
家族4人が快適に旅を楽しめる空間を、一台のハイエースの中に凝縮した「ラミータ」。ネストツールズが手掛けるこのモデルは、2段ベッドとマルチルームを備えた本格的なキャンピングカーだ。清潔感ある落ち着いたインテリアに、無駄のない収納、実用性に優れたギャレーなど、日常と非日常をシームレスにつなぐ工夫が満載。旅の荷物も、思い出も、すべてを受け止めてくれる“動くリビング”がここにある。
●文:月刊自家用車編集部
ハイエースが「動く家」になる、完成度の高いレイアウト
ラミータのベースは、トヨタ・ハイエース。広大な空間を活かしながら、走行時・ダイネット時・就寝時で異なる3つの表情を持つ多機能レイアウトを実現している。走行時には8名が乗車できる大空間、停車後は4人でテーブルを囲むダイネット、そして夜にはフラットベッドでくつろげる寝室へと変化する。
この“動く家”のような構成は、長距離旅行やファミリーキャンプでも無理のない快適性を約束する。限られた車内を最大限に活かす構造は、まさにネストツールズならではの設計センスだ。使い勝手とくつろぎが高次元で融合している。
素材の温もりと清潔感を両立したインテリアデザイン
ラミータのインテリアは、シンプルで上質。飽きのこない色調と、清潔感を重視した仕上げが印象的だ。シートやカーテンの生地、床や家具のカラーはオーナーが自由に選べる仕様になっており、自分の好みやライフスタイルに合わせて“理想の空間”を作ることができる。
また、圧迫感を抑えるための設計にも工夫が見られる。ハイルーフの高さを活かした設計と、明るい照明の配置により、車内は開放感にあふれている。旅先で長時間過ごしても疲れにくく、まるでカフェのような落ち着きを感じられる空間だ。どんなシーンにも自然と馴染む、そんな普遍的な魅力を持つ。
中央ギャレーがもたらす快適な動線と機能性
車両中央に設けられたギャレー(簡易キッチン)は、ラミータの象徴とも言える存在だ。コンパクトながらも機能性が高く、シンクや冷蔵庫、電子レンジ、電源コンセントが手の届く位置に配置されている。作業スペースも明るく、食事の準備や洗い物がしやすい。
この中央配置のレイアウトは、車内のどこにいてもアクセスしやすいのが特徴。前後どちらにも動線が確保されているため、複数人で過ごしてもストレスが少ない。旅先での朝食づくりや、夜のコーヒータイムなど、生活のリズムを車内で自然に再現できるのは大きな魅力だ。
2段ベッドが生む「上下の自由空間」
ラミータのもうひとつの特徴が、2段ベッドを標準装備している点だ。ギャレーの反対側に設けられたベッドは、大人2名が快適に眠れるサイズを確保。上下段を分けて使うことで、プライベートな空間を持ちながらも家族全員が休める設計となっている。
さらに、このベッドは単なる寝具ではない。上段のマットを取り外せば、ソファーとして使用することも可能で、走行時にはシートベルトを装着して2名が着席できる。昼はリビング、夜は寝室へと自在に姿を変える柔軟さが、このモデルの真骨頂だ。限られたスペースを、最大限に活かす思想が貫かれている。
マルチルームが叶える“車内の自由”
後部に設けられたマルチルームは、トイレルームや更衣室、トランクルームなど多目的に活用できるスペースだ。テールゲートを閉めれば完全な個室となり、車内から直接出入りできる構造になっている。プライバシーを保ちながらも機能的に使えるため、家族旅行はもちろん、長期の車中泊でも快適に過ごせる。
このマルチルームの存在が、ラミータを“本格派キャンピングカー”たらしめている。寝る・食べる・着替える・収納する——そのすべてを一台の車内で完結できる利便性は、ハイエースベースの中でも群を抜いている。まさに「小さな家」の名にふさわしい設計思想だ。
7つの収納が旅をもっと自由にする
旅をすれば荷物が増える。ラミータはそんな現実にしっかり応えている。収納は大小合わせて7か所に設けられており、長物やキャンプ道具を入れられるスペースから、シューズボックス、マルチルーム内の隠し収納まで、多層的にレイアウトされている。
特に2段ベッド下の大型収納は使い勝手が良く、後部のテールゲート側からもアクセス可能。積み込みや取り出しがスムーズに行えるため、旅先での準備が格段に楽になる。
収納が整理されていることで、車内は常に整然と保たれ、快適な居住性を維持できる。単に荷物を“入れる”のではなく、“使う”ための収納設計——そんな視点で考え抜かれた一台だ。
ファミリーにもソロにも、使い方を選ばない自由な旅グルマ
