、駐車スペースで悩むことも少ない。立体駐車場に収まる車高となっているため、日常のお買い物などにも問題なく使えるのが嬉しいポイントだ。
ファミリーカーとして人気のミニバンと同じくらいの予算で購入できるのも大きな魅力となっている。走行時は横並びで2名が乗車するスタイルだが、駐車時には対面で座れるレイアウトが採用されており、使い勝手の良い旅泊車に仕上がっている。
驚きの装備群!エアコンから電子レンジまで壁面にスッキリ格納
このモデルの最大の特徴は、充実した車内装備の配置にある。車内の後部には、12Vで稼働するクーラーをはじめ、単機能電子レンジ、マイナス20度まで下がる15L冷凍冷蔵庫、シャワーヘッド付きのシンクといった大型装備が壁面にスッキリと格納されているのだ。
大物装備や収納棚、スイッチ系統が一箇所にまとまっているため、一切無駄のない機能的な配置となっている。これにより車内空間は思いのほか広く確保されており、大人4名がテーブルを囲んでゆったりと座ることができる広がりを見せている。
木目と黒のレザー調で統一されたインテリアは、落ち着いた大人の空間を見事に演出している。床面には住宅用のクッションフロアが施工されており、木目調でありながら水や汚れに強い素材が使用されているため、アウトドアでのハードな使用にもしっかりと耐えてくれる設計だ。
クラス最大級のベッドと進化した強力な電装システム
車中泊で最も重要となる就寝スペースについても、妥協は一切ない。背もたれになっているシートを動かせば、簡単にフルフラットベッドを作り出すことができる。
このクラスでは最大となる180cm×137cmの広大なスペースが確保されており、大人が寝返りを打つことも十分に可能だ。大人2名が足を伸ばして、車中泊でも快適な睡眠をとることができる。
そして、このクルマの魅力をさらに引き上げているのが、強力な電装システムだ。100Ahのリン酸鉄リチウムイオンバッテリーや、1500Wの正弦波インバーターが標準装備されている。
さらに、屋根には180Wの薄型ソーラーパネルが搭載されており、走行充電や外部AC充電と組み合わせることで、スマホの充電から冷蔵庫などの家電まで、車内で電気を遠慮なく使える環境が整っている。
日常の延長がアウトドアになる理想のキャンパー
オプションの選択肢も非常に豊富に用意されている。ユーザーからの要望に応え、乗車定員を4名から5名へと変更できるオプションも設定されており、ファミリーでの利用にも柔軟に対応してくれるのが素晴らしい。
車両価格は2WDモデルで497万3000円から、冬道に強い4WDモデルで525万9000円からに設定されている。充実した標準装備の内容を考えれば、非常にコストパフォーマンスが高いと言えるだろう。
大きすぎるキャンピングカーに抵抗があった人にとって、普段使いの延長線上で本格的な車中泊の旅を楽しめるこのモデルは、まさに理想の相棒となるはずだ。気になった方は、ぜひ詳細をチェックしてみてほしい。
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