
ミドルサイズのミニバンとして高い人気を誇るトヨタ・ノアは、快適な室内空間と優れた燃費性能を持つファミリーカーとして定評がある。この記事ではトヨタ・ノアがベースのキャンピングカーを紹介しよう。
●文:月刊自家用車編集部
ベース車両はトヨタのノア
トヨタ・ノアの最大の魅力は、広い室内空間と高い実用性にある。3列シートを備え、7人または8人乗りの設定があり、多人数での移動に適している。スライドドアを採用しているため、狭い駐車場でも乗り降りしやすいのがポイント。ファミリーカーとして非常に人気が高いのもうなずける。
トヨタ・ノアがベースのキャンピングカー。
車内空間が広いため、アウトドアや車中泊用途にも活用できる。シートアレンジの自由度が高く、2列目・3列目をフルフラットにすることで簡易的なベッドスペースを作ることも可能だ。フルサイズのキャンピングカーほどの広さはないが、手軽に車中泊を楽しみたい人にとっては十分なスペースを確保できるだろう。
運転席周りに目を移すと、スッキリとしたセンターコンソールは非常に使いやすそうな印象。見晴らしの良さも抜群で、運転者や同乗者にとって快適な車内環境が整っている。
トヨタ・ノアのインパネまわり。
結構すごいぞ! フルフラットへの変更も簡単。
キュンピングカーイベントで展示されていたノアの車内前部は、ボックスシートを採用していた。運転席、助手席ともに回転する仕組みで、まるで「新幹線」の座席のようだ。車内スペースを無駄なく活用できるので、車外から見た際の印象以上の広さを感じる。
2列目のシートは運転席・助手席同様にクッション性が高く快適な座り心地。折り畳み可能なテーブルは邪魔にならない適度なサイズ感で、取り外してしまえば広々とした空間が出現する。また、ベッド展開してしまえば、ストレスなく足を伸ばして横になることができる。
3列目シートを倒しておけばフラットスペースとして、荷物を積載するのに便利。ミニバンだけあって、かなりの広さがあるのでキャンプギアをはじめ、様々な荷物を詰め込んで旅を楽しむことができる。
後部はフラットスペースとなっており、荷物を積載するには十分な広さだ。
フラットスペースの下にも空間が生まれるので、デッドスペースとならずに荷物の積載等で活用ができる。汚れてしまった靴や衣服を詰め込んでも良いかもしれない。
魅力的なポップアップルーフを展開させると、素敵なロフトが誕生する。大人2名がゆったりと横になれるので、家族でのキャンプにはもってこい。
普段の生活に寄り添う街乗りから、アウトドアでの車中泊まで幅広く活躍するトヨタ・ノアのキャンピングカー。初めての1台にはピッタリ。トヨタ・ノアベースのキャンピングカーは、イベントなどでも展示されている機会があるので、足を運んだ際にはぜひ実物チェックしてみてほしい。
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