
トヨタ自動車は、欧州を含む世界市場で投入を予定している新型バッテリーEV(BEV)を発表した。
●まとめ:月刊自家用車編集部
C-HRに、BEVモデルを新規導入
今回、欧州で発表された新型バッテリーEV(BEV)は、以下の3つのモデル。
まず、TOYOTA C-HR+は、滑らかで目を引くスタイリングと広々とした室内空間&大容量416Lの荷室を備えるE-SUV。
TOYOTA C-HR+
e-TNGAプラットフォームに専用サスペンションを組み合わせることで高い走行性能を実現するほか、電池セルに改良を加えたリチウムイオンバッテリーを設定。ベースとなるバッテリー容量57.7kWh仕様は航続距離455km、より航続距離を延ばしたバッテリー容量77.0kWh仕様は航続距離600kmを実現している。駆動方式は前輪駆動と全輪駆動を用意。欧州では2025年後半からの発売を予定している。
最新bZ4Xは、バッテリー関連機能の改良で航続距離を延伸
TOYOTA bZ4Xは、C-HR+同様に2つのリチウムイオンバッテリーを設定。ベースとなるバッテリー容量57.7kWh仕様と航続距離向上を目指したバッテリー容量73.1kWh仕様をラインアップすることでニーズの多様化に対応する。なお73.1kWh仕様の航続距離は従来型比約70kmの延伸を達成している。
bZ4X(欧州仕様)
バッテリー本体の温度を調整するバッテリープレコンディショニングを初搭載
bZ4Xには、急速充電の前にバッテリー本体の温度を調整するバッテリープレコンディショニングも初搭載。充電に最適な温度とすることで、冷間時での急速充電時間約30分を実現。
ほかにもeAxleの出力アップや、サスペンションのセッティング見直しなどにより、静粛性も含めた乗り味をレベルアップさせている。欧州では2025年後半からの発売を予定している。
bZ4X(欧州仕様)
bZ4X(欧州仕様)
LEXUS RZには、ステアバイワイヤシステムを採用
LEXUS RZは、走りのコンセプト“The Natural”を徹底的に追求し「Lexus Driving Signature」をさらに深化。バッテリーEVシステムを全面刷新することで航続距離を伸長、充電時間を短縮も実現している。
LEXUS RZのステアバイワイヤシステム。
さらに高出力モーターを搭載した「RZ550e“F SPORT”」をラインアップに追加。
ほかにも「人とクルマの対話」を加速させ新たなドライビング体験をもたらすステアバイワイヤシステムや、マニュアル操作のように駆動力を操作できる機能「インタラクティブマニュアルドライブ(Interactive Manual Drive)」を設定することで、操る楽しさを提供するという。2025年秋以降、順次各地域での発売を予定している。
「RZ550e“F SPORT”」
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