
ビー・エム・ダブリュー株式会社は4ドアクーペ「BMW 2シリーズ グラン クーペ」の新型モデル(全面改良)を、全国のBMW正規ディーラーを通じて販売する。納車は本年3月以降を予定している。
●まとめ:月刊自家用車編集部
Mモデルを含めた、3つのグレードが導入
BMW 2シリーズ グラン クーペは、プレミアム・スモールコンパクトセグメントに属するモデル。2019年に国内導入された初代モデルは、優雅なデザインと4ドアモデルならではの高い利便性を組み合わせたことにより高い評価を獲得。
今回国内導入されるのは2世代目となるモデルで、BMWの象徴的なキドニーグリルに斜めのデザインを取り入れるとともに、立体的なプレスラインを採用することで、一層スポーティーな印象に生まれ変わっている。48Vマイルドハイブリッドシステム搭載モデルを投入するなどの最新テクノロジーが採用されている。
BMW M235 xDrive Gran Coupé(欧州仕様)
新型BMW 2シリーズ グラン クーペの概要
- 220グラン クーペのパワートレーンは、最高出力115kW/5000rpm、最大トルク240Nm/1500-4400rpmを発揮する、1.5L直列3気筒ターボエンジンに48Vマイルドハイブリッドシステムの組み合わせ。システム最高出力は125kW、システム最大トルクは280Nm
- 220dグラン クーペのパワートレーンは、最高出力110kW/4000rpm、最大トルク360Nm/1500-2500rpmを発揮する、2L直列4気筒ディーゼルターボエンジンに48Vマイルドハイブリッドシステムの組み合わせ。システム最高出力は120kW、システム最大トルク400Nm
- M235 xDriveグラン クーペは、BMW M社が開発するMパフォーマンスモデル。パワートレーンは、最高出力221kW/5750rpm、最大トルク400Nm/2000-4500rpmを発揮する、2L直列4気筒ターボエンジンを搭載
- タッチ操作による操作性を高めたBMWカーブドディスプレイを採用
- シフトレバーを廃止し、センターアームレストに操作系をすべて納めることで、モダンな印象を強化
- センターコンソールにQi対応機器(スマートフォン等)設置
- 後席は大人3名が座れる空間を確保するとともに、40:20:40分割可倒シートを採用
- BMWオペレーティングシステム9を搭載
- タッチディスプレイと言語で操作できる最新インターフェイス
- Amazonが提供するクラウドベースの音声サービス「Amazon Alexa」を搭載
- BMW社が国内認可取得モデルとして初めて導入したハンズオフ機能を搭載
モデル&価格
- BMW 220 Gran Coupé M Sport:528万円
- BMW 220d Gran Coupé M Sport:548万円
- BMW M235 xDrive Gran Coupé:734万円
主要諸元
- BMW 220 Gran Coupé M Sport:全長4550mm 全幅1800mm 全高1435mm ホイールベース2670mm 車両重量1490kg 車両総重量1765kg 排気量1498cc 直列3気筒ガソリンエンジン 最高出力115kW/5000rpm 最大トルク240Nm/1500-4400rpm システムトータル最高出力125kW システムトータル最大トルク280Nm WLTCモード燃料消費率17.5km/L
- BMW 220d Gran Coupé M Sport:全長4550mm 全幅1800mm 全高1435mm ホイールベース2670mm 車両重量1560kg 車両総重量1835kg 排気量1995cc 直列4気筒ディーゼルエンジン 最高出力110kW/4000rpm 最大トルク360Nm/1500-2500rpm システムトータル最高出力120kW システムトータル最大トルク400Nm WLTCモード燃料消費率21.1km/L
- BMW M235 xDrive Gran Coupé:全長4550mm 全幅1800mm 全高1435mm ホイールベース2670mm 車両重量1590kg 車両総重量1865kg 排気量1998cc 直列4気筒ガソリンエンジン 最高出力221kW/5750rpm 最大トルク400Nm/2000-4500rpm WLTCモード燃料消費率12.6km/L
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(ビー・エム・ダブリュー)
第4世代の新型1シリーズ BMW 1シリーズは、2004年に初代モデルが誕生。BMWのラインナップにおいて最もコンパクトなモデルだ。約50:50の理想的な前後重量配分、スポーティで俊敏なハンドリング性[…]
