
家のようにくつろげる空間をそのまま外へ持ち出す──。そんな新しい旅のかたちを提案するのが、モビーディックのキャンピングカー「COMCAM」だ。ハイエースをベースにしながら、リビングのような室内空間と、日常でも使いやすい実用性を両立した一台。自社工場での製造による高い品質と、スピーディーな納車体制も魅力だ。家族の週末が変わる、快適でスタイリッシュなキャンピングカーの新定番に注目したい。
●文:月刊自家用車編集部
家のようなくつろぎをそのままクルマに
モビーディックの「COMCAM」は、まるで自宅のリビングをそのままクルマに持ち込んだような快適空間を実現したキャンピングカーだ。ハイエースをベースに、広々とした室内を確保。2列目に座席を配置しながらも、後方には余裕のあるリビングスペースを展開している。
対面式キッチンを採用し、調理や食事のしやすさも抜群。シンクや冷蔵庫などの設備が機能的にまとめられており、キャンプはもちろん、車中泊旅行や家族の小さな週末トリップでも活躍する。家具の質感や照明の配置も洗練されており、アウトドア感と居住性を見事に両立している点が特徴だ。
スピーディーな納車を実現するFLEXの強み
モビーディックの大きな魅力のひとつが、納車の速さだ。一般的なキャンピングカーは、発注から納車まで数ヶ月から1年ほど待たされるケースが多いが、モビーディックではより短期間で手に入れることができる。これは、運営母体がハイエース専門店「FLEX」であることに起因している。
FLEXが持つ膨大な在庫と、自社工場による生産体制が、安定的な供給と短納期を実現しているのだ。また、ハイエースの専門知識を活かした車両選定と施工精度の高さにより、顧客の要望に応じた最適な仕様を迅速に提案できる点も大きな強みとなっている。
毎日の生活にも溶け込むデザインと使いやすさ
キャンピングカーというと、旅のための特別なクルマという印象が強いが、「COMCAM」はその常識を覆す存在だ。ハイエースをベースとしたコンパクトなボディは、市街地やスーパーの駐車場でも扱いやすく、日常の足としても十分に使える。子どもの送り迎えや通勤、買い物にも気軽に使えるサイズ感ながら、車内にはしっかりとしたリビング空間と収納力を確保しているのが魅力だ。
内装は無駄のない設計で、テーブルやシートは使わないときにはすっきりと収納できる。照明やUSBポート、コンセントの位置にも配慮され、生活の延長線上で使えるよう設計されている。まさに“使えるキャンピングカー”として、平日も週末もフルに活用できる一台といえるだろう。
快適なキッチンと機能的な収納スペース
「COMCAM」の室内で目を引くのが、対面式のキッチンカウンターだ。シンクは丸型で深さもあり、野菜を洗ったり食器を片付けたりするのに便利。蛇口は伸ばして車外でも使える仕様となっており、アウトドア調理にも対応する。さらに温度調整機能付きの40L冷蔵庫も標準装備されており、長期滞在でも安心だ。
キッチン周辺にはコンセントやUSBポートが配置され、電子機器の充電や調理家電の使用もスムーズ。シート下には収納スペースが複数あり、テーブルや小物類をすっきりしまえる。限られた空間を最大限に活かすレイアウトセンスは、まさに“自社設計の強み”を感じさせる部分だ。
北海道の自社工場でつくられる高品質キャンピングカー
モビーディックのキャンピングカーは、すべて自社工場で生産されている。熟練の職人たちが、使いやすさと耐久性を追求しながら、一台一台丁寧に仕上げている点が特徴だ。断熱や電装、家具の組み込みなど、すべて自社で管理することで品質のばらつきを防ぎ、高い信頼性を確保している。
さらに、FLEXの全国販売ネットワークによって、購入後のアフターサポートも万全だ。引っ越しや旅行先でのトラブルにも対応できる体制を整えており、「旅に出ても安心できるキャンピングカー」として高い評価を得ている。長く愛用できる一台としての完成度の高さも、COMCAMの大きな魅力といえる。