ラミータは、ファミリー層に限らず、ソロキャンパーや趣味人にも適した万能モデルだ。ダイネットは4人でくつろげる一方で、一人旅では広い作業スペースとして活用できる。マルチルームをトランクルームにすれば、サーフボードや撮影機材なども収納可能。どんな趣味にも柔軟に対応できる懐の深さが魅力だ。
「泊まれるクルマ」ではなく、「過ごせるクルマ」。そんな価値観を体現しているのが、このラミータだ。街を抜け、山へ、海へ。どこへ行っても自分らしく過ごせる空間が、いつでもそばにある。
清潔感漂う落ち着いたインテリアに、高機能を詰め込んだ
ネストツールズは、自宅のリビング空間さながらを移設するカスタマイズが高く評価されているキャンピングカーブランド。今回紹介する「ラミータ」は、ハイエーススーパーロング/ワイドボディ/ハイルーフをベースにカスタマイズが加えられた同社の主力モデルのひとつになる。
写真ギャラリー
ネストツールズが手がけるラミータシリーズは、リビング感覚のキャビンに加え、旅で重宝できる装備を効率的に詰め込んでいることが魅力。ベースモデルはハイエースの中でも最大級の広さを持つスーパーロング/ワイド/ハイルーフとなる。
ベース車両はトヨタのハイエース
巧みなシートアレンジも強み。車両右側方に配置される幅広のシートは2名就寝が可能なベットになるほか、ダイネット時には4名でテーブルを囲むことも可能。さらに走行時にはセカンドシートを前方にレイアウトして使用することで、快適な移動も実現している。
車両左側には上下2段のベットスペースを配置。その横には独立したマルチルームが配置される。スペースの間切りに工夫を凝らすことで、パーソナルスペースが確保できていることもこのモデルの魅力だ。
車両中央には広めの調理スペースも設けられたシンクを配置。100Vコンセントのほか、冷蔵庫なども完備される。
シンクまわりに電子レンジも配置。間切りを兼ねた収納棚に上手にスペースを作ることで、スマートなキャビンの雰囲気を損なわないことも妙味のひとつ。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
人気記事ランキング(全体)
セレナという選択肢を、旅仕様へと引き上げたP-SVの立ち位置 ベース車にセレナを選んだ意味は大きい。ミニバンとしての完成度が高く、走り、静粛性、使い勝手のバランスが取れているモデルだからこそ、車中泊仕[…]
車中泊を安心して、かつ快適に楽しみたい方におすすめのRVパーク 日本RV協会が推し進めている「RVパーク」とは「より安全・安心・快適なくるま旅」をキャンピングカーなどで自動車旅行を楽しんでいるユーザー[…]
ノアという日常車を、最初から「泊まれる仕様」に仕立てる発想 ベースとなるのは、扱いやすさと室内空間で定評のあるトヨタ・ノア。その中でもXグレードに限定し、装備の方向性を明確に定めたのがこの車中泊快適パ[…]
ドアのストライカー部分の隙間を埋めてボディの剛性をアップ 今回紹介するアイテムはアイシンのドアスタビライザー(※株式会社アイシンの登録商標)は、車両のドアをボディと一体化させることで、走行性能を向上さ[…]
工具不要、取り付け1分。超お手軽カスタムパーツ 愛車のカスタムと言うと、派手なパーツの装着やプロに作業をお願いする必要があるなどのイメージを持ちがちだが、実は、特別な知識や工具なども必要なく、簡単に装[…]
最新の投稿記事(全体)
クラスを超えた航続距離と効率性 量産型BEVのパイオニアとして、初代リーフが2009年に誕生した。そして、その技術を応用してハイブリッドモデルのeパワーシリーズも登場し、ノートやセレナ、エクストレイ[…]
ユーザーに選ばれる「盤石のサポート体制」 自信を持って勧められる電気自動車(BEV)を本気で提供する。そのためにはクルマそのものを良くするだけでなく、生活の中で使いやすいサポート体制を構築する必要があ[…]
“万能軽四駆”という企画は、一発逆転を目指した弱小メーカーから生まれた クルマの開発には大金がかかる。たった1枚のドアを開発するだけで、そのコストは億単位になるという。いかに自動車メーカーが大企業でも[…]
レガンスが導き出した「6人乗りキャンパー」という答え 「キャンパースタイル・ツー」は、レガンスが長年培ってきたカスタムの思想を、そのままキャンピングカーへと落とし込んだモデルだ。ベースとなる考え方は明[…]
車中泊を安心して、かつ快適に楽しみたい方におすすめのRVパーク 日本RV協会が推し進めている「RVパーク」とは「より安全・安心・快適なくるま旅」をキャンピングカーなどで自動車旅行を楽しんでいるユーザー[…]
- 1
- 2

















