
大阪を拠点にするキャンピングカービルダー「パパビルド」が手掛けるF-BOX Squareは、立体駐車場に入る全高1,960mmのコンパクトキャンパー。タウンエースをベースに、12Vクーラーや大容量リチウムバッテリーを搭載し、真夏でも快適な車中泊を可能にする。日常使いのしやすさと旅先での快適性を両立し、限られた空間を最大限活かすレイアウト設計が光る一台。
●文:月刊自家用車編集部
コンパクトでも侮れない装備力
F-BOX Squareは、トヨタ・タウンエースをベースに仕上げられた8ナンバーキャンピングカー。街乗りにも馴染むコンパクトな全長と車高1,960mmというサイズ感は、立体駐車場やマンション駐車場など高さ制限のある場所でも安心して使える。にもかかわらず、車内には旅先や車中泊を快適に過ごすための装備が詰め込まれている。
天井の防音断熱施工や遮熱フィルム、6カ所に配置されたLEDダウンライトなど、標準仕様だけでも快適性は十分。そこにオプションを加えることで、真夏や真冬でも室内環境を安定させられる仕様に変化する。限られた空間をどう使うかを知り尽くしたレイアウト設計は、まさに“小さな家”そのもの。
真夏の車中泊を変える12Vクーラーと大容量バッテリー
F-BOX Squareの大きな特徴は、12Vクーラーと200Ahリチウムイオンバッテリーの組み合わせ。エンジンをかけずに冷房を長時間稼働できるため、真夏の車中泊でも快適な睡眠環境を維持できる。これは人間だけでなくペットにとっても重要なポイントだ。
電源は走行充電システムで確保でき、さらに外部電源接続やソーラーパネル(175W)による充電も可能。長期の滞在や電源の確保が難しい場所でも安心感が高い。クーラー以外にも電子レンジや冷蔵庫などの家電も稼働できるため、旅先での生活の自由度が一気に広がる。
限られた空間を活かすレイアウト
F-BOX Squareは、2列目シートを活かしたダイネットモードと、就寝用のベッドモードをスムーズに切り替えられる。ダイネット時はテーブルを囲んで食事や作業ができ、就寝時は快適マットを使ったフラットなベッドでリラックスできる。
ベッド下は高さのある収納スペースとして活用でき、ペットカートや大型のクーラーボックス、折りたたみチェアなども積み込める。収納力と居住空間をバランスよく確保した構造は、長距離移動にも日常使いにもフィットする。
日常の延長として使える車高1,960mm
多くのキャンピングカーは全高が2mを超えるが、F-BOX Squareは1,960mmに抑えている。この数センチの差が、利用できる駐車場の範囲を大きく広げる。都市部の立体駐車場やマンションの駐車場にも入るため、日常の足としても運用可能だ。
キャンピングカーを所有していても、保管や移動の不便さから使用機会が減ってしまうケースは少なくない。F-BOX Squareはその点で“普段使いできるキャンピングカー”という明確な価値を持っている。
オプションで広がる可能性
標準仕様だけでも十分な装備を備えるが、オプションのバリエーションも豊富だ。リチウムバッテリーの容量アップ、インバーターの大出力化、ルーフベンチレーターや網戸の追加など、使用シーンに合わせてカスタマイズできる。
また、アルミホイールやデカールなど外観を彩る装備、シートカバーやマット素材変更など内装の質感を高める装備も揃う。ペット同伴の旅や長期滞在を想定するユーザーは、これらのオプションを組み合わせることで、より理想的な旅空間を実現できるだろう。
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