アストンマーティン、業界をリードするウルトラ・ラグジュアリー・ハイパフォーマンス電気自動車を開発

  • アストンマーティンジャパンリミテッド[PR TIMES]

※このページは、自動車関連企業等より配信されたパブリシティリリース記事をそのまま転載しております。掲載内容に関するお問い合わせ等につきましては、直接リリース配信元までお願いいたします。

アストンマーティンは、世界をリードする電気自動車のテクノロジー企業であるルシッド・グループ(Lucid Group)と新たな供給契約を締結しました。

・アストンマーティンによる将来のウルトラ・ラグジュアリー・ハイパフォーマンス・ハイパーカー、スポーツカー、GTカー、SUVモデルのポートフォリオは、完全に新開発されたモジュラーBEVプラットフォームをベースに構築
・ルシッド・グループと長期的な戦略的供給契約を締結、業界をリードするテクノロジーへのアクセスが可能になり、初期から将来のBEVモデル向けに厳選されたパワートレイン・コンポーネントをアストンマーティンに供給
・電動化戦略はアストンマーティンによる広範囲な「Racing. Green.」サステナビリティ戦略の柱、未来のテクノロジーに20億ポンドの投資を実施
・メルセデスベンツAGとの協力関係は維持し、内燃エンジン、ハイブリッドカー、電気自動車向けの、現在および将来の世代のパワートレインおよび電気/電子アーキテクチャーを含む、幅広い世界最高レベルのテクノロジーを引き続き提供

2023年6月26日、ゲイドン(英国):

アストンマーティンは、世界をリードする電気自動車のテクノロジー企業であるルシッド・グループ(Lucid Group)と新たな供給契約を締結し、世界でもっともスリリングでお客様から熱望されるパフォーマンスEVを作るという野望に向けて、新たな一歩を踏み出しました。これにより、アストンマーティンのハイパフォーマンス電動化戦略と、その長期的な成長が推進されることになります。

先進的な電動パワートレインとバッテリー・システムの設計・製造の世界的リーダーであるルシッドが、アストンマーティンに業界をリードする電気自動車テクノロジーを供給するという合意案が、ロンドン証券取引所で発表されました。ルシッドの現在そして将来のパワートレインおよびバッテリー・テクノロジーは、アストンマーティンのまったく新たなバッテリー式電気自動車(BEV)プラットフォームとして、中心的な役割を果たすことになります。

アストンマーティンの電動化プログラムは、英国のウルトラ・ラグジュアリー・ブランドによる広範囲な「Racing. Green.」サステナビリティ戦略の柱となるもので、今後5年間で先進テクノロジーに20億ポンド以上の投資が行われる予定です。この投資は、内燃エンジンからBEVテクロジーへと段階的に行われます。

アストンマーティン取締役会会長のローレンス・ストロールは、次のように述べています。

「ルシッドとの供給契約は、アストンマーティンの将来のEVを中心とした成長に大きな変化をもたらすものです。私たちの戦略と要求に基づいて、アストンマーティンはルシッドを選択しました。これにより、将来のBEV製品向けに業界最高のパフォーマンスと、もっとも革新的なテクノロジーを利用できるようになります。」

「私たちは、ルシッドが世界最高レベルのテクノロジーを開発するために行った多額の投資を活用できるようになるだけでなく、アストンマーティンのウルトラ・ラグジュアリー・ハイパフォーマンス戦略に従い、アストンマーティン最高技術責任者のロベルト・フェデリと彼のチームがすでに行っている開発作業を通じて、ドライブ体験をさらに強化し、差別化していきます。」

「メルセデスベンツと並び、アストンマーティンは現在、電動化戦略を実現するための開発と投資をサポートするワールドクラスのサプライヤー2社と協力できる体制を整えました。さらに、最近発表された吉利汽車との長期的なパートナーシップにより、アストンマーティンは同社の幅広いテクノロジーやコンポーネントに加え、中国の主要な戦略市場に関する深い専門知識にアクセスする機会も得られます。」

