
●文:月刊自家用車編集部
再開後も受注殺到は避けられない
ジムニーノマドは2025年1月の発表直後に注文が殺到し、わずか数日で受注停止となった超人気モデル。その後、月間計画台数が拡大され、供給体制に目処がついたこともあって、2026年1月30日に受注が再開されることが発表されている。
注文方法などの詳細は、ウェブサイトで公開予定とのことだが、今年1月の発表時には多くの問い合わせが販売店に寄せられて、販売現場は相当混乱したという。それを避けるために、来年1月の注文再開時には、転売防止やオーダー重複を防止する対策が取られることになりそうだ。
ただ、それでもクルマ自身の人気が高いこともあって、受注が殺到し、再びオーダーストップとなる可能性は高いだろう。
そんな理由もあって、ジムニーノマドの値引き交渉は非常に厳しい。2025年1月の初期受注では、車両本体価格と付属品の合計値引きで5万円から7万5000円で契約したユーザーが多かった。
注文再開時でも、強気な販売が続くことは間違いなく、付属品を含めた総額値引きで10万円前後が取れれば特上クラスといえるだろう。
中古車の相場は割高すぎる。今後は値落ち傾向が強まりそう
ちなみに現在の中古車価格はプレミアが付いていて、走行数十キロ程度の降ろしたての新車同然の個体ともなると、400万円に迫る販売価格をつけている強気な中古車販売店も見かけられるほど。
ただ、9月以降に供給体制が整ってきたこと(9月、10月は4000台前後が登録)や、今回の受注再開のアナウンスの影響により、いまの異常な相場水準は大きく値落ちしていく可能性が高い。
いずれにせよ、ジムニーノマドは中古車としては相当に割高。購入を検討しているユーザーは、来年1月の受注再開に合わせて、新車を狙うことをオススメしたい。
本格的な悪路走破性を維持しつつ、ホイールベースを340mm延長して5ドア化を実現。居住性と乗降性を向上させることで、幅広いユーザー層のニーズに応えることが可能になっている。
リヤドアの採用やホイールベースを延⻑することで、後席居住性&快適性の向上が図られたことも人気の理由。
パワーユニットは、ジムニーシエラと同じ1.5L直列4気筒DOHCエンジン「K15B型」を搭載。102PS/13.3kg-mを発揮する。トランスミッションは4速ATと5速MTを選択可能。
ジムニーノマドの価格は割安だが、ナビ&オーディオは別売り
受注再開時に価格改定が実施される可能性もあるが、軽自動車のジムニーや3ドア車のジムニシエラの価格に比べると、ジムニーノマドの価格は割安感がある。グレードはモノグレード設定で、「FC」の5速MT車は265万1000円、4速AT車が275万円だ。
ただ、ナビ&オーディオが別売りで、純正オプションも多彩に用意されていることもあって、編集部に寄せられるユーザーからの見積もり報告を見る限り、諸費用を含めた乗り出し価格の目安は300万円〜330万円程度が多い。
ジムニーノマドの最大の魅力は、ジムニーの本格的な悪路走破性をそのままに5ドア化で実用性と居住性を劇的に高めた点にあり、3ドアのジムニー/ジムニーシエラと比較して、後席の足元空間と荷室(ラゲッジ)スペースが格段に広がり乗降性も向上している。「ジムニーは好きだが3ドアは不便」と感じていたユーザーニーズに、完璧に応えたことが人気を集めている理由だ。
ジムニーやジムニーシエラは、国産屈指の本格クロカンであるためMT車の買取も高取りだが、一般ユーザーの比率が高いジムニーノマドは、MT車が敬遠される可能性も十分。売却時のリセールも考慮するならば、トランスミッションはオートマを選ぶ方が良さそうだ。
中央に2DINスペースを配置するシンプルなレイアウトや操作感に優れるスイッチ類の配置など、ジムニーシリーズに共通する優れた機能性は引き続き踏襲。
後席格納はシンプルな前倒式だが、ユーティリティ機能は大きく向上した。
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