BMW M8 Competition M xDriveのファイナルエディション BMW M8 Competition M xDriveは、最高出力625PS(460kW)/6,000rpm、最大トルク[…]
8シリーズのファイナルエディション BMW 8シリーズは、ピュアスポーツモデルに匹敵する高い走行性能に加え、美しいスタイリングで強烈な存在感を持つモデルだ。2枚ドアのクーペモデルをベースに、オープンエ[…]
サーキット走行が可能な本格ハイパフォーマンスモデル BMW M3セダンはBMW 3シリーズ セダンの、BMW M3ツーリングはBMW 3シリーズ ツーリングをベースに、BMW M社が開発した高性能マシ[…]
ALCANTARA®でカスタマイズ 機能性、高級感、そして独自性を兼ね備えた自動車を紹介することを目的としたこのプロジェクトでは、ALCANTARA®でカスタマイズされた内装と外装の新作モデルが展示さ[…]
最新の関連記事(クーペ)
仕向け地に合わせて作り分けられた”双生児”の個性 最近では少なくなってきましたが、かつてはいわゆる兄弟車がたくさんありました。トヨタならカローラとスプリンター、日産ならサニーとパルサーとラングレーにロ[…]
日本車が手本とした、美を優先する伊デザイン。その代表が117クーペ 日本において、商品のデザインが売れ行きを大きく左右することに最初に気づいたのは、松下電器器具製作所(後の松下電器産業、現パナソニック[…]
史上最強のポルシェ911、T-ハイブリッドで新境地へ システム最高出力は711PSを発揮 新型911ターボSは、ミュンヘンで開催されたIAAモビリティで発表された、911シリーズのトップモデル。ポルシ[…]
コンテッサ1300クーペ(1965年) 高い技術から生み出された美しいクルマは、大きな注目を集めることに 今では、日野自動車が乗用車メーカーだというと、首を傾げる人も多いかもしれない。日本初の国産トラ[…]
豊かになった日本の若者にも受け入れられた、スポーツ性と色気 当時の日本の若者に、初代プレリュードが魅力的に映らなかったのは仕方ない。 今見ると端正なフォルムも、当時のセリカやスカイライン、サバンナRX[…]
人気記事ランキング(全体)
給油の際に気付いた、フタにある突起… マイカーのことなら、全て知っているつもりでいても、実は、見落としている機能というもの、意外と存在する。知っていればちょっと便利な機能を紹介しよう。 消防法の規制緩[…]
日常の延長にある「もうひとつの居場所」 ハイエースなど一般車両ベースのキャンピングカーの人気が高まっている理由は、「特別な装備を持ちながら、普段の生活にも溶け込む」ことにある。このモデルもまさにその代[…]
家族で出かけたくなる「軽」な自由空間 週末に川遊びや登山、キャンプなどで思い切り遊んだあと、そのままクルマで一晩を過ごす――。そんなシーンを想定して生まれた軽キャンパーがある。限られたボディサイズの中[…]
なぜ消えた?排気温センサー激減のナゾ 排気温度センサーは、触媒の温度を検知し、触媒が危険な高温に達したときに排気温度警告灯を点灯させるためのセンサーだ。このセンサーは、いつのまにか触媒マフラーから消滅[…]
自動車整備の現場では、かなり昔から利用されているリペア法 金属パーツの補修材として整備現場ではかなり昔から、アルミ粉を配合したパテ状の2液混合型エポキシ系補修材が利用されている。 最も名が通っているの[…]
最新の投稿記事(全体)
コーティング車対応のシャンプーの人気が上昇中 クルマの年代、オーナーの世代を問わず、クルマ好きなら誰もが必ず行い、そして探求する瞬間がある「洗車」の世界。日々、最善の方法を模索しているユーザーも多いこ[…]
車中泊を安心して、かつ快適に楽しみたい方におすすめのRVパーク 日本RV協会が推し進めている「RVパーク」とは「より安全・安心・快適なくるま旅」をキャンピングカーなどで自動車旅行を楽しんでいるユーザー[…]
葉が山々を染める秋。澄んだ空気と青空のもと、ドライブに出かけるなら“峠道”がおすすめです。カーブを抜けるたびに視界が開け、遠くの山並みや谷を望む……そんな瞬間こそが、峠ドライブの醍醐味。そんなおすすめ[…]
日常の延長にある「もうひとつの居場所」 ハイエースなど一般車両ベースのキャンピングカーの人気が高まっている理由は、「特別な装備を持ちながら、普段の生活にも溶け込む」ことにある。このモデルもまさにその代[…]
給油の際に気付いた、フタにある突起… マイカーのことなら、全て知っているつもりでいても、実は、見落としている機能というもの、意外と存在する。知っていればちょっと便利な機能を紹介しよう。 消防法の規制緩[…]
- 1
- 2