「これにより、本日の発表は、私たちの野望の実現に向けた重要な一歩となるでしょう。」

アストンマーティンは、インテリジェントで適合性の高い車両プラットフォームの開発において、卓越した実績を誇っています。アストンマーティンが開発したこのまったく新しいプラットフォームは、ハイパーカーからスポーツカー、GT、SUVに至るまで、将来の電動モデル全体の基盤となります。その最初のモデルは、2025年の発売を目指しています。その前に、アストンマーティンは初のプラグインハイブリッド・ミッドシップエンジン・スーパーカー、Valhalla(ヴァルハラ)を2024年に発売し、2026年までにすべてのアストンマーティンの新しいモデルラインナップに電動パワートレインの選択肢を設定する予定です。長期的な目標は、2030年までに主要な製品ラインナップを完全に電動化することです。

また、本日発表されたように、メルセデスベンツAGは、アストンマーティンに対し、内燃エンジン、ハイブリッド、電気自動車向けに、現在および将来の世代のパワートレインおよび電気/電子アーキテクチャーを含む、幅広い世界最高レベルのテクノロジーを引き続きアストンマーティンに提供します。

アストンマーティン最高経営責任者(CEO)のロベルト・フェデリは、次のように述べています。

「ルシッドとの合意案は、アストンマーティンの電動化戦略の重要な柱となるもので、アストンマーティンに業界をリードするパワートレインおよびバッテリー・システム・テクノロジーがもたらされます。私たちが社内で開発しているテクノロジーと組み合わせることで、ハイパーカーからスポーツカー、SUVに至るまで、将来のすべてのアストンマーティン製品に適したオーダーメイドのBEVプラットフォームを作ることができるようになります。」

「さらに、私たちのパワートレイン開発能力を継続的に強化し、お客様がアストンマーティンに期待しているスリリングなパフォーマンスと強烈なドライビング体験を引き続き提供できるようにします。」

刺激的でエモーショナルな内燃エンジンで知られるアストンマーティン・ブランドにとって、ハイブリッドおよびフルバッテリー電気パワートレインへの移行は、大きなチャレンジとなります。近未来の電動化アストンマーティン・ファミリーには、ルシッドによる最先端のパワートレイン・テクノロジーと、メルセデスベンツによる高度な電子アーキテクチャーを中心に、クラスをリードするパフォーマンスと非常に洗練された車両ダイナミクスの最適な組み合わせによる、持続可能な次世代テクノロジーが採用されます。

その最大の特徴は、優れたバッテリー・システム効率です。これは、パッケージングと質量の点で大きな利点をもたらします。具体的には、エネルギーの放出および回生速度と効率を制御するインバーター・テクノロジー、無段階に調整可能な4輪トルクベクタリングを可能にするツインモーター・テクノロジーなどが挙げられます。

各ホイールへの出力配分を正確に制御することで、アストンマーティンによるワールドクラスのダイナミクス・エンジニアにおける新たな扉が開き、従来の走行体験を維持するだけでなく、新たなレベルのスリリングで楽しいドライビング体験を実現します。各ホイールにかかるトルクを正確に測定することで、同じプラットフォームとパワートレイン・ハードウェアを使用しながら、BEVモデルごとに独自の動的仕様を策定し、クラスをリードするドライビング・ダイナミクスを提供するために、それぞれのモデルに最適なソフトウェアを統合する無限の可能性が生まれます。

この作業の一翼を担っているのが、アストンマーティン・パフォーマンス・テクノロジーズ(AMPT)です。アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ1®チームのコンサルティング部門であるAMPTは、フォーミュラ1®で採用されているノウハウと方法論をアストンマーティンのロードカープログラムに適用し、迅速な問題解決スキルとテクノロジー移転により車両開発のペースを加速し、効率性とパフォーマンスを向上させます。

