
キャンピングカーは、装備を詰め込むほど快適になる一方で、日常から遠ざかってしまうこともある。レガンスが手がける「キャンパースタイル・ツー」は、その真逆を行く存在だ。6人乗りの8ナンバー登録でありながら、あえて“作り込みすぎない”ことで、室内空間の余白と使い勝手を最大化している。カスタムパーツで培ってきたレガンスらしい美意識を外装にも反映し、見た目も中身も妥協しない。キャンピングカーとカスタムカー、その境界線を軽やかに越えていく一台だ。
●文:月刊自家用車編集部
レガンスが導き出した「6人乗りキャンパー」という答え
「キャンパースタイル・ツー」は、レガンスが長年培ってきたカスタムの思想を、そのままキャンピングカーへと落とし込んだモデルだ。ベースとなる考え方は明快で、キャンピングカーであってもエクステリアを妥協しないこと。実用一点張りになりがちなこのジャンルに、カスタムブランドならではの存在感を持ち込んでいる。
最大の特徴は、6人乗りの8ナンバー登録という点にある。多人数乗車を前提としながら、あくまで“みんなで移動し、くつろぐ”ことを主眼に置いた設計だ。フル装備のキャンピングカーではなく、日常と非日常の距離を縮めるためのキャンパーという立ち位置がはっきりしている。その結果、クルマとしての使いやすさと、遊び道具としての自由度が高いレベルで両立されている。
見た目の完成度、車内に入った瞬間の開放感、そして「これなら普段も使える」と感じさせるリアリティ。その積み重ねが、このクルマを特別な一台にしている。
広さを最優先した室内と、多彩に使えるシートアレンジ
キャンパースタイル・ツーの室内は、4名が後部座席に座った状態でも余裕を感じられる空間設計がなされている。キャンピングカーとしては装備を必要最低限に抑えることで、あえて“何もない広さ”を手に入れた。その判断が、このモデルの使い勝手を大きく押し上げている。
シートアレンジは非常に柔軟だ。ベンチシートとテーブルを組み合わせた状態では、車内で食事や会話を楽しめる空間が生まれる。フルフラット展開にすれば就寝スペースとして機能しつつ、テーブルを残したまま使える点も特徴的だ。いわゆる「お座敷」的な使い方ができ、床に近い目線でくつろげる。
さらに、ソファ展開によるラウンジスタイルも用意されている。目的地に着いてからの過ごし方を限定しないレイアウトは、使う人のライフスタイルに自然と寄り添う。大人1名と子ども2名の就寝を想定した設計も現実的で、家族での週末使いを強く意識していることが伝わってくる。
必要なものはきちんと揃える、実用性重視の装備構成
室内装備はシンプルだが、使う場面を想像すると抜けはない。水道設備には丸型のメッキシンクと蛇口を備え、車内での手洗いや簡単な洗い物に対応する。給水タンクと排水タンクはそれぞれ10リットル容量で、日帰りや一泊程度の使用なら十分な余裕がある。
収納スペースも、実用目線でまとめられている。ベンチシート下には左右それぞれに収納が設けられ、毛布や着替えなどかさばる荷物も収まりがいい。使っていないベッドマットはベルトで固定でき、走行中に荷室が乱れない配慮もなされている。
オーバル形状のテーブルは脱着可能で、さらに昇降式となっている。高さは細かく調整でき、食事、作業、くつろぎとシーンに応じて使い分けられる。固定されすぎない装備構成だからこそ、車内の使い方を自分なりに組み立てられる余地が残されている。
ポータブル電源が広げる、レガンス流キャンパーライフ
電装まわりで特徴的なのが、ポータブル電源を中心とした構成だ。出力1000W、容量1500Whの大容量タイプを採用し、車内はもちろん車外でも電源が使える。リン酸鉄リチウムイオン電池を採用することで、安全性と耐久性にも配慮されている。
従来のキャンピングカーに多い固定式電源とは異なり、必要なときに必要な場所で使えるのが強みだ。エンジンを切った状態でも一部の電装品が使え、左側面のベンチシート前後にはコンセントも配置されている。使い勝手を限定しないレイアウトが、キャンプスタイルの幅を広げてくれる。
「装備に合わせて遊ぶ」のではなく、「遊び方に合わせて使う」。キャンパースタイル・ツーは、そんな考え方を自然に受け入れさせてくれる一台だ。派手さよりも現実的な自由を重視したこの構成こそ、レガンスが提案する新しいキャンパーの形と言える。
なお、今回紹介したレガンスは、2月13日から3日間にわたってインテックス大阪で開催される「大阪オートメッセ」に出展予定だ。会場ではレガンス製品を対象とした特別企画も用意されており、全品10%オフのセールやアウトレットコーナー、3点で2,000円となるお得な販売企画が展開されるという。実物をチェックしつつ、気になっていたアイテムを手に入れる絶好の機会となりそうだ。ブースは4号館。レガンスの世界観に触れたい人は、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
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