
日産ピーズフィールドクラフトが手掛けるミニバンキャンパー「セレナ P-SV」。ベース車の使い勝手を活かしつつ、車中泊や長距離移動を快適にする装備を組み込んだ一台だ。広々とした室内空間とアレンジ自在のシートレイアウト、そして日常の送迎から週末のアウトドアまでマルチに対応できる柔軟性が魅力。ミニバンならではの乗りやすさに、旅仕様の快適性をプラスしたモデルだ。
ミニバンの快適性とキャンパー機能を融合した「セレナ P-SV」
日産ピーズフィールドクラフトが製作する「セレナ P-SV」は、ファミリー層からアウトドア愛好者まで幅広く支持される人気ミニバン・セレナをベースに、車中泊や長距離移動を快適にこなす装備を盛り込んだモデルだ。
ベース車の静粛性や走行安定性はそのままに、旅仕様の機能を追加することで、街乗りからアウトドアまでシームレスに対応する一台へと進化している。日常の足としての便利さを損なわず、休日にはそのまま旅に出られる――そんな“二面性”こそ、このモデルの魅力だ。
アレンジ自在の室内レイアウト
「セレナ P-SV」の大きな特徴は、室内空間のレイアウト自由度にある。純正シートの機構を活かしつつ、簡単な操作でフラットベッドや大型収納スペースに変化させられる構造を採用。
二列目と三列目を倒せば、フラットで広い就寝スペースが現れ、大人二人が余裕をもって横になれる。ベッドマットは適度なクッション性があり、長時間の睡眠でも腰や肩に負担がかかりにくい。寝返りも打ちやすく、ホテルのベッドに近い感覚で休めるのは嬉しいポイントだ。
また、就寝時はカーテンやマルチシェードで車内を完全なプライベート空間にできる。外光や視線をしっかり遮り、道の駅やオートキャンプ場といった公共の場所でも安心して夜を過ごせる。加えて、遮光・断熱効果もあるため、外気温の影響を受けにくく、快適な室温を保ちやすい。
旅に便利な収納と装備
ピーズフィールドクラフトは、長年にわたりキャンピングカーを製作してきた経験を持つビルダーだ。そのノウハウは「セレナ P-SV」の収納設計にも活かされている。
車内のあらゆるスペースを無駄なく活用し、小物入れや棚を最適な位置に配置。調理器具や衣類、キャンプ道具を用途ごとに整理しやすく、必要なときにすぐ取り出せる。後部のラゲッジスペースは高さを確保しており、ベッド展開時でも荷物を積み込めるのが特徴だ。これにより、キャンプチェアやクーラーボックスなどの大物もスマートに収納できる。
電装面では、サブバッテリーシステム、USB電源、LED照明を装備することも可能。夜間の読書やスマートフォンの充電はもちろん、小型家電の使用も可能だ。外部電源入力にも対応しており、RVパークやキャンプ場での長期滞在時に電力不足の心配がない。
ミニバンならではの走行性能
キャンピングカーというと重量やサイズから走行性能が犠牲になりがちだが、「セレナ P-SV」は違う。ベースがミニバンであるため、低重心で安定感があるので街乗りに適している。
狭い路地や立体駐車場でも取り回しがよく、運転に不慣れな人でも安心。高速道路では長距離のクルージングも安定しており、ドライバーの疲労軽減にもつながる。燃費性能もベース車と大きく変わらず、長距離移動でもガソリン代を抑えられる点は、旅を続けるユーザーにとって大きな魅力だ。
日常と非日常をつなぐ一台
「セレナ P-SV」の真価は、日常利用とレジャー利用の境界をなくしたところにある。普段は家族の送迎や買い物といった生活の足として活躍し、週末や連休にはそのまま車中泊仕様の旅カーとして出発できる。
別途キャンピングカーを所有する必要がなく、一台で両方をまかなえるため、駐車スペースや維持費の面でも効率的だ。都会暮らしのユーザーや、初めて車中泊に挑戦する層にもフィットする存在だろう。
ファミリーからソロ旅まで対応
室内の広さとレイアウトの自由度は、家族旅行から一人旅まで幅広く対応する。ファミリーなら、子どもが遊べるスペースや荷物置き場を確保しつつ快適に眠れる。ソロや夫婦での旅では、余裕のある寝心地と収納力を贅沢に使える。
特別な準備をしなくても、必要な装備がすでに整っているため、思い立ったその日に出発できるのも魅力だ。行き先は海でも山でも、あるいは街中の観光地でも、「セレナ P-SV」ならすべてをカバーできる。
街も旅も、これ一台で完結
日産ピーズフィールドクラフト「セレナ P-SV」は、ミニバンの使い勝手とキャンパーの快適性を融合させた万能モデル。街乗りや日常利用の延長で、気軽に旅やアウトドアへ踏み出せる。
送迎や買い物といった日常に寄り添いながら、週末には非日常を呼び込む――その絶妙なバランス感覚こそ、このモデルが持つ最大の価値だ。
●文:月刊自家用車編集部
写真ギャラリー
ベースとなる車両は日産のセレナ。
車内はフラットシートがメインとなったレイアウト。
前方上部にはフリップダウンモニターが設置されている。
サイドオーニングは日陰を確保できるので、アウトドアの際のベースキャンプを作る際に重宝する。
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