
スバルは、米国ニューヨークで開催されている「2025ニューヨーク国際オートショー」において、新型「トレイルシーカー」を世界初公開した。
●まとめ:月刊自家用車編集部
バッテリーEVにも、スバルらしいアクティブイメージをプラス
発表された新型「トレイルシーカー」は、スバルのグローバルバッテリーEVとしては2番目に登場するe-SUVモデル。スバルとトヨタが、互いに強みとする技術や知見を持ち寄ったことで生まれた共同開発車になる。
トレイルシーカーは、バッテリーEVが持つ先進的なイメージをベースに、プロテクター加飾を加えたラギットなデザインを採用。キャビンも乗員に広がりを感じさせる開放的なレイアウトを採用したことで、レジャービークルらしいアクティブなイメージが強まっている。都会的な佇まいのソルテラとは違った個性を感じさせる、独自のキャラクターが与えられている。
新型「トレイルシーカー」
独自のサスペンションとAWD駆動システムで高い走破性を確保。スバルらしいアクティブビークルに仕立てられる。
短時間で効率的な充電を可能とする、バッテリープリコンディショニング機能を採用
バッテリーEVの性能を左右する電動領域では、総電力量74.7kWのリチウムイオンバッテリーを搭載することで260マイル(約418km)以上の航続距離を実現。さらにバッテリープリコンディショニング機能を実装することで、外気温に左右されることなく、短時間で効率的な充電を可能とし、バッテリーEVとしての実用性を高めている。
走行性能においては、前後に高出力モーターを搭載した全輪駆動システムにより、システム最大出力375馬力を発揮。瞬時に最大トルクを発生できるモーター特性もあって、リニアで滑らかな加速性能を楽しめることも特徴。
スバルらしい水平基調を意識したインパネデザインだが、中央にはスバル初となる14インチタッチディスプレイが配置される。
ドライバーと車両の一体感を向上させた新しいAWD制御システム
さらに足まわりにもスバルが長年にわたり培ってきた技術を注入。サスペンションや電動パワーステアリングの最適化し、ドライバーと車両の一体感を向上させた新しいAWD制御システムを採用することで、意のままの操縦性を獲得している。
大容量の荷室空間には、ソルテラよりも広く、機能性を重視したカーゴルーム設計を採用。ラダータイプの大型ルーフレールを装備するなどで積載能力を高めることで、レジャービークルに求められる多様な用途への適応性も向上させている。
新型トレイルシーカーは、2026年以降にスバルが生産を担当し、まず米国市場へ導入される。
トレイルシーカーの生産はスバルが行い、2026年から北米でデリバリーが開始される。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(スバル)
ターボモデルが登場!人気を呼びそうだ SUBARUが10月16日に、人気のコンパクトSUV「REX(レックス)」に4WDモデルを追加することを発表した。「REX」はダイハツからのOEM供給モデルだが、[…]
世界に通じる内容を携えて、マイカー元年に発売された技術者集団の渾身の小型車 1966年を日本のマイカー元年とすることに、異を唱える人は少ないだろう。同年4月23日の日産サニーと、同年11月5日のトヨタ[…]
サンバーライトバンデラックス(1964年型) 経済成長に沸く1960年代、軽四輪トラックが街の物流の主役だった 戦後の復興期から高度経済成長のピークとなった1960年代末にかけての日本の経済・産業の構[…]
初期モデル 高嶺の花だったマイカーという夢を、現実のものにした立役者 今では日本人にとって欠かせない足となっている軽自動車の規格は、1955(昭和30)年に全長3m、全幅1.3m、排気量0.36L以内[…]
9月13日に富士スピードウェイで実車もお披露目 スバルBRZ「STI Sport YELLOW EDITION」は、「STI Sport」をベースにした特別仕様車。 ボディカラーには「サンライズイエロ[…]
最新の関連記事(ニュース)
RS専用の内外装加飾をプラスすることで、スポーティさをプラス 新グレード「e:HEV RS」のグランドコンセプトは「URBAN SPORT VEZEL(アーバン スポーツ ヴェゼル)」。RSグレードに[…]
航続距離問題解決の切り札は「太陽光」 「Ao-Solar Extender」は、日産が開発した電動スライド式のソーラーシステム。この装備を装着することで、太陽光発電によりEVのバッテリーへの充電が可能[…]
リビングのような空間と先進運転支援技術で受注好調。ハイウェイスターに人気が集中 新型「ルークス」は、外観に「かどまる四角」をモチーフとしたデザインと、日本の伝統建築にインスピレーションを得た新たな2ト[…]
ポール・スミス氏が、MINIとポール・スミスの協業を示す大きな木箱の上に座っているイメージが公開された。木箱の中におさまる「MINI ポール・スミス・エディション」がジャパンモビリティショーで発表され[…]
新型「ティアナ」は新デザインでプレミアムキャラを強化 中国市場でプレミアムな快適性を提供する洗練されたセダンとして評価されている「ティアナ」は、新型ではイメージを一新。エクステリアは、よりシャープでエ[…]
人気記事ランキング(全体)
給油の際に気付いた、フタにある突起… マイカーのことなら、全て知っているつもりでいても、実は、見落としている機能というもの、意外と存在する。知っていればちょっと便利な機能を紹介しよう。 消防法の規制緩[…]
なぜ消えた?排気温センサー激減のナゾ 排気温度センサーは、触媒の温度を検知し、触媒が危険な高温に達したときに排気温度警告灯を点灯させるためのセンサーだ。このセンサーは、いつのまにか触媒マフラーから消滅[…]
ブレードバッテリー搭載軽EVが、ワールドプレミア ジャパンモビリティショーで参考出品される軽EVは、BYDにとって初めての海外専用設計モデルで、日本の軽規格に準拠している。BYDの企業理念である「地球[…]
航続距離問題解決の切り札は「太陽光」 「Ao-Solar Extender」は、日産が開発した電動スライド式のソーラーシステム。この装備を装着することで、太陽光発電によりEVのバッテリーへの充電が可能[…]
見た目では用途がわかりにくい、意外性のあるカー用品 世の中には多種多様のカー用品があり、奇抜なものから思わずおっと唸ってしまうようなアイテムがたくさんある。カー用品のお店やECサイトでカーグッズを探っ[…]
最新の投稿記事(全体)
RS専用の内外装加飾をプラスすることで、スポーティさをプラス 新グレード「e:HEV RS」のグランドコンセプトは「URBAN SPORT VEZEL(アーバン スポーツ ヴェゼル)」。RSグレードに[…]
洗ってもツヤが戻らない理由は「見えない鉄粉」にあった どんなに高性能なカーシャンプーやコーティング剤を使っても、ボディ表面のザラつきが消えないときは鉄粉汚れが原因の可能性が高い。走行中のブレーキングで[…]
パーツなどの使用限界を確認する手段が、計測器具による測定 クルマは「消耗パーツ」の塊!一台のクルマを構成するために、それこそ星の数ほどの「消耗パーツ」が使われている。 その各部に使われている「消耗パー[…]
家族のミニバンが、週末には旅の相棒になる 「DAYs」はノア/ヴォクシーをベースにしたミニバン型キャンピングカー。普段は家族の送迎や買い物など日常の足として活躍し、休日になればそのままキャンプや車中泊[…]
装備を充実させ、新価格で登場 2024年6月に国内導入されたBYD SEALは、最新のEVプラットフォームと先進的なバッテリー技術がもたらす長い航続距離(RWDの一充電航続距離640Km)が評価されて[…]
- 1
- 2