
三菱自動車工業は、6月21日(土)から22日(日)まで東京国際フォーラム(東京都千代田区丸の内)にて開催される国内最大級のオーディオとホームシアターの祭典「OTOTEN2025」に、アウトランダーを出展することを発表した。
●まとめ:月刊自家用車編集部
ヤマハと三菱自動車が共同で開発した「究極のリスニングルーム」
「OTOTEN」は、一般社団法人 日本オーディオ協会が主催する、国内最大級のオーディオとホームシアターのイベント(展示会)。当日の三菱自動車のブースでは、昨年10月に発売したアウトランダーが展示される。
昨年10月に大改良を受けたアウトランダー。ヤマハは、今回の車載オーディシステムについて「楽器メーカーとしての音づくり」「音楽の生まれた空間を再現」「あなたの車が奏でる理想の音」の三題を開発理念として掲げている。撮影会で12スピーカー仕様を視聴してみたところ、楽器や声など各パートの輪郭がはっきりしたイメージで、臨場感のある音に聞こえたことが印象的だった。
アウトランダーは昨年10月の大幅改良で、ヤマハと三菱自動車が共同で開発したオーディオシステム「Dynamic Sound Yamaha Ultimate」を新規採用。イベントでは「究極のリスニングルーム」を体感することができるという。
改良後のアウトランダーに採用された「Dynamic Sound Yamaha Ultimate」は、ヤマハのフラッグシップモデル「NS-5000」の設計思想を継承した計12個の専用スピーカーが組み合わせられる。広帯域ミッドレンジを配したフロント3way構成などにより、楽器やボーカルが目の前の高い位置に定位し、臨場感をさらに高める。(標準装備:P Executive Package、メーカーオプション: G、Pとして設定)
ハードウェアとソフトウェアの組み合わせで高音質を追求
一般的なクルマの車内は、様々な素材でできた不規則な形状であることに加え、スピーカーの設置場所に制約があることもあって、高音質の追求が難しいことで知られているが、「Dynamic Sound Yamaha Ultimate」では、計12個のスピーカーとデュアルアンプの搭載や、車速に応じて音量や音質を自動調整しロードノイズの影響を低減するサウンド補正機能を採用。
さらにクルマ側にも、エンジン発電時作動音の遮音性の向上や、ドアパネルの隙間処理&取付部剛性の向上によりノイズ発生の低減が図られるなど、カーシステム全体で高音質を追求している。
「Dynamic Sound Yamaha Ultimate」は、改良モデルの購入者のうち約6割が選択装着しているとのこと。
イベント当日の三菱自動車ブースでは、「ドライビング空間での最高の音楽体験」を、ヤマハのスピーカー開発責任者と三菱自動車の技術説明員が解説する。
M、G、Pグレードは、ヤマハ製の「Dynamic Sound Yamaha Premium(8スピーカー)」が標準装着される。アコースティック楽器が持つ音の魅力にこだわってきたヤマハのオーディオシステムは、新型のセールスポイントのひとつとなっている。
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
最新の関連記事(三菱)
街にも自然にも溶け込む“二刀流”キャンパー キャンピングカーは特別な存在。そう思い込んでいる人は多い。しかし、デリカD:5「Dキャンパー」はその常識を軽やかにひっくり返してくる。ベース車両となるデリカ[…]
三菱車としては初のスペシャルティクーペ 「ギャランGTO」が発売されたのは、“いざなぎ景気”と呼ばれる高度経済成長期のただ中だった1970年です。国民総生産が世界2位まで駆け上がり、大阪万博の活況に国[…]
eKクロスのボディカラーに、モノトーンのナチュラルアイボリーメタリックを採用 今回実施される一部改良では、衝突被害軽減ブレーキシステムの警告灯の制御および警告表示を変更追加するなどで、最新法規に適合さ[…]