家族の週末を変える、新しい“動くリビング”
「COMCAM」は、ただのキャンピングカーではなく、“家族の新しい居場所”としての魅力を備えている。家のようにくつろげる空間を、どこへでも連れていける。それは、忙しい日常の中で、家族が再び時間を共有するためのツールでもある。
週末は郊外の公園でランチを楽しみ、夜は星空の下でくつろぐ。そんな自由な時間を叶えてくれるのがCOMCAMだ。走る、泊まる、過ごす――そのすべてをひとつにまとめた“動くリビング”が、旅のスタイルを根本から変えていく。
写真ギャラリー
ベース車両はトヨタのハイエース
車内の大部分は大きなボックスシートとなっている。シートの背もたれを動かせば、フルフラットにも素早くレイアウト変更できる。
中央に設置されたテーブルは、席を移動する際に邪魔にならないコンパクトなサイズ感。
後部の左右にはカウンターが設置されている。
左のカウンターは冷蔵庫プラス収納スペースという作り、冷蔵庫は大きめかつ出し入れしやすい位置なので、買った食材を収納する際の利便性も高い。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
人気記事ランキング(全体)
車内に潜む“暗がり”が生むストレスと、その正体 クルマの内装は、昼間こそ明るく整って見えるが、夜になると状況は一変する。特にセンターコンソール下や足元、シート付近はわずかな照明しか届かず、探し物が途端[…]
KTCが放つ“工具の皮を被った便利ギア” 車内で少し休みたい。取材の移動、趣味の遠征、長距離の仕事など、日常的に車を使う人なら誰しも一度はそんなシーンに向き合うはずだ。短時間でも体を横にできるだけで疲[…]
サンバイザーは“日よけ”以上の潜在能力を持っていた 車に乗る人なら誰でも触れたことがあるサンバイザーだが、多くの場合は強い日差しを遮る時だけの脇役になっている。軽自動車でもミニバンでもSUVでも、ほぼ[…]
前席と後席の「温度差問題」をどうにかしたい クルマの室温管理は意外と難しい。エアコンの風がダイレクトに当たる前席は快適でも、後席はワンテンポ遅れて効いてくる。そのわずかな差が、家族との移動では大きな不[…]
ドアミラーの“弱点”をどう補うかという課題 駐車場に車を滑り込ませる瞬間、白線の位置が読み切れず切り返しが続いたり、縁石との距離が曖昧で不安になったりする経験は多いはずだ。特に左側面は死角が生まれやす[…]
最新の投稿記事(全体)
N-ONE e:をもっと愛せる一台に 先進性や未来感を前面に出したEVにはちょっと気後れしていた人でも、「これなら私にも乗れそう」という安心や愛らしさを感じるのがN-ONE e:。 それなら、ガソリン[…]
ホイールベース延長で3列シートを装着する7人乗り仕様 全席独立シート化で、快適クルージングをサポート ルノー グランカングーは、現行ルノー カングーをベースに、ホイールベースと全長を延長したモデル。今[…]
スバルフォレスター価格:404万8000〜459万8000円 モデル人気を背景とした、強気な売り方を展開中。車両本体の値引きは10万円程度が大半 2025年4月にフルモデルチェンジした現行フォレスター[…]
日本向け生産予定台数に達した場合は、その時点で受注終了alpine 日本におけるアルピーヌモデルの受注は、2026年3月31日(火)で終了し、レギュラーモデルのA110 GTSとA110 R 70の受[…]
3モデル合計で70台が限定発売 限定車「A110 BLEU ALPINE EDITION」は、日本オリジナルであり、現行のアルピーヌモデルの最後の限定車となる 。販売台数はアルピーヌ創立70周年を記念[…]
- 1
- 2





















