
トヨタは、2月19日(水)から始まる「H2&FC EXPO(水素・燃料電池展)」において、第3世代となる新型燃料電池システム(FCシステム)を初披露する。
●まとめ:月刊自家用車編集部
耐久性能の向上とメンテナンスフリーを実現。商用需要も本格的に視野に
トヨタは、水素を重要なエネルギーと位置づけ、さまざまな業界のパートナーとも連携し燃料電池システムの開発を進めているが、今回披露される第3世代の新型燃料電池システムは、耐久性能の向上(当社比2倍)とメンテナンスフリーを実現することで、既存のディーゼルエンジン同等としたほか、燃費性能の向上(当社比1.2倍)や、セル設計&製造プロセスの革新によるコストの大幅削減が図られている。
これにより、FCシステムを従来の乗用車向け、汎用向け(定置式発電機/鉄道/船舶等)に加え、大型商用車にも搭載が可能となるとしている。
第3世代FCシステムを搭載することで、燃費性能の改善により航続距離が向上。乗用車の分野では、長距離も安心して運転できる環境がさらに整うことになる。
定置式発電機/鉄道/船舶の分野では、第3世代FCシステムの導入により耐久信頼性の向上が見込まれる。商用ニーズでの水素の有効性が広く認知されることで、水素時代の本格普及のさらなる加速が期待できる。
発電能力の向上とシステムの小型化によるメリットは、商用車にも恩恵がある。第3世代FCシステムの導入により、大型トラックなどにも水素自動車が増える可能性が高まる。
「H2&FC EXPO」の出展概要
- 日時:2月19日(水)~21日(金)
- 場所:東京ビッグサイト(東京都江東区)
- おもな展示内容:第3世代FCシステム(初公開)/水電解スタック/ポータブル水素カートリッジなど
- 企画/イベント:トヨタ自動車ブース内にてプレゼンテーション予定「水素社会の実現に向けたトヨタの取り組み(仮)」水素ファクトリー 山形 光正
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。
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