1:ニッサン プリメーラ[P10] デビュー:1990年2月 “プリメーラ”といえばこのモデルを思い浮かべる人の多いのではないだろうか。かつて「技術の日産」と謳われた同社が、1990年代のうちに運動性[…]
3列シート7人乗りを実現したミッドサイズSUV インドネシアのミツビシ・モーターズ・クラマ・ユダ・インドネシアで生産される新型デスティネーターは、「The Confidence Booster for[…]
最新の関連記事(ニュース)
家具モジュールを装着することで、シエンタが「動く部屋」に大変身 シエンタ JUNO (ジュノ)は、「持ち運べる部屋」という新しい価値観を追求し開発されたコンプリートカー。後席&荷室に着脱可能な「家具モ[…]
ブラックルーフの数量限定車を、オンライン販売することも発表 新型プレリュードは、電動化時代における「操る喜び」を継承するスペシャリティスポーツモデル。ホンダ独自のハイブリッドシステム「e:HEV」をさ[…]
航続距離は270km以上、V2Hにも対応する本格EV N-ONE e:は、ホンダがカーボンニュートラル実現に向けた電動化推進の一環として投入する軽乗用EV。2024年10月に発売された軽商用EV「N-[…]
32号車GRヤリス ニュル24時間レースで鍛えたGRヤリスDATを国内の厳しい環境で検証 GRヤリスDATは、WRCやラリーイベントなどさまざまな道で鍛えられ、市販車にフィードバックするためスーパー耐[…]
人気記事ランキング(全体)
こだわりの内装、そして充実装備を搭載した快適空間 岡山に本社を置く、軽キャンパー専門のショップ、クレストビークル。同社は、クオリティの高い内装と、実際に使ってみて実感できる利便性の高い充実装備で、ユー[…]
なぜ「軽」で、なぜ「ワゴン」なのか。日常という名の大切な場所 「RS1プラス」を語る上で、まず理解すべきはその土台、つまりベース車両の選択にある。先行モデルの「RS1」が商用車ベースのエブリイバンを採[…]
ふたりの旅をとことん快適にするバンコンの完成形 バンコンは使い勝手と価格のバランスから人気の高いカテゴリーだが、「TR540S Join」はその中でも異彩を放っている。2人旅に特化することで、車内空間[…]
コンセプトとベース車両の選択 「コンパクト バカンチェス-N ひとり旅」の根幹をなす思想は、”ひとりのための最高の空間”を、日常使いも可能なコンパクトな車体で実現することにある。このコンセプトを具現化[…]
街にも自然にも溶け込む“二刀流”キャンパー キャンピングカーは特別な存在。そう思い込んでいる人は多い。しかし、デリカD:5「Dキャンパー」はその常識を軽やかにひっくり返してくる。ベース車両となるデリカ[…]
最新の投稿記事(全体)
置くだけ簡単のシリコン製スマホスタンド 現代人にとってスマートフォンはほぼ必需品である。乗車時においても、ナビゲーション機能やハンズフリーでの通話、音楽を流すなど、筆者にとってはなくてはならない存在だ[…]
大人の空間を詰め込んだ、上質な軽キャンパー 「ミニチュアクルーズ ATRAI」は、軽自動車とは思えないほどの上質さと機能性を併せ持つキャンピングカーだ。ベースはダイハツのアトレー。外観はコンパクトなが[…]
1ランク上を目指した610系は、影の薄いブルーバード サメという凶暴さを象徴する魚類の名前で呼ばれる車種というのは、4代目の「日産・ブルーバードU(610系)」です。 4代目の610系ブルーバードは、[…]
クルマ好きの遊び心をくすぐるイエロー 特別仕様車「“Original Edition”」は、「Morizo Garage」をテーマに、東京オートサロン2024で展示されたコンセプトモデルを再現したモデ[…]
コンセプトとベース車両の選択 「コンパクト バカンチェス-N ひとり旅」の根幹をなす思想は、”ひとりのための最高の空間”を、日常使いも可能なコンパクトな車体で実現することにある。このコンセプトを具現化[…]
- 1
- 2