極めて洗練された空気力学は、BEVモデルの効率を向上させ、航続距離を延ばす上で、ますます重要な役割を果たします。同様に、アストンマーティンのBEV開発のあらゆる分野における最優先の目標は、インテリジェントなパワートレイン管理により、1回の充電で最大限の走行距離を実現し、長期間にわたる安定したパフォーマンスを提供することです。

電気自動車では、内燃エンジンに燃焼用のエアを供給する必要がないため、さらに空気抵抗の少ないボディワークを採用することが可能になります。電動式の冷却用ベント、ホイールアーチおよびアンダーボディ周囲のエアフロー管理によって、バッテリー電動パワートレインの強大なパワーとトルクを受け止めるために必要なワイドタイヤによる空力への影響を軽減します。

アストンマーティンは、BEVモデルラインナップの開発を補完するため、他のパートナー企業と緊密に連携して、パフォーマンスと効率の基準を引き上げています。たとえば、長年の技術パートナーであるブレンボは、ブレーキを電子的に制御する、新しいブレーキ・バイ・ワイヤー・テクノロジーを開発中です。これにより、車両の航続距離が伸び、ブレーキ・レスポンスが改善され、パッドの摩耗とブレーキダストの発生が抑制されます。アストンマーティンとピレリはまた、ピレリ・サイバー・タイヤ機能を搭載した最新世代のP Zero Rタイヤを公開する準備を整えています。これは、広範囲なデータを収集し、個々のタイヤにかかる負荷を計測可能なゲージにより、実際の走行における航続距離をより正確に計算できるセンサーシステムです。

ルシッドとの供給契約は、世界をリードする持続可能なウルトラ・ラグジュアリー・ハイパフォーマンス・ブランドを創造するというアストンマーティンの断固たる取り組みを、さらに強調するものです。アストンマーティンは、世界最高レベルの内燃エンジン、プラグイン・ハイブリッド、電気自動車の開発に取り組んでおり、モータースポーツの最高峰クラスであるフォーミュラ1®に参戦では、史上もっともエネルギー効率の高い内燃エンジンとともに、優勝を目指しています。アストンマーティンの「Racing. Green.」サステナビリティ戦略は、将来の世代の素晴らしい車の開発に焦点を当てたブランドの取り組みを象徴するものです。

アストンマーティン・ラゴンダについて:

アストンマーティンは、世界でもっとも熱望されるウルトラ・ラグジュアリー・ブリティッシュ・ブランドとなることを目指し、人々を魅了してやまないハイパフォーマンス・カーを作っています。

ライオネル・マーティンとロバート・バンフォードによって1913年に設立されたアストンマーティンは、スタイル、ラグジュアリー、パフォーマンス、エクスクルーシブネスを象徴するグローバル・ブランドとして知られています。アストンマーティンは、最先端のテクノロジー、卓越したクラフトマンシップ、美しいスタイルを融合させ、ヴァンテージ、DB11、DBS、DBXに加え、同社初のハイパーカーであるヴァルキリーなど、高い評価を得ている一連のラグジュアリー・モデルを生み出しています。

英国のゲイドンを拠点とするアストンマーティン・ラゴンダは、ラグジュアリー・カーを設計、製造、輸出し、世界55か国で販売しています。スポーツカー・ラインナップはゲイドンで製造されており、ラグジュアリーSUVのDBXは、ウェールズのセント・アサンで製造されています。

ラゴンダは1899年に、アストンマーティンは1913年に設立されました。この2つのブランドは、1947年に故デイヴィッド・ブラウン卿によって買収されて1つの会社となり、現在は、「Aston Martin Lagonda Global Holdings plc」としてロンドン証券取引所に上場しています。

2020年には、ローレンス・ストロールが同社のエグゼクティブ・チェアマンに就任し、未来の重要な分野に対して新たな投資を行うと同時に、アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラ1™チームとともにモータースポーツの頂点へと復帰し、英国を象徴するブランドとして新たな時代へと乗り出しています。