
人気の軽キャンパーは車体が小さい分、車内スペースが限られる。快適な就寝スペースか、大容量の収納力か、機能的で自分好みのインテリアか? 使い手によって優先順位は変わると思うが、そのすべてをハイレベルでかなえ、しかもEVという軽キャンパーがデビュー。自然を肌で感じ、愛おしむアウトドア派も注目の一台だ。
●文:月刊自家用車編集部
ベース車はホンダ N-VAN e: ! 大空間が魅力のEV軽キャンパーだ
今回紹介する軽キャンピングカーは岡モータース(香川県高松市)のオリジナルモデル、ミニチュアシマウザーCP。ジャパンキャンピングカーショー2025で初お披露目されたニューモデルだ。
ミニチュアシマウザーはホンダ•N-VANをベースにした同社の軽キャンパーブランドで、EVのN-VAN e:をベースにした同社初のEVキャンピングカーでもある。
ミニチュアシマウザーCPのベース車はホンダ•N-VAN e: 。
もともとN-VANは、高さを確保した大空間とサイドとリアの大きな開口部で、仕事にも趣味にも使いやすい荷室空間を追求。それはEVになっても変わらず、空間を効率良く利用しやすいコンテナ型の荷室を軽キャンパーにどのように転換したのか? 早速、車内の装備をみてみよう。
独自のベッドシステムで快適な就寝スペースと大容量の収納スペースを両立
大きく開いたドアからまず目に飛び込んでくるのが、ミニチュアシマウザー独自のイージーコンフォートベッドシステム。ハイポジションとローポジションのベッドで大人2名、子供1名の3名就寝を可能にするベッドレイアウトだ。
ミニチュアシマウザーCPの架装の目玉がイージーコンフォートベッドシステム
N-VANは低床設計で助手席が格納できるため床はフラットになり、ハイポジションベッドの設定が可能。ベッド下の高さも十分あり、背の高い荷物の収納もできそうだ。
ローポジションベッドの下にはマルチアンダーボックスを装備。電化キャンパーの必需品、ポタ電の置き場にも困らない。展示車にはオプションの電子レンジを装備。
ローポジションベッド下は使い勝手の良い収納スペースが設けられている。
ハイポジションベッドのヘッドクリアランスは寝るだけなら十分なスペース。これもN-VANならではの高さのある荷室があってこそ。押入れの中に隠れるような秘密基地感が楽しめそうだ。
ベッドは助手席側だけハイポジション展開といったアレンジも可能だ。
ベッドのマット厚は60mm。マット生地は黒レザーで木目調の車内の雰囲気を引き締める。天井には4連LED照明を標準装備。
暑い季節もクーラーで快適! 大量の装備積載の趣味を楽しむ車中泊にもぴったりの軽キャンパーだ
ミニチュアシマウザーCPのもう一つの特徴が、車名のCPが表すクーラーパッケージだ。
停車時12Vクーラーを標準装備。N-VAN e: が持つ29600Whのリチウムイオンバッテリーでクーラーを長時間稼働でき、暑い季節も快適にすごせる。
AC外部給電器(オプション)があれば走行用バッテリーから電気製品への給電も可能になる。ポータブル電源を追加すれば、近場で1泊程度の電化車中泊なら問題なく、快適に過ごせそうだ。
改めて車内のインテリアを見るとシンプルかつちょっと無骨でインダストリアルな雰囲気。野山や海辺などアウトドアフィールドにも似合いそうだ。
そして大容量の収納スペース。お気に入りのギアを大量に積み込んで車中泊キャンプに出かけられる。装備が多い釣りやサーフィンなど趣味の車旅にも便利に使えそうだ。
自分のスタイルに合わせて使いやすいシンプルな装備。価格抑えめにも寄与。乗車定員4人。就寝定員2+1人。
快適な就寝スペース、大容量の収納力におしゃれさやカッコよさも備えるミニチュアシマウザーCPの車両本体価格は401万9400円(税込)。ガソリン価格が高騰する今、長い目で見れば環境にもフトコロにもやさしい。日本で一番身近なEVキャンピングカーと言えそうだ。
展示車の価格は439万100円(税込•諸費用別途)
主要装備(標準装備)
- エアコン(シングル)
- 12Vクーラー(停車時)
- フロア床貼り(4ピース重歩行用)
- 天井照明(4連LED)
- マルチアンダーボックス(2個)
- 上段ベッドシステム(2名分)
- 下段ベッドマット(60mm)
- ベッドマット生地(黒レザー)
- セーフティガード(落下防止)
- ベッド補助脚2本
- 外部100V入力
展示車に装着されているオプション
- ボタニカルグリーン:パール 3万3000円
- オールシーズンマット 2万2000円
- ポータブルバッテリー1KWh 14万3000円
- AC外部給電器 2万9700円
- 電子レンジ 3万3000円
- エクストラバッテリー 11万円 (価格はすべて税込)
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