●文:月刊自家用車編集部
ランドクルーザー250:モデル概要
新世代ランドクルーザーの中核モデルとして誕生した250シリーズは、悪路走破性に扱いやすさをプラスすることで、オフローダーが必要な人々の生活を支える役割と使命を担っている。“原点回帰”をキーワードに、開発コンセプトを「The Land Cruiser : 質実剛健を追求し、お客様の生活と実用を支え、お客様に信頼されるクルマ」と定め、開発を進めてきたモデルになる。
300シリーズと同じ強固なGA-Fプラットフォームを採用するなど、優れた悪路走破性を追求。さらにランドクルーザー初となる電動パワーステアリング(Eps)とSDM(Stabilizer with Disconnection Mechanism)を搭載。電動パワーステアリングは、オフロードでのキックバックの低減に加え、オフロード/オンロードを問わない扱いやすさを確保していることが特徴。SDMはスイッチ操作でフロントスタビライザーのロック/フリーを切り替えることができ、オフロードでの悪路走破性/乗り心地とオンロードの操縦安定性を両立させている。
パワートレーンは、2.8L直噴ターボディーゼルエンジン+Direct Shift-8ATと、2.7Lガソリンエンジン+6 Super ECTの2タイプを設定。ともに力強い走りと高い環境性能を実現していることが特徴になる。駆動力はセンターディファレンシャルにトルセンLSDを備えたフルタイム4WDによって、余すことなく四輪に伝達。電動リヤデフロックが悪路での力強い走破性を発揮するとともに、前後駆動力配分の自由度を拡大し、より卓越した走行安定性を実現している。
全長4925mm、全幅1980mmのボディサイズに、ランドクルーザー80シリーズから続く伝統のホイールベース2850mmを採用。オフローダーにふさわしい対地障害角を確保し悪路走破性を追求する一方、ドアミラー含む実用全幅値は2115mmにとどめることで、扱いやすさにも配慮している。また、3列シート7人乗りと2列シート5人乗りの2つのタイプを設定。運転席の着座位置を後方に移動しつつ、2列目と3列目シートの配置位置の見直しを実施することで、951mmもの広い前後カップルディスタンスを確保する。さらに6:4分割セカンドシート使用時でも408Lものラゲージ容量を確保している。
ランドクルーザー250:スタイリング&パッケージ
ランドクルーザー250:インパネ内装&シート
ランドクルーザー250:パワートレーン
ガソリン車のパワートレーンは、最高出力120kW(163ps)、最大トルク246Nm(25.1kg-m)を発揮する自然吸気エンジンと6速のSuper ECTとの組み合わせ。WLTCモード走行燃費は7.5km/Lを達成している。
2.8L直噴ターボディーゼルエンジンは、最大トルク500Nmをエンジン回転数1600~2800r.p.mという低回転で発生。トルクフルな走行とクルマを操る楽しさを追求している。WLTCモード走行燃費は11.0km/Lを達成。DPRや尿素SCRシステムとの組み合わせで窒素酸化物(NOx)を大幅低減。排出ガス規制の基準「平成30年排出ガス規制」に適応する。
ランドクルーザー250:モデル変遷
【2024年4月:最新型】ランドクルーザー250発売開始。導入記念モデルも特別仕様車として限定発売
パワートレーンは、2.7Lガソリンと2.8Lディーゼルターボを設定。トランスミッションはガソリン車は6速AT、ディーゼルターボ車は8速ATの組み合わせ。ガソリン車は1グレード、ディーゼルターボ車は3グレードが展開されている。導入時の月販基準台数は2250台。また、導入記念モデルとして、特別仕様車 ZX“First Edition”と特別仕様車 VX“First Edition”も同時発売。このモデルは合計8000台が用意されている。
●ランドクルーザー250 グレードバリエーション&価格【2024年4月モデル】 | ||
パワートレーン | グレード【トランスミッション】 | 価格【駆動方式】 |
2693cc直列4気筒ガソリン 163ps/25.1kg-m | VX【6速AT】 | 545万円【4WD】 |
2754cc直列4気筒ディーゼルターボ 204ps/51.0kg-m | GX【8速AT】 | 520万円【4WD】 |
VX【8速AT】 | 630万円【4WD】 | |
ZX【8速AT】 | 735万円【4WD】 |
ランドクルーザー250:最新値引き額/納期情報(2024年7月時点)
- 車両本体目標値引き額:3万円
- 納期の目安:−
- リセール予想:A+
ほとんどの販売店が初期生産分を受注している状況で、オーダーストップになってしまった。ただ、7月上旬の段階では、「ガソリン車のみ受注枠が残っている」というお店もわずかにあったので、ダメ元でも問い合わせてみることをオススメする。
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