
カー用品ブランドのMAXWINから、愛車の状態をスマホでチェックできる便利なアイテムが発売された。膨大な量の故障コードデータを搭載しAIが診断できる、OBD2-EDI01を紹介しよう。
●まとめ:月刊自家用車編集部
愛車にセットすれば、リアルタイムで車両の情報をスマホに表示
ドライブレコーダーやカーナビ、デジタルミラーなど、幅広いカー用品を取り扱うブランド、MAXWINから、AIを活用した車両診断装置がリリースされたので紹介しよう。この製品は、車に搭載されているOBD(On Board Diagnostics・車載式故障診断装置)を利用して、車両の状態をスマートフォンに表示してくれるアイテムとなっている。
OBD2-EDI01[MAXWIN]
使い方は至って簡単で、OBD2-EDI01を車両のOBDソケットに挿して、スマホに専用アプリをDLするだけ。OBDの場所は、車種によって異なるが、通常は運転席の足元付近やハンドル下などに設置されていることが多い。なお、専用アプリ「OBDII AI」はiPhone、Androidどちらにも対応。また、日本語表記可能だ。
ちなみに、OBDとはオンボード・ダイアグノスティクスの略で、車両の自己診断装置のことだ。この装置を利用して、車両の状態を把握できるのがOBD2-EDI01の特長となっている。表示できる情報は、速度やエンジンの回転数、クーラント液の温度、電圧などなど。また、OBD2-EDI01には30,000件以上の故障コードのデータが内蔵されており、取得した情報を元にAIが診断、検索・分析を行ってくれる。
診断により検出されたキーワードや故障コードを入力すると、その要因の分析や症状、点検の手順といった、トラブルを解決するための助言をAIが行ってくれる。
OBD2-EDI01の主な機能を紹介
では、MAXWINがリリースしたOBD2-EDI01は、どのような機能を持っているのかを、より具体的にチェックしていこう。
OBDII診断機能
車両の状態を、OBD2企画に基づいてチェックし、故障コードの有無を検出。警告灯状態のチェックや故障コードの消去などの操作も可能となっている。
クイックスキャン機能
トラブルコードやMIL状態、フリーズフレーム、監視されたテスト、酸素センサー、モード06といった項目をクイックスキャンする機能を実装。トラブル診断が可能。
車両の走行状況をデータ化(ルート分析機能)
車両の走行状況を数値化して、スマホで確認することができる。主な項目としては、航続距離や瞬間燃費、平均燃費、平均速度など。
30,000件以上の故障コードのデータベースを実装
OBD2-EDI01には、35,901件の故障コード情報が内蔵されており、そのデータベースを元に検索及び分析を行うことが可能だ。
メータパネル表示機能
スマートフォンなどのデバイスで、「速度(km/h)」「回転数(RPM)」「空気流量(g/sec)」「電圧(V)」「クーラント液温度(℃)」などの車両情報を、メーターパネルのように表示可能。また、ヘッドアップディスプレイとして使用することもできる。
製品仕様
使用しないときは電源OFFにできるスイッチを搭載。消費電力を抑え、バッテリー上がりなどの対策に。
- 接続方法:Bluetooth 4.0/5.4/BLE
- 材 質:ABS
- 入力電圧:DC 9-16V
- 定格電流:20mA-30mA
- 動作温度範囲:-20℃~60℃
- 保存温度範囲:-20℃~60℃
- 対応OS:Android4.3~/iPhone iOS12.0~
- 対応車種:OBD2機能搭載車に対応(日本車:2005年~、アメリカ車:1998年~、ヨーロッパ車:2002年~)
※掲載内容は公開日時点のものであり、将来にわたってその真正性を保証するものでないこと、公開後の時間経過等に伴って内容に不備が生じる可能性があることをご了承ください。※特別な表記がないかぎり、価格情報は税込です。
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